Ueda(ゆきんこげんき)

上田学習教室(個別&少人数)経営&指導←家庭教師←私立高←進学塾/小中…

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上田学習教室(個別&少人数)経営&指導←家庭教師←私立高←進学塾/小中全科/高校文系/小論文/日本習字&Pf //一男一女/地方国立中外部試験合格/W受験/DD:Vo(tn)/JK:ballet/with保護黒猫1歳♂//平川市少年少女発明クラブ事務局&指導員//趣味:絵画&写真

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教室開設への思い

 私の人生は、成功と挫折を繰り返してきた、紆余曲折の人生である。今幸いにして小さな学習教室を経営できるまでになれたが、それまでには様々辛い思いもしてきた。もし私と同じように辛い思いをしながらも、次世代のために何らかの社会貢献がしたい、あるいは苦境を乗り越えたいと願う者がいるならば、その者のためにもここに半生と教室開設への思いを書き記して遺そうと思う。 1.幼少期…音楽との出会い  私は幼少期より音楽が好きで、いつも歌を歌っていたようだ。記憶に残るところでは、初めて人前で披露

    • 30年

      新年あけましておめでとうございます🎍 大雪の幕開けとなった2022年ももう2日となりました。 教室としては5周年を迎えます。我が子に習字を教え始め、それから近所のお友達、そのお友達と少しずつ生徒も増え、このコロナ禍の最中ではありますが、春から教室を増設しようかと計画するほどになりました。これもひとえに皆さまのご支援の賜物です。 個人的には大学4年に初めて高校受験をする生徒に家庭教師として指導した生徒からこれまで指導歴は満30年となりました。 最初の指導は力及ばす第1志望

      • 読書感想文論考

        夏休みも中盤! タイムラインでは読書感想文についてのツイートが目立ちはじめました。 毎年夏休み前から、読書感想文についてあれやこれや言われるわけですが、例年あまり芳しい意見はありません。あまつさえ、昨年は不要論さえ上がり、炎上していました。 なぜそこまで読書感想文が嫌われるのでしょう? 読書感想文を書くことによるメリットは果たして本当にないのか? 今日はそんなことについて つらつらと述べていきたいと思います。 読書感想文はなぜ嫌われるのか 私自身、読書感想文に対してど

        • 美しい文字を書きたい

          今日も私のスペースにお集まり頂き、ありがとうございます。 今日はフォロワー様よりリクエストのありました、『美しい文字を書くこと』についての一考察をしていきたいと思います。 私の特技は〇〇です。 皆様はこの〇〇に何が入りますか? 私が答えるとしたら習字と答えたいところですが、実はまだ自信を持って言えない状況です。 というのも日本習字における私の段位は漢字部五段であり、この上に、六段から八段までの試験制の高段位があるからです。ちなみに中学生までの生徒部の八段とは別で、生徒部に教

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        教室開設への思い

          ダブル受験を終えて

          今回で3回目となりましたスペースですが、今日は我が家のダブル受験のエピソードをご紹介したいと思います。 と申しましても、フォロワーさんの皆さまも同業者の方が多数おられますので、受験生の事については良くご存知と思いますし、ダブル受験を経てこられた受験アカウント様も多数おられることと思います。 ただ、これが自分の子どもとなると、勝手が違うと思っていらっしゃるのではないでしょうか? 今日は皆さんよりほんの少しだけ歩みを進ませている私から、これまでの我が家のエピソードをご紹介し

          ダブル受験を終えて

          地方高校からの大学受験

          時は令和 2019年10月24日における、萩生田文科相の発言は、各方面に非常に大きな影響を与えました。 これを受け、半ばタブー視されていた経済格差と学力格差、地方格差が公然と議論されるようになりました。 身の丈にあった生活は安心感をもたらしますが、いつまでもその中にいては人は成長できません。 今より少し背伸びして見える世界でチャレンジすることで人は成長します。 そして一人一人が成長できれば総じて国も豊かになります。 ですから経済格差という阻害要因で学力格差を広げては

          地方高校からの大学受験

          読書と学力は関係する?

          教育相談で小、中学生の生徒や保護者の皆さんと面談しておりますと 国語の成績があがらないんです。 とよく言われます。 それで、 じゃあ、毎日どれくらい勉強していますか? と尋ねると、多い人は1〜2時間と答えます。でも、 じゃあ、国語には? と訪ねると、大抵の人は黙ってしまいますが、皆様はどうでしょう? そして、 国語の成績を伸ばすには、読書させた方が良いですか? という質問になります。 これについて、 私個人的には とりあえず学力が上がるか下がるかの云々はさて置

          読書と学力は関係する?

