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【中医学】双極性障害の躁はなぜ起こる?
【質問】
双極性障害の躁のときは、体の中でどのようなことが起こっていますか?
【結論】
心が熱を持った状態です。
✅1)心の仕事とは
心の仕事は、2つ。
喜ぶという感情を管理すること血液を流すことです。
西洋医学では、血液を流すことだけを言いますが、中医学では、喜ぶという感情と血液を流すという2つの仕事をします。
心が熱を持ちエネルギーが溢れると双極性障害の躁の状態となります。
✅2)なぜ心が熱を持つのか
原因は、たくさんあり、人により異なります。
代表的な例を紹介します。
メカニズムを覚える必要はありませんが、原因と結果のストーリーを説明できることだけ知っておいてください。
原因は、複数あり、体質によって異なります。
原因がわかれば、対策は簡単です。
人間関係などの原因もありますが、取り組んで結果が出るのに、時間がかかるので、今回は、自分1人で簡単に取り組める原因を紹介します。
原因として
食べ過ぎの場合
脾臓が気血を作りすぎたため、気のエネルギーが上に昇った。
そのため、心に熱が入り、躁となった。
足の冷えの場合
足が冷えたために、下半身は血流低下し、上半身の血流が良くなった。
そのため、心に熱が入り躁となった。
運動不足の場合
運動不足から肺が軽い機能低下を起こし、心を冷やせなくなった。
そのため、心が熱を持ち、躁の状態となった。
✅3)魔法の薬はない
生活の質(QOL)を下げないために、西洋医学の薬を一時的に使用することも必要ですが、ベンゾジアゼピン系の薬などは、脳にむくみを作って頭をぼーっとさせます。
眠れたような感覚を作りますが、実際は、眠っていないので疲れが取れません。
そのため、薬を求めたくなります。
また、長期に服用すると反跳性不眠が起こりやすくなります。
反跳性不眠とは、ベンゾジアゼピン系受容体作動薬を急に中止したときに、治療前よりも不眠が悪化することをいい、睡眠薬をやめることが難しい理由です。
以上、参考になれば嬉しいです。
薬以外にできることはたくさんあります。
【プロフィール】
外食、薬大好きだった高齢出産4児の母が、中医学と西洋医学の二刀流で、時短・高コスパの見ため年齢−20歳の美容健康法を伝えます。
このブログは、美容健康インストラクター、教育者、医療従事者向けです。
生徒さんからの健康相談やご家族・ペットの健康管理に、中医学の基礎知識をぜひ活用して、健康を守ってください。
👉やすこは、イマナカ中医師の薬剤師コース1期生です
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