既に書き尽くされている世界で

おそらくこれからいくら言葉を紡いだとしても
本質的に見ると今までの人類が
書いてこなかったものを
書くことはないんだろう。

おそらく既に書き尽くされている。
失ってから人は気付くことだって、
どんなけやっても後悔のないことは
ないことだって書き尽くされている。

だったら、僕は書く意味はないのか。
と聞かれると僕はそれでもあると思う。

自分の人生の経験の中で、
いろんな言葉や人に出会い、
そして言葉にならないことに出会い
それを形容する言葉に出会う。

このタイミングは、
おそらくいろんなものが
経験値のように積み上がり
いろんな条件を満たしたときに
この感覚を手に入れることができる。

見つけたような感覚もありながらも、
見つけただけでなく、
自分の経験と繋がっているあの感覚。

僕はあの瞬間を残したい。

だから文章を書いているのかもしれない。

どれだけ名言を、書き連ねたところで
その言葉を使いこなせないと
自分の人生には影響しない。

だから最近自己啓発本を読むのを辞めた。
あの世界を知ることはもちろん大切だが、
今の僕には行動や経験が大事だと思っている。

たぶんこんなことも
誰かが書いている。

だけど、自分がこのことに
気付けたことはどこにも書かれていない。

自分の言葉を大事に
これかも届けていきます。

ほなまた！