【中医学】睡眠薬は飲んでもいいですか？
【質問】
眠りが浅いので、睡眠薬を飲もうか迷っています。
【結論】
睡眠薬は、長期に服用すると、副作用が強いため薬をやめるのが難しい薬です。
✅１）睡眠薬とは
向精神薬という大きなグループの中に、精神を安定させたり、睡眠を導入したりするお薬が分類されます。
「この薬は、医師から勧められたので飲んでもいいですか？」
「この薬は、優しいから飲んでもいいですか？」
と聞かれますが、
医師は、治療マニュアルに従って提案しただけですし、向精神薬に優しいから飲んでも良い薬はありません。
必ず、薬には副作用がありますし、向精神薬はやめるのが難しい薬です。
✅２）向精神薬はなぜやめるのが難しいか
向精神薬をやめた時に、過去のネガティブな記憶が頭の中に浮かんできます。
例えば、
・こんなことを言われて悲しかった
・私は悪くないのに
・あの時こうすればよかった
など、過去の記憶が頭の中に次々に浮かんできて苦しくなり、数ヶ月も続きます。
そのため、向精神薬は、食事療法や運動療法などを取り入れ、複数の医療チームスタッフの協力が必要です。
期間も長く、少量ずつ減薬する必要があり、現在日本の保険診療内でできる施設は、少ないです。
✅３）向精神薬のメカニズム
頭の中の水分をむくませて、眠ったような状態（食後に頭がボーッとするのと同じ状態）を作ります。
そのため、眠っているような感覚が生まれますが、眠りが浅いので、体の疲れが取れず、起きた時に倦怠感（だるさ）が生まれます。
そして、だるさが取れないために次の日も向精神薬を服用することになります。
✅４）手段は何でも良い
目的は、深い眠り、短時間でも良質な睡眠をとること。
手段は、何でも良いのです。
手段として
例えば、
・運動（ヨガ、ピラティス）
・温熱療法（岩盤浴、温泉）
・気力が高い人に会う
・自然の中に身を置く
など。
以上、参考になれば嬉しいです。
魔法の薬はありません。
【プロフィール】
外食、薬大好きだった高齢出産４児の母が、中医学と西洋医学の二刀流で、時短・高コスパの見ため年齢−20歳の美容健康法を伝えます。
このブログは、美容健康インストラクター、教育者、医療従事者向けです。
生徒さんからの健康相談やご家族・ペットの健康管理に、中医学の基礎知識をぜひ活用して、健康を守ってください。
👉やすこは、イマナカ中医師の薬剤師コース１期生です
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