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oto-meguri〜音巡り〜

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巡りあった音の話
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運命というものがあるのなら

運命というものがあるのなら

冷たい雨がぽつりぽつりと波紋を描き
彩り豊かな紅葉が白い空のキャンバスに世界を描いていた

3度で上から降りてくるそのピアノの音たちはまるで紅葉が舞うかのようで

キラキラとした高音のトリルや連符は
落ちた紅葉が丘や道に川をつくるようで

芯のあるゆったりとしたベースやユニゾンは
歴史を感じさせる大木の息吹のようで

切ないようなでも懐かしい曲調は
秋の景色にひっそりと佇む古い洋館のようで

まる

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いろいろと考えていて思った

覚悟 をしなければならないなって

時間 をかけるということに対して

命 を守ることに対して

いつか を迎え入れたい気持ちは溢れるけど

もしかしたら

手放す ことも選択のひとつなのかなって

だからこそ の 今

大事に生きる
#海の声

訪れた先で出逢ったピアノ
道ゆく人が気ままに鳴らす

私も一曲だけ…♫*・゜゚♪♫・*

膝上に息子を抱き
足元には虹色がきらり

思いがけないHalloweenのギフト🍬
#心がほんのり涙するとき #軌跡と奇跡

優しい気持ちで目覚めた朝は

優しい気持ちで目覚めた朝は

いつもの道。
変わりのない道。

車の通り沿いは小鳥のさえずりを響かせていて

無数の光粒が川面で音楽を奏でていた

チリン♪
天から舞い降りてきた紅色の落ち葉が自転車のベルを鳴らした

「気分が良くてよかったね」
どこまでも続く空に架ける想いのお返事だったみたいで

いつもの道。
変わりのない道。

生まれ変わったような透き通った道。
#心がほんのり涙するとき

出逢いに全て意味があるのなら、

何故
わたしは
あなたに巡りあったのですか。
#心がほんのり涙するとき #仕合わせ

ピアノ欠乏症。弾いたばかりなのに。
それだけ素敵なピアノに出逢ったの。

ピアノが無いからこそ弾ける時間が大切で。生まれる音を愛でたくて。良い音にしていたくて。

もっともっと上手くなりたい。
もっともっと好きになりたい。
もっともっと聴いてほしい。
もっと…

秋になるとドビュッシーが聴きたくなるのはなんでかな。
ドビュッシーは「ピアノの画家」と言われていることを知ってまさにと思った今宵。本当に絵画を観ている気分になる。彩り豊かでほんと好き。
たぶん私が情景を音にすることが多いからかな、今年も入り浸りそう。

“誇り”という名の気流に乗って

“誇り”という名の気流に乗って

2020.9.9

幸せ と呼べるものを探して
世の中を感じられることに感謝して
たくさんの人に愛をもらっていた日々

でも
ずっと
ずっと檻の中にいるみたいだった

いつわたしは
この鳥籠から飛び立っていけるんだろうって
バタバタと外の世界に憧れた
でもその扉を開く勇気が無い
そんなイメージばかり

事あるごとにその鳥と自分を重ねては
飛ぶ瞬間を想像した

両の脚を抱えたあの夜
欠けた月の光を見

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お母さんね、ピアノを弾いたんだよ。

お母さんね、ピアノを弾いたんだよ。

あのね、昨日ね、お母さんね、ピアノを弾いたんだよ。

お母さんのピアノじゃなくて
スタジオにあるグランドピアノ。

部屋に静かに一台佇んでいたの。
蓋を開けた時、鍵盤に触れていいのか躊躇しちゃった。
だって、ピアノを弾くのはもう4ヶ月ぶりだったんだもん。

今まではいつもピアノがそばにあったし、
生活環境が変わってピアノを弾く機会が減った時期もあったけど、
そういう時だって、ばあばの家に帰れば弾け

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思い出のアルバム

新しい季節🌸はドキドキとワクワクとが混ざり合う時期。
今はネガティブな感情の方が強くなることも多いと思いますが、
少しでも希望や期待✨が増えることを願っています。

ご入学・ご進級された方も
これからの方も
小さくても新しい一歩を踏み出した方も
毎日を試行錯誤しつつ生き抜いているあなたにも

どうぞ笑顔が増えますように🌈☘

音に埋もれたい

今月開催予定だった音楽会が中止になった。

このご時世だからなのだけれど
私は所用にてその音楽会には最初から不参加にしていた。

年に一度の舞台。
20人ほどで20分ほど演奏するだけなので
そんなに大きなものではない。

けれどアンサンブルが大好きな私は
毎年それを楽しみにしていた。

アンサンブルが好きなのは
その中に身を置く感動を味わってしまったから。

自分の楽器が隣の人とハモっていく。

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J.S.バッハ

バッハを聴いた。
クラヴィーア小曲集。

とても心地よいリズム、音の並び。

バッハは好きだ。

数学的で科学的で
でも無機質ではなく
祈りのような
心に訴えてくるものがある。

音楽は美しい

これを揺るぎなく思わせてくれる。

バッハに出逢った時
祈りの音楽に心奪われた。

教会音楽として知られるバッハの曲の数々。
聖なる音
祈りの音
澄んだ音

そんなイメージ

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夫婦とは

夫婦二人三脚、温かい家庭を築いていきます

結婚式で新郎新婦からよく聞かれる言葉。
新しい人生の扉を開けた二人が
笑顔の絶えない家庭を築いていく。

周りの人たちも
どうぞ幸せになってねと願う。

ああ、なんと優しい時間が溢れることか。

そして、
なんとお決まりと化していることか。

茶化したいわけでも
ひねくれているわけでもない。
ただ、「温かい家庭を云々…」というのは
聞きすぎて
むしろ

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今日、曲を聴きながら思ったことがある。

息が吸える
無理なく笑っていられる

という私の望む生き方。

それがどういうことなのか
わかりそうな感覚。

言葉になるまであと少し。
深まるまであと少し。
#心がほんのり涙するとき #40日目