スペイン屈指のワインと美食の町ログローニョのバル巡り②
前回はワインと美食の町ログローニョの一品しか提供しないこだわりのバルを巡りました。
今回はそれ以外のログローニョのバルの紹介です。
豚ヒレとフォアグラが名物、Entretapas 941
一品だけ提供するバル以外にもバスク地方のピンチョスバルのように色々なピンチョスが並ぶバルもあるログローニョ。まずはラウレル通りのEntretapas 941へ。
色々な種類のピンチョスがあります。
目移りします。
このバルのスペシャルは豚ヒレとパイナップルのグリルとフォアグラとリンゴのコンポートの二種類。
豚ヒレのピンチョスにしました(€3.70)。奥から出来立てを持ってきます。ワインはリオハのPierola(€2.50)。
大きめなのでナイフで切って食べました。味付けはシンプルで、肉がビックリするほど柔らかくて美味しいです。
激安串焼き専門バル、Bar Lorenzo
次に、以前も訪れたBar Lorenzo。ここは値段が激安なので若者で賑わっています。外でわいわい立ち飲みする感じなので雨だとやはり人が少ないです。
串焼きと串焼き肉三種のサンドイッチだけのお店です。
ドリンクメニューはこちら。とにかく安いです。
まずは白ワイン(€1.20)。
スペインではお馴染みのピンチョ・モルーノ(€1.20)。よくスーパーで生肉を串に刺してマリネしたものを売っています。元々はムーア人から伝わったという料理で北アフリカ等でも似た料理があります。
チストラ(€1.20)。チョリソーの細い版のソーセージです。
大味で繊細さにはかけますが、とにかく安い!人気の理由が分かります。
セレブシェフによる今時のUmm
ログローニョのセレブ・シェフのピンチョス・バル、Umm。一号店は新市街にあり、こちらは二号店だそうで、ローカルお墨付きのミシュランガイド掲載店です。今回サン・ファン通りで行った唯一のバル。
ワインリストはこちら。特に記載がなければリオハワインです。
上部に「ピンチョスメニュー」と書いてあるので、Racion(大皿)と書いてある一品以外はピンチョスだと思うのですが、€9なんていうのも!
流行りのマグロのタタキやカレー味の餃子などもありました。バルセロナもこの手のものが多く、流行り物やアジア系はリスク大なのでパス。
なんだかよく分からないのもあります。
ワインはIzadi(€2.90)、ピンチョスはマドリードのコンクールで最終審査に残ったというコロッケ(€3.80)にしました。
セレブシェフなのでもうちょっと変わったものにすれば良かったかもしれませんが、熱々で美味しかったです。
ミシュランガイドに掲載されているピンチョス店はもう一軒。Tastavinという同じサン・ファン通りにあるバルで前回訪れています。今回前を通ったらそこそこ賑わっていました。
前回食べたものはこちら。Ummより洗練されています。
週の初めで雨が降っていたせいかサンファン通りはガラガラ。下の写真左がコロナ前の5月初旬、写真右が今年の5月下旬。
ペンションの看板が一緒なので同じ場所だと分かりますがあまりの差にショック。曜日と天候のせいだと思いたいです。
番外編:Cafeteria Palolloでトルティーヤ
町一番のバル通りであるラウレル通りに宿泊していたので、近くで朝食をと思い探すと、朝から開いているお店がなかなかありませんでした。そんなこんなでやっと見つけたバル、Cafeteria Palollo。
地元の人たちが皆トルティーヤを食べているので間違いないと思い、トルティーヤ・デ・パタタス(ポテト入りスペイン風オムレツ)を。コーヒーとトルティーヤで€3.70とコスパも良く、ジャガイモがもっちりしていて卵もトロリ、とっても美味しかったです。
適当に入ったお店で美味しいトルティーヤに巡り合えるというのはバルセロナではなかなかなく、美食の町ログローニョでこそでしょう。
今回ログローニョを再訪してみて、前回訪れたお店は全て健在だったのでホッとしました。他にも訪れたいバルは数軒あったのですが二晩だと足りませんでした。またいつかリベンジを!
次回はログローニョからバスク地方でリオハワインを生産するラグアルディアを訪ねます。
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