UYA

うつ病を抱えながら、高校教師しています。

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最近の記事

日記27

モーニングルーティンみたいな動画がYouTubeのおすすめに出てきたので見た。朝の1時間の過ごし方で人生が変わるとか言ってた。僕はこういう自己啓発系の本や動画が大嫌いなんだけど、無性に見たくなる時がある。自分でも意味不明なメカニズムで、自分の脳の中で何が起こっているのか意味不明だ。意味不明で怖い。 そんで、その動画の中で、意識高い系の香りがプンプンする動画主が、「ジェフベゾスやラリーペイジも朝の5時半には起床し、モーニングルーティンを実践している」と、得意げに語っている。「

    • 日記26

      生徒指導の会議で、ピアスについての話になった。本校では、ピアスは禁止で、ピアスをしている生徒を見つけたら「外させて」「預かって」「数ヵ月後に返却」ということをやっている。 僕は意味がわからないと思った。心底。 だから会議で思い切って聞いてみた。 「ピアスって何でダメなんですか?」 その場の氷付きを表現するのに適切な言葉がない。でも確実に一瞬時間は止まった。シュタインズ・ゲート的に言えば世界線の移行が発生したような、ほんの1フレームのラグ。そのあと、僕に痛いほどの多数の視

      • 日記25

        ありえたかもしれないたくさんの世界線について思いを馳せていた。 最近、まっすぐ家に帰らない。それはどこかに立ち寄るって意味ではなくて、ちょっと遠回りして帰るって程度のものだ。できるだけ細い道をジグザグに走る。所要時間はプラス10分くらい。これが中々楽しい。 いつもと違う道を走っていると、いつもと違うことを考える。今日は世界線について考えていた。あのときあの選択をしていたら…そんな無数に存在していた選択肢、世界線について。 平成24年くらいに僕は中国の四川大学で日本語教師

        • 日記24

          さみしい!なんだかとてもさみしい! さみしくなった!色々が重なった。さみしすぎる。スロットを卒業して、1ヶ月半くらいになるけども。なんだか猛烈にさみしい!スロットに行きたいとか、そういうことではない。むしろその逆だ。行きたくならないのが、強烈にさみしい! さみしい。こんな時に限って仕事は忙しいし、中々会って遊んでもらう予定も立てられない。連絡が取れる人を確認してたら3人しかいなくなっていた。3人!嗚呼、さみしい。昔のように僕も旺盛では無いし、今更マッチングアプリをシコシコ

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          日記23

          また会いたいなあって思ってる人がいる。距離的には現在でもおそらく、近くにいると思うのだけど、連絡手段が全くない。ラインもTwitterもブロックされてる。それに向こうは、もう二度と僕の顔なんて見たくないと思っていることだろう。 こんなに未練がましく、一回り以上も年下の相手に会いたいと思うなんて今まで無かったから、もう脳のどこかの部位がバグらされてるんだ、きっと。ごく稀に脳をバグらせてくる人がいて、人間って本当に怖い。 スロットもやめて、僕自身が何だったのか考える時間が多く

          日記22

          諏訪湖の周辺の、赤十字病院あたりが「カラスの集合場所」となっているようで、退勤時にはいつも、待ち合わせしている大量のカラスを見ることができる。同じ巣で生活している家族で集まって、山の方へ帰っていく。 それが、最近はカラスをとんと見なくなった。 当たり前のことだったのかもしれないけれど、カラスは「時間」をもとに動いてはいないことに気がついた。日暮れの時間が遅くなれば、集合時間も変わる。 僕は1日のうちの全てのタイミングで、時間を意識して生活している。労働時間も、寝る時間も

          日記21

          たまに全てから逃げ出したくなるから、逃げ出すことにしている。具体的に言えば、特に予定も決めず、1泊2日の小旅行に出る。この文章は茨城県の古河で書いている。 コロナに狂ってた人が大挙していたころ、某中学校で、生徒を体育館に集めて、プロジェクターで修学旅行で行くはずだった場所を、グーグルマップを用いて視聴する、という罰ゲーム以外の何物でもない狂い切った行事が行われていたらしい。体育館に集められた罪なき中学生たちは、妙に感覚の開いた椅子に、マスクを着用した上、お行儀よく座らされて

          日記21

          日記20

          会いたくない人がいるだけで、あんなにも足繁く通っていたパチンコ屋が、瞬く間に「近づきたくない場所」へと変貌してしまった事実に、めちゃくちゃ驚いている。 だから、当然の帰結として、学校や職場に会いたくない人がいたら…そこは地獄の釜のように、苦しい場所になるのだろうと推測される。ただでさえ気の進まない場所なのに…考えるだけでゾッとする。 家庭不和なんてものがあったとして、これも恐ろしい。落ち着ける場所であるはずの自宅に、会いたくない家族がいる。しかも家族は一過性の関係ではあり

