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街歩きや旅行が大好きなバルセロナ在住者によるバルセロナガイドと旅の情報。世界69カ国を歩き、何でもとにかく訪れてみるのがモットー。おすすめスポットやグルメ情報から、文化、歴史、お得な情報まで幅広くお伝えします。記事は「マガジン」でカテゴリー分けしています。

マガジン

  • スペイン旅行(カタルーニャ州以外)

    バルセロナのあるカタルーニャ州以外のスペイン旅行をまとめました。サンセバスチャン、ビトリア、オンダリビアなどのバスク地方や、ワイン産地として有名なリオハ地方など有名どころから日本人には知られていない穴場までご紹介します。

  • フランスへローカル線の旅

    2022年3月の南仏周遊と2022年12月のトゥールーズへ等バルセロナからのローカル鉄道の旅をまとめました。

  • 世界遺産を歩く!

    NOTEを始めてから訪れた世界遺産の記事をまとめてみました。余裕が出てきたら過去に行った世界遺産もまとめたいと思っています。

  • バルセロナ最新情報

    観光をする上で役に立つ現地最新情報を随時お伝えします。

  • ルーマニア旅行

    2023年6月から7月にかけて巡ったルーマニア旅行記です。ブカレストをはじめ、ブラショフ、シギショアラ、シビウ、クルジュ・ナポカなどを周りました。

最近の記事

マドリード、拝観料0円でどこまで見れるかチャレンジ!

度々NOTEで触れていますが、観光スポットの入場料や拝観料のインフレが世界的に著しい昨今。 バルセロナの拝観料についてはこちらで以前書いています。 そして、トルコは外国人料金がありこちらで以前少し触れました。 どこの国も政府からの補助金が減っていたりいろいろ理由はあるよう。今や欧州でメジャーな美術館や博物館は公立でも拝観料は最低10ユーロはするのではないでしょうか? 今年、ルーブル美術館はオリンピックを前に29%の値上げをし22ユーロになったそうです。値上げによりフラ

    • フランスとカタルーニャの食文化が共存する仏コリウールの青空市場

      前回はスペインとの国境に近い地中海に面した美しい町、フランス・コリウールの町歩きでした。 今回はコリウールの青空市場です。週2で開催されるということでその日に合わせて訪れました。 旧市街のすぐ外にある小さい広場で開催されていて大賑わい。 洋服も並びます。 お土産やクラフトなどもいろいろありました。 お目当てはやはり食料品です。 いびつな巨大トマト。この辺りのルーション地方のもの。カタルーニャの赤と黄色の縞模様の旗が。この辺りはカタルーニャ圏なので町中でこの旗をよく

      • アンリ・マティスを刺激したチャーミングな海辺の町、仏・コリウール

        フランスのスペインとの国境に近い地中海に面したコートヴェルメイユ(Côte Vermeille)という海岸沿いにある小さな町、コリウール。 前回はバルセロナからこのコリウールまでの道のりでした。 今回はコリウールの紹介と町歩きです。 フォービズム発祥地のコリウール1905年の夏、アンリ・マティスがコリウールでの家族とのバカンスに画家のアンドレ・ドランを招いたそうです。そしてマティスもドランも地中海沿いの光の眩しさとコリウールの町の風景に刺激され、実際肉眼で見る色と異なる

        • バルセロナからローカル電車で仏コリウールへの日帰り旅

          以前フランスを訪れた際に通りかかった海沿いの町、コリウール(Collioure)。 かなり雰囲気が良さそうだったので訪れてみたいと思っていました。 ビーチがあるので夏に行くのも、そしてオフシーズンに行くのも良さそう。そして7月に入ってようやく暑くなってきたので、オリンピックが始まる前に日帰りで行ってみることにしました。 バルセロナからコリウールまでの道のりバルセロナからはスペインとフランスの国境のフランス側にあるセルベール(Cerbere)かスペイン側にあるPortbo

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        • フランスとカタルーニャの食文化が共存する仏コリウールの青空市場

        • アンリ・マティスを刺激したチャーミングな海辺の町、仏・コリウール

        • バルセロナからローカル電車で仏コリウールへの日帰り旅

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        • スペイン旅行(カタルーニャ州以外)
          28本
        • フランスへローカル線の旅
          5本
        • 世界遺産を歩く!
          33本
        • バルセロナ最新情報
          2本
        • ルーマニア旅行
          16本
        • トルコ旅行
          32本

