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『pluː vol.01』刊行のお知らせと内容紹介

我々「東大純愛同好会」が、初めての同人誌『pluː vol.01』を刊行することになりました!

改めて説明すると、私たちは、《純愛》というテーマを切り口にしてアニメ・ゲーム・小説などカルチャー全般を考えるサークルです。
C101での同人誌の頒布を目指して、2022年4月より活動を行ってきました。

『pluː vol.01』は、座談会・論説・随筆・小説などが収録された、マルチジャンルな合同誌となっています。
《純愛》について思うところがある方、サブカル批評に関心のある方は、この機会にぜひお手に取ってみてください!


新刊情報

発行誌:『pluː vol.01』(読み:プルー) A5/164P


内容紹介

以下、紹介文と合わせて各記事の冒頭を公開します!
まとめて読みたい方は、pdf版をご覧下さい。

編集長・あああ 「序文 東大純愛同好会、同人誌刊行に寄せて」

本の序文として、「純愛」という言葉をどう捉えるかという問いに切り込んでいます!
言語学的な観点から分析を行うことはせず、素朴な実感を基に考察を進めています。

企画「『沙耶の唄』座談会」

『まどマギ』や『Fate/Zero』などでよく知られる虚淵玄氏が脚本のゲームを題材とした座談会です! 主人公の郁紀とヒロインの沙耶について、「気持ち悪さ」に焦点を当てたりしながら、その関係が「純愛」と言えるものなのかどうか議論しています。

企画「『車輪の国、向日葵の少女』座談会」

もう一つの座談会です!
『沙耶の唄』では二人によって世界がぶっ壊されるような展開になるのに対して、『車輪の国』ではキャラクターが社会の中でどう抗っていくかということがテーマになります。座談会でも、「想いの強さ」などが議論されています。

中川ふとん 「『大好き』の哲学 優木せつ菜という〈希望〉について」

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』に登場するキャラクターの優木せつ菜について書かれた論考です!
キャラクターの良さを言語化することが試みられています。

みかんばこ 「稀代の作家・CLAMPが紡ぐ、人間の真の在り方としての純愛」

CLAMPの作品がいかに「純愛」であるのかを語る論考です!
著者の熱い想いが込められた、パワーのある文章となっています。

ニドホグ「『PURELY×CATION』感想 美少女ゲームで、オタクは恋愛をできるのか?」

hibiki worksのゲーム『PURELY×CATION』の体験記です!
一人のオタクの姿が、臨場感あふれる文体で表現されています。

惚倉ゆゆん「原稿間に合わなかったのでとりあえず『純愛』について思うところを述べる(仮題)」

タイトルの通り、「純愛」について著者の想いを告白するエッセイです!
ゆゆんさんの(混乱しながらも確かに前進していく)思考の過程が見えてくるのが面白いです。

あああ「syrup16gと僕」

syrup16gという日本のロックバンドについてのエッセイです! 独特のダウナーな表現に満ちたバンドの音楽に対して、著者はどのようなスタンスを取るのか。そんなことがエッセイとして綴られています。

@

myuma「箱庭から出るときのこと」

エッセイです!
著者は、弁証法を「出会いによって新しいものを生み出すこと」と捉え、そして、一存在として弁証法的に進行していくことを望みます。
氏は、なぜそれを望むのか。人間の思想の一端がエッセイとして表現されています。

ニドホグ「下水蛞蝓、どんづまりの殻にて愛を」

小説です!
一人の男性と蛞蝓(なめくじ)が出会ってお互いに変化していく物語となっています。

ナツガナ「グッドバイ・ガール」

小説です!
自殺互助関係にある男女が諦めに踏ん切りをつけてから心中するまでを綴った物語となっています。

Keigo Miura「フラクタル」

小説です!
都市で暮らす一人の人物のモノローグを中心に構成される作品になっています。

あああ「堕天使のあいつ」

音楽の寄稿もあります!
本誌の中に曲へのリンクがあり、そちらから皆さまにお楽しみいただける形になっています。

索引

「純愛」に関連する面白いワードや固有名詞をピックアップしています。
また、論説だけでなくあえて小説にまで踏み込んで単語の抜き出しを行おうと挑戦しているのが、この索引の見どころです!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
是非とも本誌を手に取って全文をお楽しみください!

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