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2022年10月の記事一覧
■【より道‐112】戦乱の世に至るまでの日本史_時代を超えた因果応報「永正の錯乱」
中世・戦国期の時代がややこしいのは、有力大名のお家騒動に加えて、家格が「下の者」が「上の者」打ち負かす。つまり、下剋上がおきたことになりますが、これまた、あっちこっちで、いろんな問題が起きているのでなかなか頭の整理がつきません。
足利将軍家でも「応仁の乱」や「明応の政変」「船岡山合戦」とよばれるお家騒動がおきていますし、有力武家の六角氏、畠山氏、斯波氏、京極氏などのお家騒動が複雑に絡みあったりも
【336日目】:強制収容所体験記
ご隠居からのメール:【強制収容所体験記】
V.E.フランクル『夜と霧』の原題は、一心理学者による『強制収容所体験記』というほどの意味らしい。私が書いた『パンデミック入院体験記』と似たようなものだ。
しかし、似たような体験記でも、収容所の体験と病院の体験とではまったく違うようだ。入院すると、トイレへ通うたびに看護師がついてくるし、オムツを替えるときなどはまったく情けない姿勢を強いられる。そんなと
【335日目】:コペルニクス的転回
ご隠居からのメール:【コペルニクス的転回】
コペルニクス的転回とは、旧来の天動説に対するコペルニクスの地動説のような180度の発想の大転換をいう。ニワトリが先か、タマゴが先か、という問いに対してニワトリが先だと主張していたのに、突然、タマゴが先だと言い出すようなものである。
心が先か、体が先か。従弟のトオルさんは、心が先だと言っていた。Mind creates everything.(すべての
■【より道‐111】戦乱の世に至るまでの日本史_時代を超えた因果応報_細川政元という男
色んな思惑はあったと思いますが、室町将軍・足利氏のお家騒動、「応仁の乱」が終結すると、幕府の権威が大きく衰退していったそうです。
権威といわれても、ピンときませんが、11年ものあいだ戦が続いていたので、足利一門の兵力が衰退したことは間違いないでしょうし、「応仁の乱」で駆り出された足軽農民たちが、武器を持ち一揆を起こしたり、神仏社や公家の領地を横領しだしたりーー。
最前線の国人が農民たちをまとめ
【333日目】:クスリのリスク
ご隠居からのメール:【クスリのリスク】
「クスリのリスク」ーークスリは日本語、リスク(risk)は英語だが、組み合わせて使用すると、うまい具合に回文(palindrome)になって、意味もなんとか通じる。たしかに、クスリには毒のリスクがあるのだ。
医師の説明によれば、たとえば、今回、間質性肺炎の治療薬として私の身体に投与されたプレドニンというクスリはステロイドであり、投与を急にやめると、副腎で
【331日目】:もしかしてフレイルかも・・・?
ご隠居からのメール:【もしかしてフレイルかも・・・?】
新聞のちらしとともに配達されてきたパンフレットの文章が目にとまった。「もしかしてフレイルかも・・・?」というタイトルである。
フレイル(虚弱)かどうかの見分け方には5項目のチェックポイントがある。これらのうち、3つあてはまればフレイルの状態だ。
・体重の減少
・歩行速度の低下
・握力の低下
・疲れやすい
・身体活動性の低下
これらのチ
■【より道‐110】戦乱の世に至るまでの日本史_時代を超えた因果応報_ 六角高頼という男
ふと、思うのですが「応仁の乱」にかかわった、八代将軍・足利義政から、十五代将軍・足利義昭までの間を生き抜いた室町将軍たちのことをじぶんは、よくしりません。
織田信長が活躍した戦国期は、なんども脳裏に刷り込まれているので、なんとなく経緯を理解していますが、どうも歴史のカゲに隠れてしまっている時期が、我が家のファミリーヒストリーにはとても重要のようです。
「応仁の乱」後には、戦国期の突入を決定づけ
【330日目】:老いない力
ご隠居からのメール:【老いない力】
病気は老化現象かというと、必ずしもそうではない。老化が進行しても病気にならない人もいる。
そういえば、『老いない力』という本を読んだことがある。作者はデビッド・A・シンクレアとマシュー・D・ラプラント、訳者は梶山あゆみ、原作のタイトルは、『LIFESPAN Why we age--and Why We Don't Have to,』
LIFESPANとは人