        記事

          スペイン・ソリアで90年以上続く家族経営の素朴なバル、Lazaro Perez

          前回はソリアの名物料理、トレスノについてでした。 今回はソリアで90年以上続く老舗のバルです。 どこか良さげなバルを調べていて、スペイン語のローカル情報サイトに載っていた目抜き通りにあるこちらのお店に目が留まったので行ってみることにしました。 1932年にお店の名前になっているLazaro Perez氏が創業。現在は孫が三代目のオーナーで、創業91年になるそうです。まだ早い時間だったせいか空いていました。 シンプルなカウンターだけのお店です。椅子はお店の外にいくつかあ

          スペイン・ソリアで90年以上続く家族経営の素朴なバル、Lazaro Perez

          カロリー爆弾!?スペイン・ソリア名物トレスノをトライ

          前回はマドリードからそう遠くないカスティーリャ・イ・レオン州にあるソリア(Soria)の川沿いにある僧院を訪れました。 今回はソリアの名物料理、トレスノについてご紹介します。 スペイン料理のトレスノとは?スペインの広い地域で食されるトレスノ(Torrezno)って知っていますか?ベーコンなどに使われる豚バラ肉の皮付きのものを油で揚げたもので、タパスとして、あるいは付け合わせとして食されるスペインを代表する料理です。 なんでもローマ人がイベリア半島を占領した際に持ち込んで

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          爽快なウォーキングと洞窟が楽しいソリアの僧院へ

          前回はマドリードからそう遠くないカスティーリャ・イ・レオン州にあるソリア旧市街の町歩きでした。 今回は旧市街から少し足を延ばして、ドゥエロ川沿いを歩きSan Saturio僧院を目指します。 ポルトガルへと注ぐドゥエロ川ドゥエロ川と言って思い浮かぶのがリベラ・デル・デュエロ(Rivera del Duero)というワイン生産地域。ソリアのすぐ西にあります。ドゥエロ川はソリアのあるソリア県を水源とし、途中リベラ・デル・デュエロや白ワイン生産で有名なルエダを通り、ポルトワイン

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          外国人観光客のいない素朴なスペインが満喫できるソリアで町歩き

          前回はリオハ州ログローニョから日帰りで訪れたワイナリーについてでした。 ログローニョの後はバスク地方のビルバオ辺りを再訪するか、はたまたもうちょっと西の方まで行くか迷ったのですが、その週末が「国際博物館の日」であることを思い出し、それだったらやはり博物館や美術館の多くあるマドリードに行きたい! 調べてみると結構どこの博物館も美術館もその日は無料ということだったので、ログローニョとマドリードの間くらいでどこか良さそうなところはないかと検索をするとカスティーリャ・イ・レオン州

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          サンティアゴ・カラトラバの建築が美しい、リオハのワイナリー

          前回はバスク州ラグアルディアの美しい町を歩きました。 そこから足を延ばして徒歩でワイナリーを訪れます。 ワイン産地、D.O.Ca.リオハとは?リオハ州を中心としてバスク州とナバラ州にもまたがっているワイン産地DOCaリオハ。 原産地呼称統制委員会が設置された地域内で厳しい基準に基づいて生産されたワインをスペインでは原産地呼称(デノミナシオン・デ・オリヘン、DO)と呼びます。そしてDOCa(デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィカーダ)は特選原産地呼称の意で、DOワインの

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          バスク地方唯一の「スペインで最も美しい村」、ラグアルディアへ

          リオハ州を中心としてバスク州とナバーラ州にもまたがっているワイン産地D.O.Ca.リオハ。そのバスク州のリオハワイン生産地がリオハ・アラベサ地方。そして、その地方の中心がラグアルディアです。 以前調べたときに良さげだったのでグーグルマップにマークしていました。今回リオハ州のログローニョを再訪した理由は、バル巡りと近隣のワイナリー訪問。ワイナリーも数多くあるようなのでログローニョの観光案内所でラグアルディアのことを聞いてみると、「きれいでおすすめ」ということで行ってみることに

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          スペイン屈指のワインと美食の町ログローニョのバル巡り②

