日記17
ねぎを買いに行く。おれはな、ツルハのネギが好きなんだ。味?味では無い。ネギの味の違いなんぞわからぬ。量だ。100円でたくさん入っている。それだけだ。なんの変哲も無い、カットねぎ。色は緑。それでいい。ツルハにネギを買いに行くのにそんな高級感を求めるアホウがおるか。
ところが、冷蔵コーナーにネギがない。効果があるのかわからん乳酸菌だのビフィズス菌だのを喧伝している謎のヨーグルト系飲料はたくさんある。レトルトの焼きチャーシューも、中国産のメンマもある。3食入りの安っぽい醤油ラーメンもある。だが、ネギがない。
ネギがないのは良い。そういうことはある。でもなぜネギ「だけ」がきれいに無いのだ?!ネギの無いツルハに用事はない。おれは足早に出口へと向かった。その道中、原色のキツイ色のパッケージがワゴンの中でひしめき合っているのを見た。わけのわからんハングル語の菓子を売る暇があったら、ネギを売れ。
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