東大純愛同好会

東京大学のサークルです。「純愛」というテーマを切り口にして、アニメや美少女ゲームから小…

東大純愛同好会

東京大学のサークルです。「純愛」というテーマを切り口にして、アニメや美少女ゲームから小説、映画、音楽などカルチャー全般を考えます。

最近の記事

寄稿のあとがき【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行ってきました。 本記事は、その12本目であり、最終回になります。 執筆者は、あああ(同人誌の担当箇所:編集長、座談会、寄稿)です。 好きなものについて語るのは難しい。お気に入りの曲やアニメやマンガについて書くことは、自分のブログで何度か試みたが、満足ゆくものは今のところ書けていない。何とか言葉を並べてみることはできても、好きなものに対して、あまりにもしょうもないも

    • 「『ぼっち・ざ・ろっく!』を見たTwitterのオタク」を見たオタクの感想【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

      東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その11本目になります。 執筆者は、ニドホグ(同人誌の担当箇所:表紙イラスト、座談会、編集、寄稿)です。  先日、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の放送が終わった。『リコリス・リコイル』に続く大人気作品だ。だが、どんな作品にも不満というものは上がるもので、特に友達がいない(いなかった)オタクというナイーブな人間を刺激する「ぼっち」という単語を

      • トロイメント【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

        東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その10本目になります。 執筆者は、myuma(同人誌の担当箇所:座談会、寄稿、デザイン)です。 いつもぐったりと、できるだけ何もせずに過ごしている。怠惰というのは、(時間が)常に追いかけてくるので、できるだけ遠ざかろうとする意志でもある(と主張する)。 時間が加速することを避けたく、ものごとに集中したり、没頭することに恐怖心を持っている。

        • 「性欲」と「純愛」についての覚書──木之本桜で抜くことができるか?【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その9本目になります。 執筆者は、みかんばこ(同人誌の担当箇所:寄稿)です。  「性欲」と「純愛」の境目は何だろう?というのも、一般的な印象として性欲は純愛に対置されるものと認識されているが、ある対象に性的魅力を抱くことはまったくの非純愛とも捉えづらい面がある──と思ってしまうのは甘えだろうか。  「好きなキャラでは抜けない」という言説が

        寄稿のあとがき【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

        • 「『ぼっち・ざ・ろっく!』を見たTwitterのオタク」を見たオタクの感想【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

        • トロイメント【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

        • 「性欲」と「純愛」についての覚書──木之本桜で抜くことができるか?【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          Frontwards的な生活【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その8本目になります。 執筆者は、中川ふとん(同人誌の担当箇所:副編集長、寄稿、座談会、デザイン)です。 何度かアイデアを出して文章を書いてみるが、納得のいくものにならない。 自分の弱さを自分自身で必死に慰めようとするような、そんな惨めなマスターベーションのような長文に嫌気がさす。 くだらないことをいちいち遠回りしてぐだぐだと書き連ねても

          Frontwards的な生活【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          索引デザインの裏話【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その7本目になります。 執筆者は、仲崎早凪(同人誌の担当箇所:制作協力、座談会の企画)です。 弊サークル・東大純愛同好会は、来たるコミックマーケット101で新刊『pluː vol.01』を頒布します。 今回は、ブログリレー企画の一環で、私(仲崎早凪)がデザイン担当としての裏話を書きたいと思います。 私は今まで小説や漫画などはデザインした

          索引デザインの裏話【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          暗黒系の純愛と出くわしたい【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その6本目になります。 執筆者は、星なき夜(サークルメンバー)です。 『すずめの戸締り』の最後、虫の息で倒れていたダイジンは「スズメの子にはなれなかった。」と呟いた。その言葉は、新海誠監督の一種の「変節」ではないかと、私そうは思う。『ほしのこえ』から『天気の子』まで染み渡ってきた寂しさや侘しさなど負の感情が石像となり、完全に固まってしまった

          暗黒系の純愛と出くわしたい【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          ad hoc mode(インタビュー)【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その5本目になります。 執筆者は、Keigo Miura(同人誌の担当箇所:寄稿)です。 まずは、アルバム発売おめでとうございます。簡単に、今回の作品について紹介していただけますか? 「ありがとう。今回出したのは、8曲入り17分のアルバムだ。ジャンルはヴェイパーウェイヴってことにしてくれ。」 タイトルの「ad hoc mode」の由来は

          ad hoc mode(インタビュー)【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          純愛同好会の衝撃!【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その4本目になります。 執筆者は、恒点観測員ぴよ(同人誌の担当箇所:座談会、編集)です。 弊サークルから同人誌が頒布されることとなった。 私も、一応この同人誌には編集という形で参加している。実を言うと、今思えば反省点が結構思い浮かんでしまってやらかしたなぁ、と。ただ、この経験はどっかのタイミングで活かせればいいなと思ったり。 さて、同人