          前回はワインと美食の町ログローニョの一品しか提供しないこだわりのバルを巡りました。 今回はそれ以外のログローニョのバルの紹介です。 豚ヒレとフォアグラが名物、Entretapas 941一品だけ提供するバル以外にもバスク地方のピンチョスバルのように色々なピンチョスが並ぶバルもあるログローニョ。まずはラウレル通りのEntretapas 941へ。 色々な種類のピンチョスがあります。 目移りします。 このバルのスペシャルは豚ヒレとパイナップルのグリルとフォアグラとリンゴ

          スペイン屈指のワインと美食の町ログローニョのバル巡り②

          スペイン屈指のワインと美食の町、一品勝負のログローニョのバル巡り①

          前回はログローニョのまち歩きでした。 ワインの産地として有名なリオハ州の州都ログローニョ。美食の町としてバスク地方のサンセバスチャンばかりが取り上げられますが、ログローニョもはしごが楽しい美食の町。とにかく魅力はワインとピンチョスの安さと一品しか提供しないこだわりのバルの数々。コロナ前に訪れ、すっかり気に入ってしまったログローニョの食文化。個人的にはサンセバスチャンよりもログローニョの方が好きで、今回待望の再訪です。 そんなログローニョにはピンチョスバルがひしめく2つの通

          スペイン屈指のワインと美食の町、一品勝負のログローニョのバル巡り①

          ワインと美食の町、ログローニョ旧市街のまち歩き

          6年前のまだスペインに引っ越してくる前に訪れたログローニョ。その時、いくつかのバルに行きすっかりその食文化を気に入ってしまい、また訪れたいと思っていました。 ログローニョはリオハ州の州都。リオハ州はスペインの自治州で最も人口が少ない州。リオハと言えば赤ワインの産地として日本でも有名です。そんなワインと美食のログローニョを今回再訪しました。 パンプローナからログローニョまでの道のりパンプローナからログローニョはバスで2時間ほど。リオハ州は鉄道路線もありますがあまり便が良くあ

          ワインと美食の町、ログローニョ旧市街のまち歩き

          パンプローナでピンチョス・バル巡り②:バルがひしめくサン・ニコラス通り

          前回は旧市街周辺のピンチョス・バルを周りました。 今回はピンチョス・バルがひしめくサン・ニコラス通りのバルをハシゴします。歩行者専用の狭い通りの両脇にバルが並び期待が高まります。 この通りからは三軒ハシゴをしてみました。 巨大ピンチョスが並ぶLa Mandarra de La Ramos まずはこちらLa Mandarra de La Ramos。モダンな雰囲気です。 店内は天井の梁でちょっとクラッシックな面持ち。 頭上には生ハムがずらりと吊るされています。 ピン

          パンプローナでピンチョス・バル巡り②:バルがひしめくサン・ニコラス通り

          サンセバスチャンだけじゃない!パンプローナでピンチョス・バル巡り①

          冒頭紹介した通り、パンプローナのあるナバラ州は元々バスク地方の一部。 バスク語やバスク建築、バスク文化が根付いています。そしてもちろんバスクの食文化も。ということはもちろんピンチョスも!実際パンプローナの町には多くのピンチョス・バルがありました。 そして、バスク地方のビルバオ、サンセバスチャン、ビトリア、オンダリビアなど過去に行っていますが、今回いろいろハシゴをしてみてパンプローナも同等くらいのクオリティだと感じました。 ちなみにバルセロナにはブライ通りというピンチョス

          サンセバスチャンだけじゃない!パンプローナでピンチョス・バル巡り①

          とにかく見事で緑豊かなパンプローナの要塞

          パンプローナで驚いたのが旧市街が緑豊かな要塞で囲まれていること。市民が散策していたり、芝生に座ってギターを弾いていたり、公園の少ないバルセロナに住んでいるととても羨ましい環境です。 地図上で赤い線が要塞のある部分。全長5キロにも及ぶそうで、北側と東側は川が流れ高台となっています。 番号で記されている要塞エリアを周ってみました。 ①放し飼いの動物がいるタコネラ庭園旧市街の西側に緑が生い茂るタコネラ庭園があります。「庭園」という名ですが、広い公園です。旧市街から近いところに

          とにかく見事で緑豊かなパンプローナの要塞