          日記20

          日記19

          S先生と一緒に麻雀をしていたときに、彼は急にこう切り出した。 「なんか胃に影があるみたいで、ガンかもしれない。来週精密検査をするんだ。もうだめだ。」 S先生は落ち着かない様子だった。僕は、そのうろたえ方に驚いた。いつも快活で、他人の不幸を大笑いしているS先生の意外な一面を見た気がした。彼は、自分以外のことについては笑っていられるんだよ、と言っていた。 結局、その「胃の影」はなんでもなく、無論命に別状があるようなものではなかった。それでも「胃の影」がふだん分厚い毛布をかぶって

          日記19

          日記18

          最近はこうして日記を書くことで、自己療養を試みている。 自己療養を通して、自分のことをもっと知りたいと思っている。 佐藤究『テスカトリポカ』を読んでいて、つくづく人間って意味不明だなと思った。作中では、色んな友達に騙されて、思わぬところへ堕ちていく人間がたくさん登場する。彼ら彼女らは、その相手と「知り合わなければ」そんなところへ行かなかった。 友達 勤務、学校あるいは志などを共にしていて、同等の相手として交わっている人。友人。(「デジタル大辞泉」より引用) 学校現場にお

          日記18

          日記17

          ねぎを買いに行く。おれはな、ツルハのネギが好きなんだ。味?味では無い。ネギの味の違いなんぞわからぬ。量だ。100円でたくさん入っている。それだけだ。なんの変哲も無い、カットねぎ。色は緑。それでいい。ツルハにネギを買いに行くのにそんな高級感を求めるアホウがおるか。 ところが、冷蔵コーナーにネギがない。効果があるのかわからん乳酸菌だのビフィズス菌だのを喧伝している謎のヨーグルト系飲料はたくさんある。レトルトの焼きチャーシューも、中国産のメンマもある。3食入りの安っぽい醤油ラーメ

          日記16

          「君たちは15年来の友人を失ったことはあるか?」 そんなふうに授業で生徒に聞いてみた。「ない!」「だって15年前は2歳だもん!」まあ、たしかにそうか。僕は続けた。 「昨日、僕は、15年来の友人を失った。」 生徒の顔に戸惑いが浮かぶ。少し気の毒そうな目をしている。 「いや、失ったと言っても、死んだわけじゃない。それにここでいう友人は無機物だ。」 僕は生徒に、僕とパチンコ店との蜜月を語った。そしてもう足を踏み入れることはないだろうことも、併せて語った。語った途端に、バッと実感

          日記16

          日記15

          めちゃくちゃ意外なところから、依存症脱却への道が拓かれたかもしれない。ここでいう依存症とは、スロット依存のことだ。 僕はこれまで15年間、トボトボとパチンコ屋に通っていた。暇ができればすぐに入店。あんまり大きな勝負はしないけど、スロットのリールを止めるのが好きだった。何も考えず、リールと向き合う時間。一種のマインドフルネス的なものかもしれない。それだけでなく、アドレナリンも時には分泌される。脳にとってはこれ以上ないご褒美タイムだった。 状況が変わり始めたのは、ここ2週間く

          日記15

          日記14

          しばらく小康状態が続いていて「これ、もうクスリ必要ないのでは?」となり、勝手に飲むのをやめた結果、瞬く間に元の元サヤ。陰鬱で何も気分が乗らない状態に戻ってしまった。だから精神科へ駆け込んだ。お薬を頂戴。 このイフェクサーという薬も、僕の魂の一部になっていた。煙草を吸うことや、スロットすることや、本を読むことと同じ。この薬を飲んだ方が人生を楽しく感じるのであれば、飲まない理由はない。月々たかが3000円程度の出費だ。 どこまでが自分の魂で、どこからがそうではないのか、最近よ

          日記14

          日記13

          インフルエンザにかかった。しんどい。こんなにしんどかったっけ?くらいにしんどい。身体が常に、鈍く痛む。頭は回らないし、外出できないからつまらない。タミフルを飲むと、少しよくなった。 まあ、それはよくて。同僚の60歳くらいの先生が言っていた。 「うちの亭主が煙草吸ってたとき、よく言っていましたよ。煙草がおいしく感じたら、もう体調は元通りだって。」 これは本当で、ニコチン中毒ゆえ、煙草が吸いたくなるのだが、吸ってみてもおいしくない。おいしくないから気分は晴れない。でもしばらくす

          日記13

          日記12

          今、明日の朝までに作らなければならない資料を、作ろうとパソコンを開いたところだ。それなのに何の因果かnoteにたどり着いてしまった。不覚。 県大会が終わった。終わった直後は、なんというか、まだ自覚がなかった。次の日も同じ。そして今日、「終わったこと」に対する自覚が波のように襲ってきた。燃え尽きている。仕事をする気がおきない。ダラダラだらだら生徒とふざけていたら、1日が終わってしまった。まさに給料泥棒である。 ある男子生徒と「き○たま!」と大声で連呼する遊びをした。最近で一

          日記12