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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】地震保険(建物)のリアル!体験して分かった厳しい現実~③そもそも鑑定人ってどんな人?

地震保険に関する正確な理解と適切な申請は、被災した際には欠かせません。重要な役割を果たすのが地震保険の鑑定人ですが、そもそもどのような人物なのでしょうか?

鑑定人の正式名称は、地震保険調査士といいます。大きく分けて「認定地震保険調査士」と「地震保険調査士」という2種類が存在します。

認定地震保険調査士
特定の国家資格を持つ専門家が、地震保険調査士の講座を受講し、認定試験に合格すると取得できます。対象となる資格は多岐に渡り、建築、土木、電気、法律、会計など、幅広い分野の専門家がこの資格を取得しています。

具体的には、以下のような専門家です。
1級建築士 /2級建築士 / 電気主任技術者 (第1種・第2種)/ 弁護士 / 公認会計士 / 税理士 / 不動産鑑定士 / 行政書士 / 土地家屋調査士 / マンション管理士 / 宅建(宅地建物取引士) / ボイラー技士(特級・1級)/ 測量士など

地震保険調査士
地震保険調査士は、地震で被災した人々が正当な保険金を受け取れるように、保険会社と被保険者の間でメディエーターの役割を果たします。彼らは、被災した建物の損害状況を正確に評価し、保険会社による不当な減額を防ぎます。

被災地に訪れ現地調査を行うのは、認定地震保険調査士の方です。元旦に起きた能登半島地震では、全国から調査士の方が石川県入りして査定にあたっています。

建設や電気といった専門家以外にも、法律家や会計士の方がなれるとは、予想外でした。特定の国家資格を持っている方は、取得してみてもいいかもしれませんね。

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