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「余白」/ 土曜更新

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ポケモン二次創作「まっしろな闇」に関するマガジン。なんでも許せる読者さん向け。イラストや漫画など本編外の既出作品、設定資料、本編の裏話、番外編、とりとめもない語り等、雑多になる予…
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2020年5月の記事一覧

「首都にて」あとがき再掲

「首都にて」あとがき再掲

 先日のイラスト再掲に伴い旧ブログを読みなおしました。首都編あたりまでは更新するたびに一応ブログに更新報告を書いていて、章終了時には気が向いたらあとがきを載せていました。

 首都編を書き終えてから三年以上が経過し、あれからその続きである続キリ編を一ヶ月ほど前に書き終え、そうして改めてこのあとがきを読んだ時に、この頃の痛々しいまでの没入感、憔悴ぶり、物語に懸けていたもの、首都編後についての思いなど

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漫画 これはなんて読む?

漫画 これはなんて読む?



 いやはや、懐かしいです。あらゆる雰囲気が。

 この漫画、見覚えのある方がおられたらマジで凄まじい記憶力だと称賛したいんですが、遥か昔(具体的にいうと2014年)、旧ブログでシャーペン落書きであげていたものをたまたま発見し、時を超えて自分に突き刺さったので焼き直した次第です。

 解説を入れますと、クロはもともと李国の人間でアーレイス語は一応話せるしある程度読み書きできますが万能ではあり

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真弥まとめ

真弥まとめ



 圧倒的無理矢理詰め込んだ感。
 彼はけっこう遅くなってから参入したのですが存在自体はしっかり連載当初からあって、クロにとってもラナにとってもけっこう重要なポジションなので初めて本編で書いた後はけっこうな達成感がありました。
 意味がわからないものばかりだと思うんで簡単にそれぞれの絵について解説すると、

1.いつだかの誕生日絵。たぶん彼が登場してから初めての4/1だと思うので、2015年と思

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紅崎圭まとめ

紅崎圭まとめ



 順不同。 いつの絵かもわからんものがあります。
 圭単体の絵をだいぶ漁ったんですが、暗いキャラクターが多い中貴重な快活系キャラクターであるにも関わらず思いの外笑っている率が低くて自分でも驚いています。
 彼は明るくていいやつなんですが、背負っているものというか、根にあるものが闇深いんですよね……。そのギャップがとても好きで、彼には常に笑っていてほしいと思う一方、イラストになると彼の内面性を描

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2017-2020 白の日まとめ

2017-2020 白の日まとめ



↑古 ↓新
 ここ二年はかなりやっつけ仕事なのが目に見えていて笑ってしまう。
 笹波白と藤波黒の明確な違いは、眼にハイライトがあるかどうかです。
 2017年は、笹波白が本編に登場してから初めての白の日だったのでいろいろと感慨深かったことを覚えています。それからこうして四度白の日を迎えていますが、未だに再登場していない事実に流石に申し訳なさを覚えています。どうしているんでしょうね。果たして。

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秋季祭を楽しんでいたかもしれない彼女

秋季祭を楽しんでいたかもしれない彼女

 秋季祭前日にザナトアから給金をもらったアラン。
 ブラッキーの暴走は当初から決めていたことですが、そのタイミングに関しては秋季祭の最中で起こる案がありました。
 ブラッキーの暴走などつゆも考えていないため、アメモースたちと共に祭の出店などを楽しむアランというのどかな描写が展開される、そんな可能性がありました。ですので、そこではアランはポッポレースの出場する瞬間も目にしています。当然、実際の本編で

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ザナトアには娘がいた

ザナトアには娘がいた

 続キリでの大きな柱であったエクトルとザナトアの関係性。彼等の間柄を名前にするのであれば師弟関係が一番即しますが、親子でもあります。勿論、本当の親子ではありません。エクトルは一応クヴルール姓ですが、ザナトアはクヴルールとはまったく関係がありません。幼い頃家族関係が良くなかったエクトルはポケモンの育成に没頭し、育て屋をひとりで切り盛りしていたザナトアのもとに突撃し、彼女の元で学ぶようになります。そう

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イーブイが生まれる予定だった!?

イーブイが生まれる予定だった!?

 まあこれはさくっといきたいところではありますよね。最早出オチです。
 元育て屋について構想を膨らませていたとき「卵屋」と名付けられた、今は倉庫兼鳥ポケモンの巣として使われている建物が生まれました。卵屋は、育て屋ならではのポケモンの卵を孵化させるための場所ということで昔は使われていた、という設定があります。本文中でもその点には触れています。
 それと繋げて、卵からポケモンが生まれるという展開をした

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ハルブル登場を諦められない

ハルブル登場を諦められない

 ハルブルとは、知ってる人はよくご存じの、ポケノベのキャラクターであるハル(マネネ)とブルカニロ(フワンテ)のことで、きれいな名前だなあと今なお思い続けています。
 この話何度かどこかでしてるんですけど、ずうっと前、ポケノベ住民の方々の間で一時期ハルブルを小説の中に登場させて彼等が小説を旅する、といったような企画が一瞬持ち上がって、どういった経緯があったんかわからないですけれど、間もなくお蔵という

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「祈り」によせらせた曲におくる

「祈り」によせらせた曲におくる

 先日書きました水底のおはなしについて。
 水底は、私自身にとってはいろんな影響を受けて私の好きな要素を詰め込んでいますが、その特異性故に、実際に読まれた時にどんな反応が出てくるのか不安であったし、覚悟もしていました。分からなくても当たり前だと思って、分からなくても大丈夫だと思いながら要素をちりばめ、ファンタジーとしての部分を割り切りながら書いていました。
 しかし結果的には、ありがたいことに、曲

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「夜想曲 BGM maker」

「夜想曲 BGM maker」

 続キリ編を書き終わってから、119話に素敵な曲を頂戴しました。作品を通して生まれた曲の話も近いうちにするとして、今回は少しさかのぼり、その119話を含めた水底の話を創り上げたこの「夜想曲」を紹介します。どっちがどうというわけではなく、私にとってはみな大切です。

 最近は日本語歌詞の歌でも集中していれば文章を書けるようになってきましたが、今でも、歌詞の内容に思考が邪魔されて「あーっあの言葉……な

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「unravel TK from 凛として時雨(THE FIRST TAKE  arrange ver.)」

「unravel TK from 凛として時雨(THE FIRST TAKE  arrange ver.)」

 また主題歌ですか、という呆れ声が聞こえる。
 unravelは最早説明不要なほど有名だし、私自身東京喰種のファンでもあるので、これまた名前を出すのも本来であれば烏滸がましい。
 まあ、そう言わず。とりあえず、何も考えずに一聴して。

 はい。
 いいでしょ。いいアレンジでしょ。もうね、駄目ですよ。この人の透き通る歌声でこんなアレンジされたらもう駄目ですよ。最高ですよ。
 まず序盤のチューニングで

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「NAMInoYUKUSAKI/波のゆくさき THE RiCECOOKERS」

「NAMInoYUKUSAKI/波のゆくさき THE RiCECOOKERS」

 高まる~!

 懐かしむ方もおられることでしょう。
 連続ドラマSPECの主題歌でおなじみのこの曲は、続キリ編を語るうえで避けて通れないくらい、何度も何度も聞きました。
 音楽に与えられながら生きているし、小説も長いこと書いているといろんな音楽に影響されてきます。首都編を書いている最中に出会ったのが秦基博の「Q&A」という曲で、しろ闇全体のテーマソングといっても過言ではないくらいでOPサイズのな

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