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シチリア島で一番歴史のある世界遺産のシラクーサ

シチリア島第二の都市カターニアから電車でシラクーサへ。シチリア島でパレルモやタオルミーナに続いて観光客の数が多い一大観光地だそう。


歴史あるシラクーサ

シラクーサは古代ギリシャの植民都市だった時代に海洋貿易の重要拠点として繁栄した町。ギリシア本国のアテネを凌ぐ大都市となっただけでなく、古代ギリシアで最も美しい都市と称えられたそうです。それからローマ、アラブ、スペインなどの占領を経て、シチリア島で一番歴史のある町として知られています。

地図を見るとわかりますが、旧市街はシチリア島本土と橋で繋がっているオルティージャ島と呼ばれる島です。

地元民や観光客で賑わう旧市街の屋外市場

旧市街に入るとすぐ市場がありました。

それほど大きい市場ではなく、観光客の割合も多いです。

カラフルな八百屋さん。

パレルモでも見たツルになっている緑の野菜。TENERUMIと書いてありやっと正体が分かりました。

調べてみるとシチリアではパスタに入れるのが主流のよう。

海に面しているので魚屋さんには新鮮そうな魚がたくさん。

お決まりのマグロ。

観光客向けでしょうが、生牡蠣の屋台もいくつか。

カラフルしぼりたてジュースのお店。

まだ早い時間だったので特に何も買いませんでしたが、見ているだけでも楽しかったです。

3000年の歴史がある旧市街

市場の後は旧市街の中の方へ。旧市街は町の3000年に及ぶ歴史が垣間見れることから世界遺産に登録されています。

まずは町の中心にあるドゥオーモ広場。

建物も舗装も真っ白で眩しいです。木陰もないので真夏は暑そう。

大聖堂は立派なバロック建築。

内部はシンプルながら厳かな雰囲気です。

ドームのフレスコ画が素晴らしいです。

旧市街の終わりには13世紀に建てられたマニアーチェ城があり、当初はシチリア王やスペインのアラゴン王国の王の住居として、後に刑務所や軍の施設として使われていたそうです。

海岸沿いの景色が、スペインのアンダルシア地方にあるカディスやキューバのハバナなどを連想させるのはやはりスペインに占領されていた頃の名残でしょうか?

旧市街の外はのどかな景色が広がります。

海岸沿いを歩いたあとは、少し中に入ってみました。

狭い通りで迷路のよう。

趣があっていい雰囲気です。

植物の鉢がズラリと置かれた通りも。

屋根がない教会があって、今は廃墟かなと思ったら、教会として使われているようでした。

そして最後は先程の海岸沿いとは反対側の海岸へ。こちらの方が洗練された雰囲気です。

通りも広く比較的最近整備されたよう。

オシャレなカフェやバーが並びまた異なる雰囲気です。

シーフードのランチとネコ

ランチはレビューが良かったCod da Saretta, Merluzzo Frittoというカジュアルな魚の専門店へ。14ユーロ位のミックスのフライを頼んだら一人前でこの量!イカ、エビ、カタクチイワシが大きいお盆に山盛りです。

カラッと揚がっていてあまり脂っこくなく、魚も新鮮なのでジューシーで柔らかく美味しかったです。イワシだけ結構残ってしまったので、ネコに遭遇することを想定して半分くらい持っていくことに。

10分もしないうちに、ネコを1匹発見!魚をあげたら、もう3―4匹すぐにやってきました。

凄く食いつきがよく、あっという間に完売。やっぱり全部持ってくれば良かったと後悔…

猫と戯れて観光はおしまいです。

旧市街からちょっと離れたところにギリシャ時代の遺跡などがありますが、ギリシャは次に行く予定で、そこまで保存状態も良くなさそうだったのでパスしました。

シラクーサには宿泊せず、電車で少し南に行った世界遺産のバロック建築の町、ノートに向かいます。


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