オードリー・タン氏と安野たかひろ氏が語るデジタル戦略。
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
今回は先日行われた、国際Web3カンファレンス「WebX」にて、オードリー・タン氏と安野たかひろ氏の対談が記事になっていたのでコチラの紹介。
まずは対談したお二人の紹介。
オードリー・タン
オードリー・タン
元台湾IT大臣で、デジタル分野の革新者として知られています。
彼女は台湾で、デジタルインフラによる誰も取り残さないサービス提供を重視し、地域参加型のアプローチや分散型ソーシャルメディアのキュレーションエンジン開発に取り組んでいます。
新型コロナ対策での日本との技術協力や、透明性と分散化を重視する理念も共有しています。
安野たかひろ
安野たかひろ
AIを活用した政策解説システムで注目を集めた政治家で、
「テクノロジーで誰も取り残さない」をビジョンに掲げています。
AIによる誹謗中傷の監視や政策普及活動を行い、選挙キャンペーンでAIエージェントを活用し、市民との対話を深めました。
また、スタートアップ業界での経験を持ち、迅速な意思決定やデジタル民主主義の実現を目指す取り組みを推進しています。
記事の要約
CoinPost株式会社が企画・運営し、
一般社団法人WebX実行委員会が主催する国際Web3カンファレンス「WebX」において、
元台湾IT大臣のオードリー・タン氏と、
東京都知事選挙に立候補し、AIを活用した政策解説システムで注目を集めた安野たかひろ氏が対談を行いました。
主なポイント:
日本と台湾のデジタル戦略の共通点:
タン氏は、台湾のデジタルインフラがすべての人にサービスを提供し、誰も取り残さないことを重視している点を挙げ、これは日本の戦略とも共通すると述べました。また、日本では暗号資産よりもコミュニティに焦点を当てた技術活用が重視されていると指摘しました。
ソフトウェア開発の課題と解決策:
安野氏は、日本の政府プロセスがウォーターフォール型であることから、アジャイル手法への移行が必要だと提言しました。タン氏は、台湾での複数の資金調達手段やハッカソンを通じた地域参加型のアプローチを紹介し、安野氏もこれに同意しました。
地域社会とデジタル化の取り組み:
安野氏は、都知事選挙でAI技術を活用して政策説明や市民との対話を行った経験を共有し、大きな反響を呼んだと述べました。タン氏も、これをデジタル民主主義を実現する新しいスタートアップのような取り組みだと評価しました。
Web3の未来への展望:
タン氏は分散型ソーシャルメディアのキュレーションエンジンの開発について語り、コミュニティ特化型プラットフォームを通じて効率的なコンテンツ集約を目指すと説明しました。この取り組みは、彼の著書でも取り上げられています。
記事からの学び
ここからは私の主観になりますが、記事から得た学びを書いていきたいと思います。
ウォーターフォール型からアジャイル型へ。
ウォーターフォール型、(計画を最初に完璧に立てる方式)
アジャイル型、(柔軟で反復的な開発手法)
安野氏は政府のプロセスはウォーターフォール型だと指摘し、それによる機会損失のリスクがあると述べていました。
これは、日本の多くの人や企業にも言えることですが、完璧な計画を立てたがる傾向がありますが、この時代においては計画に時間をかけるのではなく、走りながら柔軟に修正していく姿勢こそがこれからを生き抜くために必要なスキルになっています。
Web3の透明性と分散化の意義。
新たな技術を単なる投機の対象ではなく、コミュニティの利益や社会課題解決のために活用する姿勢が求められます。
分散型プラットフォームや透明な意思決定プロセスはその具体例で、個々の参加者が意思決定に直接関わることができます。
そのため、単なるユーザーとしてではなく、
積極的に参加し、他のメンバーとの協力を通じてより良い解決策を模索する姿勢も重要になっていきます。
おわり
以上が今回の記事の紹介になります。
今回の対談は30分という短い時間でした。
正直2時間くらいでガッチリ話を聞いてみたいと思っています。
このように学びの場を得られることは本当にありがたいので、これからも可能な限り勉強していきたいと思います。
以上、ウエマツでした〜
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