          授業進度ギャップ

          地方における子どもの教育は、一般的に 地元公立小→公立中→県立高校or私立高校 というコースを歩む。 中学受験のない地域においては、高校において初めて地元を離れて近隣市の高校に進学するようになるが、この時、進学先の学校によって、授業進度のギャップに悩む生徒が多くなる。今回はこの授業進度について考察したい。 小中高における授業体感速度 以下あくまで私自身、あるいは子どもたち、教え子たちの様子から得た経験則からの個人的な意見であるので、参考程度にして頂きたい。 仮に小学校

          授業進度ギャップ

          2学期制、3学期制のメリット、デメリット

          弊教室の在籍者は、小学校1年生から高校3年生までだが、25名の小規模教室であるにも関わらず、4小学校、5中学校、4高校と、学校も学年も実に様々であるが故に一斉授業という形式は取れない。従って教室では自学を中心として、本人が学習計画を立てている。 そんな状況下のとある5月の光景のこと。 高校生は明日からテスト、I中の子は明後日からテストということで、それぞれテスト範囲を黙々と(睡魔と戦いながら)さらっている。が、H高校はすでにテストは終わっていて、H1中も終わっている。しか

          2学期制、3学期制のメリット、デメリット

          習字のススメ

          習字は生涯に渡って長く続けられる習い事の一つに挙げられる。上田学習教室で1番早く取り組み始めたのも実は習字部門である。 始めは自分の子ども、そのお友だち、そのお友だち、と輪を少しずつ広げてきていて、現在11名の会員で切磋琢磨している。 習字の起源については、まず漢字文化圏の中国で書道が発達し、日本へは6世紀から7世紀頃、飛鳥時代から奈良時代にかけ、仏教とともに写経として書道が伝わったとされる。書をしたためる事は、教養の1つであるとされ、多くの文化や芸術と同様に、時代が進むに

          東日本大震災から10年

          25〜26才の時 私はいわき明星大学(現:医療創生大学)大学院に進学するため、福島県いわき市に移り住んだ。仕送りは無いことを条件に進学したので、生活費を得るため、いわき市内の進学塾で働いていた。分校舎もある、当時市内で1番大きい個人塾で、本校のクラスに週3日、週に1度ずつ久ノ浜町と南相馬の原町の校舎に行っていた。 分校舎はとても小さな教室で、それぞれ小学生から中学生まで6名ずつの生徒達に国語を教えていた。特に原町校舎に行くまでは、国道6号線を北上し、東に青い海と青い空に白く

          東日本大震災から10年

          小事が大事~通塾のタイミングについて

          今シーズンの受験もいよいよ終盤だ。 塾によっては明日から新学年体制に入るところもあるだろう。 地方の非塾生でも、新1年や新3年生の頃には、そろそろ塾に通った方が良いのかと思い始めている頃だろう。 が、毎年中3秋口になってからの駆け込み入塾者が絶えない。この時期からの入塾では、希望に添えない事が良くある。希望の高校、大学へ行きないと思うなら、できるだけ早い入塾を勧めたいのだが、その理由について書き記してみたい。 学習はいつから? まず本題に入る前に、塾の先駆けともいえる寺子屋

          小事が大事~通塾のタイミングについて

          生きる力

          一昨日の地震は思いの外、規模が大きかった。それは10年前の東日本大震災を容易に呼び起こすと共に、改めて生きるとは何かと思い直すこととなった。ここに以前からしばらく考えていたことを踏まえながら記しておきたいと思う。 東日本大地震で10年前、高校受験時から引き続き受けもった生徒が、受験で北陸方面の大学を受験しに行った際に電車内で東日本大地震に遭遇した。 日程を把握していた私はすぐに連絡して消息はつかめたが、車内に閉じ込められてしまったという。当然1人で受験に向かっていた。 次々

          目標設定を高く

          受験シーズンもいよいよ終盤だ。 折しも首都圏の中学受験の天王山だ。大学受験も私立大学から始まり、国公立大の個別試験が始まり、地方においては私立高校、公立高校受験と、それぞれが最終的に出願先、進路にむけて最終調整をしているだろう。 この最終進路決定にいたるまで、おそらくどの家庭も志望校を決めるまで、紆余曲折しているだろうが、ここで気をつけて欲しいことをまとめたいと思う。 「青年よ大志を抱け」北海道開拓使の父であるクラーク博士は、札幌農学校(現北海道大学)」の初代教頭である。彼

          目標設定を高く

          語彙力=検索力=自学力

           教室では、授業中のスマホの使用を許可している。むしろネットを使って検索して調べてみるよう声がけする。  スマホの使用については、賛否両論はあるが、私は使い方さえ間違えなければ、自学を支えてくれる便利なツールだと思っている。その理由についてまとめてみたい。 1.スマホの機能を上手に使う まず第1に、私自身、ワーキングメモリが弱く、生徒さんに伝えるべき、膨大な情報を全て正確に記憶できていないのだが、この便利なインターネットの検索エンジンのおかげで、私のように少々メモリが小さ

          語彙力=検索力=自学力

          9歳の壁と中学受験

           中学受験を意識し、塾に行き始める時期として、都内では早い生徒は小3、大多数は小4、遅くても小5には通塾し始める。 当該地区でも、小5あたりになってから受験を意識しはじめることが多い。  いずれにしても小4、5年というのは、いわゆる9歳の壁なるものに遭遇する。 その時期にいったい何に気をつけたら良いのか、考えてみたい。 1.9歳の壁  まずは9歳の壁について、様々な研究や文科省での定義を整理しておきたい。 ・子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題: 文部科学省  ht

          9歳の壁と中学受験