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6月15日(金)本当は、自由に生きてなんかいない

初めて本格的に関わる企画の1発目の取材があった。すごく大好きな内容なのもあって、頑張りたかったし、良いものを作りたいと思ったぶん、「周りの様子を窺う」という自分の弱さが出てしまったことがとても悔しかった。

先輩がわたしよりずっと上手な英語で質問しているのを見て喋れなくなったりとか。撮影のセッティングひとつとってもビクビクしてしまったりとか。やっぱりまだ抜けきらない、否定されるのが怖いという病。誰かの考えを「正解」だと思う癖。

よく「マイペースだよね」「自由だよね」と言ってもらうことが多いけれど、そんなことはなくて、本当はものすごく他人の顔色を窺いながら生きている。

もう子供の頃からの癖で、何がそうさせたのかはわからないのだけど。連れて行ってもらった銀座の高級な洋食屋で値段を気にしてハムステーキを頼んだりとか、洋服も母が「いいね」って言ってくれないと買ってほしいと頼めなかったりとか。何度もそんなことは気にしなくていいと言われてきたのに、ずっとこんな要らぬ忖度を繰り返していた。

おそらくわたしの忖度は相手への思いやりではなくて、自分が否定されないための保険でしかなかったのだ。

もちろん周りの様子を窺うことは悪いことばかりではないけれど、それで萎縮してしまっていたら存在価値なんて発揮できないと思うから。

いい加減、自分の考えには自分で責任を持って、堂々と生きていく覚悟をしなよね、自分。


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