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とにかく見事で緑豊かなパンプローナの要塞

パンプローナで驚いたのが旧市街が緑豊かな要塞で囲まれていること。市民が散策していたり、芝生に座ってギターを弾いていたり、公園の少ないバルセロナに住んでいるととても羨ましい環境です。

地図上で赤い線が要塞のある部分。全長5キロにも及ぶそうで、北側と東側は川が流れ高台となっています。

番号で記されている要塞エリアを周ってみました。


①放し飼いの動物がいるタコネラ庭園

旧市街の西側に緑が生い茂るタコネラ庭園があります。「庭園」という名ですが、広い公園です。旧市街から近いところにスペインらしい門がありました。

こんなフォトジェニックなまるで大聖堂の回廊にあるような「窓」も。お濠は芝生が青々としていて気持ちが良いです。

お濠の部分は柵があって入れないようになっていました。

それもそのはず、お濠には鴨や鶏などの鳥たちがたくさん。見かけませんでしたが孔雀や鹿などもいるらしいです。

北側からの眺めはこの通り。新市街が一望です。

すぐ下には川が流れておりこちらも緑豊か。川に水が流れていないバルセロナから来ると本当に天国のようなところです。

②遊歩道が気持ち良い要塞の北側と東側

タコネラ公園の東側は旧市街。その旧市街の北側と東側にはぐるっと要塞が続いています。かなり見事な要塞。

周り一帯は公園。

要塞の下に立派な門が見えました。

こちらにも。

➂サン・バルトロメ要塞

旧市街の南東、闘牛場の隣には18世紀にフランス人技術者によって設計された要塞が。かなり威圧感のある要塞。この内部に要塞のインタープリテーション・センターがあるとのことでしたが閉館していました。

④五角形の形状が美しいシタデル

そして最後に、旧市街の南西には16世紀から17世紀にかけて建設されたシタデルがあります。衛星写真で見るとその形に圧倒されます。

旧市街から向かうと塀に囲まれた門が出現するのでくぐります。

反対側は敵の攻防のため何重にもなっています。シタデルができてから町が唯一侵略されたのはナポレオン軍によってだそう。

3つの門を抜けると60年代頃に建てられたマンションが並ぶ住宅街です。

お掘りだったと思われるところも芝生が生え青々としていて気持ち良いです。

地元の人がスポーツをしていたり、犬の散歩をしていたり、とにかく広大なエリア。中心部は建物がいくつかあり一部見学ができるようですが遅い時間だったのですでに閉館していました。

大きな公園が少ないバルセロナに住んでいるととっても羨ましいパンプローナ。パンプローナ観光局もグリーンスペースを大々的にアピールしていました。こういう町でピンチョス巡りやピクニックをしたり、闘牛場で闘牛を観戦したりして何日か滞在するのも良さそうです。

次回は、美食の街パンプローナのピンチョス・バル巡りです。

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