日記13

インフルエンザにかかった。しんどい。こんなにしんどかったっけ？くらいにしんどい。身体が常に、鈍く痛む。頭は回らないし、外出できないからつまらない。タミフルを飲むと、少しよくなった。

まあ、それはよくて。同僚の60歳くらいの先生が言っていた。
「うちの亭主が煙草吸ってたとき、よく言っていましたよ。煙草がおいしく感じたら、もう体調は元通りだって。」
これは本当で、ニコチン中毒ゆえ、煙草が吸いたくなるのだが、吸ってみてもおいしくない。おいしくないから気分は晴れない。でもしばらくするとまた吸いたくなる。おいしくない。という無限ループにハマってしまう。

夏の山道。電灯に何度もアタックしている虫を思わせる。徒労だ。そんなこんなで気分まで参ってしまう。

インフルエンザにかかったのは実に12年ぶりくらいで、そのときは熱が下がるとすぐに動けたことを覚えている。でも今回はだめだった。熱が下がって、久しぶりに勤務したら、頭は回らない。体力も続かない。家に帰ったら泥のように眠る日々。少しずつ身体が死に向かっているのを感じる。

何とか明るい方向に持って行こうとしたけれど、結局暗い文章しか書けなかったよ…