          純愛同好会の衝撃!【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          誰でもなりうるクライシスと入れないクラブについて【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その3本目になります。 執筆者は、青柳ぐりむ(同人誌の担当箇所:座談会、匿名コラム)です。 昔から27という数字が好きだ。 バイトの出勤時はできる限り27分にタイムカードを切っていたし、年齢についても27歳は特別な一年になるような気がしていた。 26歳の誕生日前後から急激にメンタルが落ち込んだ。去年のことだ。 社会人になってからめまぐるし

          誰でもなりうるクライシスと入れないクラブについて【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          怪文書【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その2本目になります。 執筆者は、惚倉ゆゆん(同人誌の担当箇所:座談会、寄稿)です。  今更ながら、同人誌を出すべきなのだろうかと考えなおす。どういうことか? ―― いささか話を迂回せねばらない。  あくまで僕個人としては、万人に共感される文章には(さほど)価値がないと思っている。同好会全体の方向性としてはわからないが、僕個人の文章について

          怪文書【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          【対談】 負けヒロイン研究会×純愛同好会

          まえがきコミックマーケット101で本サークルは、初の同人誌『pluː vol.01』(読み: プルー)を頒布いたします。それに合わせて、同じくC101にて同人誌『Blue Lose』の第二号を頒布する「早稲田大学負けヒロイン研究会」との対談を10月に行いました。 対談は「負けヒロイン研究会」主宰 舞風つむじさん(@maikaze_tumuzi)と「東大純愛同好会」会長あああ(@iamsomepen)、副会長ふとん(@always_in_often)がお互いに10個づつ質問を投

          【対談】 負けヒロイン研究会×純愛同好会

          有意義な〈座談会〉を企画するために必要なこと【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          東大純愛同好会は、同人誌『pluː vol.01』の刊行を記念して、サークルメンバーによるブログリレーの企画を行っています。 本記事は、その1本目になります。 執筆者は、仲崎早凪(同人誌の担当箇所:制作協力、座談会の企画)です。 今回は、前掲の同人誌に収録されている 《純愛》について語り合う「純愛バトル」 美少女ゲーム『沙耶の唄』の座談会 美少女ゲーム『車輪の国、向日葵の少女』の座談会 を実例として取り上げつつ、座談会という形式の企画を有意義な形で実現するためにどう

          有意義な〈座談会〉を企画するために必要なこと【『pluː vol.01』刊行記念リレー企画】

          『pluː vol.01』刊行のお知らせと内容紹介

          我々「東大純愛同好会」が、初めての同人誌『pluː vol.01』を刊行することになりました! 改めて説明すると、私たちは、《純愛》というテーマを切り口にしてアニメ・ゲーム・小説などカルチャー全般を考えるサークルです。 C101での同人誌の頒布を目指して、2022年4月より活動を行ってきました。 『pluː vol.01』は、座談会・論説・随筆・小説などが収録された、マルチジャンルな合同誌となっています。 《純愛》について思うところがある方、サブカル批評に関心のある方は、

          『pluː vol.01』刊行のお知らせと内容紹介

          異種族愛の欺瞞、クリスマスに独り『純愛』を考える。

          みなさんメリークリスマス! 今日はクリスマスですね! そんな特別な日に合わせて、サークルメンバーのニドホグさんが文章を寄せてくれました。 はじめに  クリスマス、リアルもネットも同様に浮足立つこの日は、しかしこの文章を読んでいる多くの人にとって忌まわしい日であることだろう。街行くカップルも、ピカピカ輝くイルミネーションも、日陰者には随分眩しい。しかし、そんな我々にもプライドがあるからこそ、クリスマスを独りで過ごしているのではないのだろうか? 空から降って来たような優しく純

          異種族愛の欺瞞、クリスマスに独り『純愛』を考える。

          企画「純愛バトル」の活動報告

          はじめに東大純愛同好会です。 5月1日に「純愛バトル」という企画を行いました。この企画の目標は、サークルのメンバーがそれぞれ持つ「純愛」についての考えを共有することでした。 あらかじめ各自準備してきてもらったスライドを基にして、それぞれ考えを発表し合うという形式で、イベントは進行しました。 今回の記事では、簡単にはなりますが、そのイベントの活動報告を行います。 最後までどうぞよろしくお願いします。 提示された考えの紹介純愛バトルの中で提示されたものを大まかに分けると、「一

          企画「純愛バトル」の活動報告