この人、少し見直した。

高市早苗と言えば、政治に歯向かうような発言をするテレビ局の電波を止めるぞと露骨に言わなかったまでも近い発言をしたことで批判を買った大臣、という記憶しかないが、藤井先生がゲストに呼ぶ=何かあるんだろうということで期待してきかせてもらった。2回にわたっての登場のようで。

実は藤井先生と高市早苗はおなじ奈良県の出身。藤井先生のおやっさんも高市家にはお世話になったんだそうで。
普段の国会の姿とは違い、政治家としての立場でかたりつつも、軽妙な関西弁で語ったのは新鮮。
政治批判をまったく受け入れないというくらいまで染まっているのかと思いきや、財政規律の話になったときには意外にも積極財政派であったこと。
コロナ初動体制での緊急配備の際にも、担当閣僚を押しのけてでもすぐにしかるべき体制を整えよと主張していたそうで。
財政規律を守ることより国民の命を守れ、と諮問会議で言い続けた閣僚(安倍政権当時)であったことは事実のようだ。
内閣府の成長見込みに関してもこんなに辛辣に言うとはね。地方交付税に関しても厳しい指摘。もちろん藤井先生が呼ぶくらいであるのでプライマリーバランス黒字化への苦言もきっちり。土木、建築、食のありかたについても危機感を抱いている。

今の日本に足りないのは間違いなく危機管理。
危機というのは無数にあり、決して中国からの攻撃だけではない。災害や疫病、食糧危機も入る。しかし日本は交通インフラを道路だけに頼ろうとし、鉄路は廃止に。その道路でさえも地方の予算がなく満足に整備できない。
食料も輸入に頼ったままの先進国なんぞ日本くらいだろう。しかし残念なのは意識高い系の人達は己の利益しか考えず、また、SDGsという言葉に踊らされ、真に行うべき政策を見失っている。

自民党の閣僚経験者にこのようなまともな人がいるということは喜ばしい限り。

我々は今の政府の問題、官僚の問題は徹底追及し、緊縮派を全員落選させようではないか!

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