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とりあえずアカウントだけ作ってみました。運用方針は未定です。
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※似たIDのアカウントがありますが、自分とは無関係の別の方です。
ラフなマンガ絵の魅力/ワンパンマン、サヨナラヘヴン
ラフなマンガ絵に惹かれる。
不器用ながらも、ちゃんと必要な表現が行われている絵が好き。
上記のタンポポのマンガは、チェンソーマンの作者(藤本タツキ先生)のアマチュア時代の作品だと聞いた。本当かどうか知らないけど、確かにノリが似ているし、やはり面白かった。
ラフはラフでも、「絵が達者な人(達者になってしまった人)がサラサラっと描いた絵」にはこういう魅力がない。あと、「単に下手な人」のマンガ絵にも
豊井さんの絵と思考/段階を踏むことの意味
豊井さんというピクセルアーティストがいて、長い間ウォッチし続けている。
豊井さんは絵も素敵だけどテキストも興味深い。
言葉数が多くない上にしょっちゅうポストが消されてしまうのだけど、その言葉は示唆に富んでいる。言語化が上手い絵描きというのは非常に稀有な存在だと思う。
豊井さんは絵にどう向き合っているか豊井さんは「自然」と「機械(デジタル)」を対比する。
描かれる作品は、「デジタル」から「自然」
鮮烈なビジュアルはいつ生まれるのか/BLAME!、少女終末旅行
テキストが先かビジュアルが先か一般的に、物語を作る時は脚本が重要視される。特に映画やアニメでは「脚本が駄目ならどれだけビジュアル面で頑張っても無駄だ」という声を(制作者サイドからも)よく聞く。
個人的にも同意見で、私もマンガを描くときはまず脚本から考えていた。ビジュアル(キャラデザイン含む)は全部後回しだった。
でも一方で、たまに鮮烈なビジュアルを持つマンガに出会うと、「いや、やっぱりビジュア
若林稔弥先生のFANBOXが漫画制作の参考になるという話
何年か前、若林稔弥先生が創作についてのコラムをたくさん書いていた時期がありました。上記の記事ではそのコラムを悩みの種類ごとに整理してあります。
たとえば以下のような感じ。
個人的には悩み③の中の「キャラが何考えてるのかわからない問題」が特に面白かったです。
キャラが何考えてるのかわからない問題この「キャラが何考えてるのかわからない」っていう問題、とてもありがちなパターンで、「普通に漫画にはな
千葉雅也『センスの哲学』を読む
本記事は千葉雅也『センスの哲学』の読書メモです。
久しぶりに発売前から楽しみにしてた本で、昨日買って一気に読了しました。
※以下の文章はコピペではなく読みながら自分なりに咀嚼したもので、その結果本の内容とはちょっとずれてる(書かれていないことを勝手に読み取っている)可能性もあります。ご注意ください。
ダサさ=モデルの再現への固執多くの人は「モデルの再現」を目指す。アニメ「風」な絵を書いてみたり
映画作りとスライス・オブ・ライフ
映画作りはスライス・オブ・ライフ昔とあるテレビ番組で、大林宣彦監督が「映画っていうのはスライス・オブ・ライフなんだよ」と述べていた。
ある世界から時間・空間をスライスしてくるのが映画なんだ、と。
スライス・オブ・ライフというのは、通常いわゆる「日常系」ジャンルの作品を指すのに使われる言葉だけれど、ここでの大林監督の使い方はちょっと変わっていた。
大林監督曰く、映画は*全て*スライス・オブ・ライ
【制作ログ】意識低めの創作論
久しぶりにワンテーマのkindle本を出しました。
1年弱ぶりくらいでしょうか。2023年は雑文集ばっかり書いてたので…(ただ、本書はその雑文集で書いた文章を膨らませて書いてます。だから必要な時間ではあったのだと思う)
今回の本は、前に出した『いきなり一行目から書き始める物語制作術』の続編に位置づけました。つまり、物語を作る実践的な方法論についての本です。
自分は文章を書いているとついつい抽象
STEAL LIKE AN ARTIST
STEAL LIKE AN ARTISTという本がある。邦訳もある(ただし電子版は英語版しかない)。
著者のオースティン・クレオンは、「Newspaper Blackout」という、新聞を黒塗りして残った文字で文章を紡ぐというアートで一時話題になった人物(らしい)。面白い試みだと思う。
この本の主題は、タイトルの通り「STEAL LIKE AN ARTIST」。
つまり「アーティスト達のように
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アイデアは周辺視野の中に
連想とアイデアタイムラインに流れてきた画像を観て、ふと何か別のことを連想する時がある。
脳裏に一瞬何かがよぎる。これがいわゆるアイデアだと思う。
連想はアイデアになり得る。
たとえば……
立ち並ぶビルを見て墓石を連想する。
宇宙遊泳を見て、へその緒につながる胎児を連想する。
閉まる電車のドアを見て、ギロチンを連想する。
植物の根を見て、ヒゲもじゃのお爺さんを連想する
などなど。
これ
うつくしいものはいつも
あけましておめでとうございます。……とは素直に言いづらい大変なニュースが多い元旦でした。自分に出来ることをやるしかない。
今回は2023年の振り返り&2024年の抱負の記事です。簡潔に。
2023振り返り2023年はKindle本を7冊出しました。うち3冊が雑記本。
ちょっと執筆活動が雑記本に偏りつつあったので、2024年はいったん雑記本の執筆を抑えたい。雑記となると書こうと思えばいくらでも
片手間で出来ることから始める
執筆状況:新しいkindle本を執筆中。勿論創作に関する本で、現在2万文字ほど。来年の春あたりまでには出したい。2024年の目標は4冊刊行。
最近読んだ漫画:九井諒子『ダンジョン飯』13巻・14巻
片手間で出来ることの大事さ
「片手間で始める」っていうのは、すごく大事なことだと思う。
何事も、まずは片手間で出来る範囲から始めるべき。というか、人生というのは大体常にやることでいっぱいだから、何か
サブキャラだからこそ煌く
執筆状況:雑文集シリーズの第4弾が97000字に到達。10万文字になったら出版する予定。ただ、あとがきとタイトルで悩んでいる。
最近読んだ漫画:シバタリアン、サチ録
その他読了本:数学物語
サブキャラの一瞬の煌きマンガやアニメにおいて、一過性のサブキャラクターだからこその煌めきというのは結構ある気がする。今やってるアニメで言えば、『葬送のフリーレン』の「断頭台のアウラ」の人気がすごい。
主役級
動画文化と演技、そして創作
・執筆状況:雑文集シリーズの第4弾が現在86000文字くらい。また、単発本『意識の低い創作術(仮)』が10000文字ほど。前者は年内には書き終わりそう。後者はもう少しかかるかも。
・最近読んで面白かった漫画:松本大洋『東京ヒゴロ』
・その他読了本:科学するブッダ 犀の角たち (角川ソフィア文庫)
動画文化と演技↓このショート動画がなんだかツボでした。
帰国子女のバイリンガルが日本とアメリカの違
イラストの補助線としてのデザイン
デザインが施された絵にグッとくる↑前にこんな記事を書いた。
昔の自分は「マンガの生原稿」よりも「写植が入り印刷された紙面」の方にときめきを感じていた……という話。
それとちょっと似た話になるのだけど、昔の自分は「絵にデザインが施された状態」にときめきを感じていた。というか、今でもときめく。絵をそのまま生でみせられるよりも、デザインされ、加工された状態にグッと来る。
たとえば、こういう雑誌の表紙