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サイボウズ広報/+PRプランナー/チームワークあふれる社会創りに挑戦 新しい働き方を模索中/ひとりPR会社をつくりました↓↓ https://www.ataru-pr.com/

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戦略PRは死んだ

※この文章は、感性の赴くままに書いているので、参考文献などありませんし、ファクトやエビデンスの提供を求められても提供できるものはありません。 戦略PRとはみなさまは「戦略PR」というキーワードをご存知でしょうか? PR業界や広告業界、マーケティング領域で10年以上仕事をしている方には多少の懐かしさを感じる部分もあるかもしれませんし、ある所では提案資料にも社内資料にも記載され、まだまだ現役のホットワードかもしれません。 このキーワードが世に普及し、空前のバズワードとして持

    • 奨学金がなければ存在しない人生

      2009年、大学入学。年の近い兄弟が4人いるので奨学金を借りた。むしろ、奨学金を借りずに大学に進学することはできなかった。月10万円を4年間。480万円ほどになる。利子がつく第二種奨学金だから、20年後の完済時には+100万円はくだらない。 親からの援助は食費と自宅1部屋のみ。奨学金の月10万円はほとんど学費だから、自分で使う分の生活費は自分で稼いだ。 塾講師や家電量販店の販売員なども経験したが、一番長かったのは、大学1年生の終わりから3年生になるまで、約一年半ほど働いた

      • ラーメン二郎で考える戦略ごっこ

        コレクシア芹澤氏の著書「戦略ごっこ」は、非常に多くの参考文献(しかも英文)を引用しており、その内容をマーケティング実務者以外が理解するためには十分な読解力が必要でした(私の場合) とにかく場面分けをして考える。正直言って、初めて読む人の多くは一度の読書で完全に理解することは難しいかもしれません。私も本書全体のうち30%くらいしか理解できていない自覚があります…。 しかしながら、この本を読むことで、世の中一般で語られる多くのマーケティング手法が原因と結果を取り違えて一般化(

        • 【総額100万円超】重課金ガジェッターの私が2023年買ってよかったものまとめ

          2024年になってすでに1週間が経過しそうなタイミングではありますが、備忘録兼ねて記録に残しておきたいと思います。 よくもまあ、散財したな・・・と振り返っていますが、以下のラインナップは一つも後悔していません!(最悪全部売れば7-8割くらい返ってくるし) SONY α7Ⅳ - アマチュア写真家の夢を叶えるカメラの新基準 ぶっちゃけ買う前に色々と悩みました。筐体の大きさだったり、2年落ちスペックなど悩みの種は多かったです。ちょうどα7CⅡという、スペックはほぼ同じで、少し

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          広報・PRにまつわる肩書きを言語化してみた

          以前、広報やPRに関連する肩書きを細分化した方がいいのではとポストしてみたら反響があったのでもう少し細かく言語化してみました。 PRという言葉自体が軽蔑対象にされた10月前に公開しようと思っていたのですが、世間の風向きが結構厳しかったので、実は一度お蔵入りにしようと思っていました。 ただ、やはりちゃんと向き合って、言語化するのは大事だと考え直す期間もあり、せっかくだし今年のうちに出してしまえ!と一念発起して公開します。 こういう領域に強い人を求めていたのに、実際には全然

          広報・PRにまつわる肩書きを言語化してみた

          今その瞬間の最重要ステークホルダーは誰か?を真剣に考えることで、打ち手の方向性は変わる

          アドベントカレンダーに参加するという文化を全く知らない私は、タイムラインに溢れる年末のTipsやアウトプットに感動を覚えながら、自分も、自分の学びを、自分のために残しておきたいと思い筆を執りました。広報PR関係者のみなさまをはじめ、これからPRに取り組もうと思っている経営者(特にスタートアップ)の方も、ぜひご笑覧ください。 さて、toC向けのプロダクトを提供している企業のPRをサポートする中で、最初に握った方向性通りにコトを進めていく重要性を実感する日々です。結果として狙い

          今その瞬間の最重要ステークホルダーは誰か?を真剣に考えることで、打ち手の方向性は変わる

          裏方PRパーソンの表と裏

          PR会社たるもの、裏方稼業を徹底するのである。スポットライトは常にクライアントへ。 スタッフリストやエンドロールに名を連ね、あらゆるアワードで機会のある広告代理店よりも、はるかに裏方に徹するべし。 という文化で約10年間、育ちました。 「裏方に徹するべし」と諭してきた誰かは、それが誰だったかはまったく思い出せません。 裏方に徹した結果、素晴らしき能力や知見は閉ざされた世界でのみ流通し、日の目を見ることはありませんでした。 裏方で居続けること、そこにはクライアントファ

          裏方PRパーソンの表と裏

          独立・開業相次ぐPR界隈に思うこと

          最近、企業から独立しフリーランスになったり、フリーランスから法人也りするケースが増えてきた印象がある。 広報PR人材のニーズが高まっていることに加え、企業と個人をつなぐ業務マッチングビジネスの発展に影響を受けているようにも思う。 広報・PRのスキルやマインドを企業活動に活かすことで得られる可能性を信じているので、この流れはすごくいいなというふうに見ている。 だがしかし、どうしても一つだけ、どうなんだろうか...と感じている領域がある。 広報PRの情報商材化・スクール型

