🎬ペンギンが教えてくれたこと 242本目 23.04.23【友朱瑠の映画note】

今朝の映画は
【 #ペンギンが教えてくれたこと 】
でした。
Netflix 鑑賞
※見出し画像引用 https://www.netflix.com/

2021.01.27 公開　　９５分

出演 #ナオミ・ワッツ さん
　　 #アンドリュー・リンカーン さん 他
原作 #キャメロン・ブルーム ＆
　　 #ブラッドリー・トレヴァー・グリーヴ
『ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話』
監督 #グレンディン・イヴィン さん
脚本 #ショーン・グラント さん

Filmarks (…だけ 0.1刻み) では 23.04.23 時点では 3.8
私的にこれは 3.9 素敵な実話でした☆
※Yahoo!映画 4.1　映画 .com 4.1　WATCHA PEDIA 3.5
（※私的採点1最悪 2つまらん 3普通 4かなり良 5最高☆）

実話に基づく映画、ですね。


で、ペンギンが出てくる話…or
とにかく、
何かしらでペンギンが…って思ってましたが、

ペンギンじゃなくて、カササギとの
お話でした 笑
　※カササギフエガラス…だそうです。


名付けた名前が「ペンギン」でした。
見た目の白黒加減でｗ

そして原題が「Penguin Bloom」で、
ブルーム家に来たペンギン…で、
そのフルネームがタイトル、そんな感じですね。


……………………………………………………
内容は……

ある家族、夫婦と子ども３人…は、
家族旅行でタイに行き、

そこで母（妻）が落下事故にあってしまい、
下半身不随となってしまう。

明るい彼女の姿は消えて、
沈み込み、引きこもり、
悲観的な状態を抱えて生活をしていて。

夫と子どもたちは
接し方や、家族の状態に戸惑う日々を送っている。
そんな中で
子どもが見つけた、
飛べないカササギフエガラスの雛を
その姿の色合いから"ペンギン"と名付け、
室内で飼うこととなり、、、、

そんな感じです☆
……………………………………………………
で。

なんでこの家族の、
つまりは、ある家族の内輪の話が
こんな映画になるまでになったか……ですが、

この、下半身不随になった母（妻）が……

後に、あるすごい功績を残されていて……


その素晴らしい功績を残した女性が
書いた本だから、、、、じゃないかな？？って
思うところ……なのですが、


ところがこの映画、
そこのシーン、功績を残した話に、触れないのです。

映画が終了していく中で、
後日談…的に、本人たちの映像を出すだけ、、、



なので、
ファミリー映画…とでも言いましょうか、
あ、
オーストラリア映画、です。

で、、、

下半身不随になった母…と子どもたちとの交流、関係
そして
下半身不随になった妻…と夫との交流、関係
ここのデリテートな部分の描写と、

その事故から
すべてが変わってしまった家族の生活が
そこに突然舞い込んできた "ペンギン" が
居ることで変化していく姿の描写。

ここにスポットを集約させています。



なので………室内での映像が……
かなりの割合を占めていますね。

しかも、その家…本物のブルーム家の家だそうです☆

撮影の時は、
ほぼいつもそこに本物夫婦は居たそうで、
（まぁ…自分の家ですもんねｗ）

だから、より事実度ｗ…が高いみたいです。



あと………
映像の中のカササギフエガラス………
あれＣＧの時があるらしいのですが、、、


どれがＣＧで、どれが本物を使っているか……が
全然わからないですね。
棚から物を落とす時……
あれ、どっちだろうなぁ……？？
あそこ、めっちゃ思ったんですよ、
（今のあれ……本物にやらせられるの！？）


その映像の中の一部が、
アニマトロニクスって言うロボットを使っていて、
プラスＣＧらしいのですが、
映画の中の９０％以上は、
本物のカササギフエガラスを使っているそうです。
撮影用？に調教されたカササギフエガラスですね。

小さな雛の段階から、だんだん物語が進むと共に
大きく成長していきますが、
変わるサイズに合わせて、
７羽から１０羽ぐらいのカササギフエガラスを
使って撮ったそうです。


このカササギフエガラスが……
どう物語に映っていて、どう絡んでいったか…は
注目ポイントです。




あと、私その母（妻）役のナオミ・ワッツさん…を
あんまり良く知らないのですが、、、
その悲観的な演技、表情、、、
素晴らしかったですね☆


そして何と言っても良かったのが、
夫役のアンドリュー・リンカーンさんです☆
はい、リックですｗウォーキング・デッドの☆


彼は名作と呼ばれる「ラブ・アクチュアリー」
…にも出てますが、
メインの１０人の中には居ないんですよね。

もちろん覚えてるぐらいの出演なのですが、
やっぱり……リック☆
観てない方はすみません。

ウォーキング・デッドは半分は
リックの物語…と言っても過言じゃないぐらい…
…の存在でずっと居るんですよね、
後半は違うのですが、、、、



…あ、話がズレてるｗ

この作品のアンドリュー・リンカーンさん。
いやもう………
なんなん？この旦那さん。。。
めっちゃ……優しくて……献身的で……

育ちざかりの男の子が３人も…
そこに下半身不随で車椅子になってしまった妻。
妻は物凄く悲観的になって、ネガティブで、鬱で…。
彼にも当たってしまう。
そんな状態をまとめて対応していた、、、、

