- 運営しているクリエイター
#小説
荒唐無稽な物語(ショートショート)
1月4日、午前7時正月休みも終わり、今日から仕事始め。
とはいっても、ここ最近の感染拡大のためにぼくは自宅勤務だ。
今日は10時からZOOMで、社長の念頭訓示の予定があるぐらいで、あとは自分のペースで仕事ができそうで助かる。
そもそも、職場に出ていたって、初日はそれなりにしか仕事をしないのだから、今日はパソコンの前でのんびりと過ごそう。
そんなことを思いながら、朝食を終えたぼくは、自宅の書斎
働くことについて思うこと(小説-その1/2)
働くことについて、自分の考えを書こうとしたのですが、うまくまとめられなくて、自分や周りの人の経験を小説にしてみました。ちょっと長いですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
=======
ピュアサポートケア 本社C会議室
「すごくいいシステムだとは思いますが、多分、これを運営するのは、カスタマーサービス課のほうがいいんじゃないかなと思います。課長には聞いてみますが、サポートするにも、ちょっ
働くことについて思うこと(小説-その2/2)
働くことについて、自分の考えを書こうとしたのですが、うまくまとめられなくて、自分や周りの人の経験を小説にしてみました。ちょっと長いですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
※「小説-その1/2」から読んでいただければと思います。
======
「ぼくはさ、新入社員の時にいい経験をさせてもらったんだよ。いい経験っていうか、最高の経験をね」
「最高の経験、ですか」
「ぼくの先輩は、すごく仕
ショートショート「ルームシェア」
「それでさぁ」
さくらがパソコン越しに話を続ける。
「12時20分くらいになったんだよ、そのせいで。それで、いつものカレー屋さんに行ったら、一人前で席がいっぱいになって。でも、どーしても食べたくってさ。それで、一回職場帰ってもう一度行って、そしたら入れたんだけど、いつものサラダがなくて」
「でもよかったじゃん。食べられて」
向かいに座る雄太が、パソコンをタイピングしながら答える。
「いや