          独立・開業相次ぐPR界隈に思うこと

          複業で法人を設立しました。

          2022年7月に事業会社の広報に転職し、同時に複業でフリーのPRパーソンを名乗りはじめて1年が経ちました。 もともと転職先を選んだ理由が「副業に取り組みやすいから」という情報があったのもひとつの要因だったのですが、噂に違わず色々な経験ができています。 PRって世の中の風や空気や時代を読んだりするのも仕事のうちだっていう想いがずっとあって、転職は時代だし、リスキリングも風だし、副業だって空気だと感じています。 そうなるとプロパー社員で居続けるというのは、風を読みきれてない

          複業で法人を設立しました。

          「〇〇の日」をPR活用するときに忘れてはいけないコト

          はじめに SNSの投稿や、プレスリリースの見出しでも多用される、「今日は〇〇の日」には、大別すると4つの分類があると考えています。 今回は、その分類について考察をしながら、どういった使い方をしていけばよいか、個人的な解釈をもとに解説してみます。 まず、大きな4つの分類をこのように整理してみました。↓ パブリック・リレーションズ(PR)型 プロモーション型 ハイブリッド型 ネタ・ダジャレ型 上記のような性質を持った型の「〇〇の日」があり、それぞれ文脈を無視した使

          「〇〇の日」をPR活用するときに忘れてはいけないコト

          「きっと楽しいから一緒に踊ろうよ」に誘われて

          「いつだって当事者の熱量が一番アツくて、輝いている」 昔から、本気でそう思っている。 自らの感動をどれだけ多くの人と共有することができるのか。感動を享受する当事者の分母をどれだけ増やせるのか。当事者になるのか、はたまた傍観者でいるのかは、天と地ほどの開きがあると思う そんな価値観を共有できる仲間集めをすることがゴールの人生ゲームを楽しんでいるような気がする。 当事者か傍観者か。例えるなら、高校の文化祭で踊ったフォークダンスのようだ。確か高校2年生の後夜祭だった気がする

          「きっと楽しいから一緒に踊ろうよ」に誘われて

          変革とは〇〇である。

          歴史ある企業の中で、クライアントの課題をDXやCXで解決すると旗を掲げて邁進する企業がある。 多くは、業務にデジタルシステムを取り入れて、あらゆる業務を数値化して、それを基にアウトプットを改善して...というようなことに心血を注ぐ。 それって、単なる業務のデジタル化を通した効率化であって、トランスフォーメーション=変革の意味合いが弱いように思う。 変革の狼煙は上がらない 例えばこんなシナリオがありそうだ。 新たにDXと称して取り入れられた業務データベースと、昔から使

          変革とは〇〇である。

          Z世代=タイパ PR的な「カテゴライズ」と「多様性」のジレンマ

          先日、とある企業のリクルーティングサイトを見ていたとき、新卒入社後のキャリアステップのイメージを解説するページがありました。 「確かに今の若い世代は、理想とするキャリア像を描きながら就活だろうなぁ(想像)」と思って覗いてみると、 上記のような表現を見かけてふと思いました。 「うーむ、この会社だと一人前になるのに少なくとも5年だし、一流になるなら10年かかるのかぁ・・・。」 少し道のりの長さを想像してしまうとともに、Z世代はこの表現を見て、本当に入りたいと思えるのだろう

          Z世代=タイパ PR的な「カテゴライズ」と「多様性」のジレンマ

          キャクやカイシャは何よりも偉いのか?

          カスタマーハラスメントがセクシュアルハラスメントの実態を超えたらしい。これに対応している企業も出てきているが、約6割の企業が対策を取っていないとのことだ。 顧客の利益>会社の利益>従業員の利益という良くない構造ができあがってしまっている印象を受け、危機感を覚えた。この不等号を等号に変える社会に変わらないと、誰も幸せにならない気がする。 日本に定着するピラミッド型の組織構造だったり、お客様は神様のようにお金を支払う人の序列が高かったり、目上とか目下というキーワードとか、そう

          キャクやカイシャは何よりも偉いのか?

          PR会社社員とフリーランスPRパーソンの限界と可能性ー後編

          前回は大手PR会社の内情について、少し触れて見ました。 大手PR会社に勤務した経験の無い人からは「興味深い」「世界を知ってみたかった」という声や、勤務経験のある人からは「リアル」「面白い」と反応をいただきました。 さて、今回はフリーランスのPRパーソンって、どうなんだろうね?という観点で依頼側、受託側の双方視点から見ていきたいと思います。 前置きしておくと、昨年7月に開業したばかりで、フリーのPRパーソンとしてはまだまだ歴も浅いので、ありがたいことに携われている案件もあ

          有料
          200

          PR会社社員とフリーランスPRパーソンの限界と可能性ー後編

          PR会社社員とフリーランスPRパーソンの限界と可能性ー前編

          私は大手PR会社を2022年6月末に卒業し、事業会社の広報をやりながら個人事業主としてフリーのPRパーソンとして活動していますが、活動しながら「あぁ、こういう局面だとPR会社強いな・・・とか、PR会社にいたらできないなぁ」という感想を持つことがあったので、私見ですが双方にどんな特徴や利点・欠点があるというのをまとめたいと思います。なお、思いの外長くなりそうなので前編と後編に分けます。 ちなみに前提として前職のPR会社は、営業機能を持ったPRコンサルタント/が案件ごとにアサイ

          PR会社社員とフリーランスPRパーソンの限界と可能性ー前編