本当に良い父＆夫☆
ここに泣けてしまうぐらい☆

つまりは、
実際のMr.ブルームさんが…素敵なのでしょうね☆

これも注目ポイント、見どころです！！


あとは……セリフが良いですね。
セリフの…伏線回収が…いくつかありますね。

あんなふうに言ってた……（けど）
それを塗り替えるセリフが出てくる……そんな感じ。

なので、
セリフには注目しながら観ると
楽しめると思います☆


あ、今……日本では、
「エレベーターと車椅子」について、
ある方のTwitterのツイートがすごく広がって…
トレンドに上がったりしてますよね。

だから……それもまたタイムリーでしたね。
車椅子の大変さ…を感じられました。
知らずに観たので余計に思いました。
…呼ばれた…のかしら☆


はい、そんな感じです。
各サイトの評価点も、どれも高いですね。
すごく良い映画だったと思います、ぜひ！！

---

では、鑑賞済みの方向けの…
ネタバレ含みのレビューを、、、
↓

子どもたちがピンチの時、自分を呼ばなかった…

これは、、、何かって言うと、
きっと「ママー！」だった…男の子たち３人…

ですよね、父親よりも母親よりに…
…うん、やっぱり母親。

だからこそ、そんな日々だったからこそ、
パッと生まれたハプニングの瞬間に
誰も自分を呼ばなかった。。。
これは切ないシーンでした。


これもまた、
本物のサム・ブルームさんにとって、
忘れがたい辛かったエピソードなのでしょうね。。泣

「翼があるのに飛べないなんて　おかしいよね」
Must be weird to have wings and not be able to fly.

子どものセリフでしたが、
これは……母にも通ずるセリフでしたね☆

写真を……割ってしまった……その後のシーンで…

「大事な思い出ばかりだ…
　まぁ気持ちは分かるが…
　君の望みは…自分を消すこと、昔の自分を。
　でも、君は君だ。」

『違う　変わった』
You are. I'm not.  You are. I'm not!!  You are!!!
「いいや、君のままだ」

「違うわ　写っているのは別人よ。
　私は役立たず　この体じゃダメなのよ」


君は君だ！…って伝える時、
You are!! って言うんだなぁ…
その前に But you're still you, Sam.（君は君）
これの後の流れだから…な感じだけれど。

つい大声になってましたねぇ。被せで言い合ってた。


ここのシーン、、、辛かったですね。。。泣

カヌーに初挑戦時。

（あれぇ？？最初って……
まず転覆後のリカバリーから…じゃなかった？？）

…って観てましたけど、


あの…インストラクターのガイさん。
あれは……いろいろと配慮して、踏まえた上…での、
順番だったのかしら。

「それでは　一番大事な練習に入るわ
　ひっくり返る」
「強制的にやろうか？　いいえ本当にやるわ」


ここ、計４回　Can't 言ってましたねぇ。
そう言えば、
ナオミ・ワッツさんも、
アンドリュー・リンカーンさんも
イギリスの方、なんですよね。


だからブリティッシュ英語で…
「カーンットゥ」……湖面に強く響いてましたね。。
そして……転覆☆

夫婦二人での……火を囲んで座ってたシーン。。。

死で別れること無く、
今、毎日君に会える。

僕は世界一幸せな男だ……と。


…ですよね。。。
生きていれば、生きてさえいてくれれば、
会うことが出来る。

（それでも……会えるから良いじゃん？）って、
そう思う人は、たくさん居るのだから、、、

でも、
あんな風に素直に言えるの………
やっぱイケメンだわ、ブルーム氏☆

インストラクター ガイさんが……

あのブルーム氏と義理母との…
口論的な時に、、、、

席を外…せないｗ…やっぱり席を…外…しちゃダメｗ

あそこ、面白かったですね。

深刻な会話、真剣な会話だったけれど…
シリアスになり過ぎない演出、でしたね☆

はい。最後です。

I'm your mum.
The same mum.
あなたのママ　同じママよ


これですねぇ、、、

「違うわ。写っているのは別人よ」
I'm not. That is someone else.

…からの、
The same mum.

この伏線回収の感じ、、、


きれいに、そして美しく強く、
復活し歩み出した母の姿…を、

このセリフのシーンと流れ、構成で
描写いただいて……


泣く私、、、、ｗｗｗ



はい、そんな感じでした～☆

良い話だったなぁ～♬

おしまい☆