斉藤達也@長野県上田市

3.11をキッカケに豊通を辞めてUターン。上田市議(2期目)、産業環境委員長。上田高校…

斉藤達也@長野県上田市

3.11をキッカケに豊通を辞めてUターン。上田市議(2期目)、産業環境委員長。上田高校、東京理科大卒、2021年東洋大学公民連携専攻修了、2022年都市経営プロフェッショナルスクール。政策は産業、教育・子育て、医療、公民連携。家族は妻と娘、豆柴。上田大好き!

最近の記事

自分たちのまちの未来は自分たちで創る~上田城下町エリアビジョン策定へ!2023年12月議会⑤~

財政が厳しくても優先すべき「上田のビジョンづくり」 (斉藤達也) 次に、財政が非常に厳しい中でも、私自身としては優先すべきと考える上田のビジョンづくりについて質問していきたいと思います。令和5年11月14日に上田ビジョン研究会主催の上田リバース会議の関係で、第1回上田まちなかデザイン会議が開催されました。ゲストは、松本市の三の丸エリアプラットフォーム運営委員長を務めた山下裕子さんで、主にどういうまちに住みたいか、いわゆるエリアビジョンの重要性等についてご講演いただきました

    • 公共施設マネジメント推進に向けて人員体制強化やスクール派遣に期待大!~2023年12月議会④~

      何度でも言います。なぜ公共施設のファシリティマネジメントが必要なのか? (斉藤達也) これも今までの繰り返しにもなりますが、今まで私自身が注力してきたこととして、公共施設の適切な維持管理や経営改善等の提案があります。そこに注力してきた理由というのは、公民連携とか公共施設のファシリティマネジメントという手法を用いて公共施設の更新改修コストを極力抑えると同時に、稼げる部分は稼ぐ、インフラとして投資回収し、捻出した予算を教育だったり、医療、福祉等、より重要な事業に振り向けられる

      • 堆肥化することでコストは減るのか!?~2023年12月議会③~

        ごみのリサイクル率日本一の常連である鹿児島県大崎町の取り組みと印象に残った言葉 (斉藤達也)次に移ります。我々新生会は、9月28日に鹿児島県大崎町にある大崎町SDGs推進協議会のオンライン視察を行いました。その目的は、大崎町はごみのリサイクル率日本一を過去20年間で14回も達成しており、生ごみの堆肥化等のコストを極力抑えて徹底した分別を実施していることから、有機物リサイクル施設整備の参考にするためです。生ごみの回収から堆肥化への流れは、町内150集落のごみ集積所に計200

        • 皆さんご存じでしょうか?生ごみの主な回収範囲は中心市街地の63自治会(予定)です~2023年12月議会②~

          くどいようですが新たなハコモノ建設は慎重に (斉藤達也)今までの繰り返しになりますが、これから新たに建設する公共施設については、施設整備の必要性の精査、身の丈に合った施設規模の見極め、そして建設費に係る一般財源の負担を減らすことはもちろんのこと、施設が役割を終えるまで毎年一般財源から支出せざるを得ないランニングコスト、ライフサイクルコストをいかに適正な水準に抑えるかが重要になってきます。 そもそも生ごみ堆肥化(有機物リサイクル)施設建設の目的は?  有機物リサイクル施

        自分たちのまちの未来は自分たちで創る~上田城下町エリアビジョン策定へ!2023年12月議会⑤~

          子どもたちの世代に負担を先送りしない土屋市長の覚悟とは~2023年12月議会①~

          なぜ上田市は子どもたちのためにお金を使えないのか(斉藤達也) 本日の午前中の質問では、財政に関して非常に聞き応えのある質問が続きました。私もそれを受けまして、自分に気合を入れて将来世代、子供たちの世代に過度な負担を残さないように質問してまいりたいと思います。  先日、ある老朽化した子育て関連施設の今後に関する打合せの席で、小学生のお子さんを持つ保護者の方から次のような発言がありました。なぜ上田市は、これから一番大切な子供たちのためにお金を使えないのでしょうか。皆さんならこの

          子どもたちの世代に負担を先送りしない土屋市長の覚悟とは~2023年12月議会①~

          「水道広域化は最上流の上田市が議論のイニシアティブをとっていく」~2023年9月議会⑤~

          老朽化した管路の更新(費用)を平準化する工夫とは (斉藤達也) では次に、大和郡山市の令和2年度の老朽管率、この定義は40年を超過した水道管の率と大和郡山市では定められているのですが、その老朽管率は30.7%、そして管路の更新率は1.4%ですが、管路の更新率については1.0%と1.5%の2パターンで今後30年間の老朽管率の推移を比較し、その結果、更新率1.5%にした場合は老朽化が抑制できるとのシミュレーション結果が得られ、広域化参加の条件の一つとして、更新率1.5%とした

          「水道広域化は最上流の上田市が議論のイニシアティブをとっていく」~2023年9月議会⑤~

          水道広域化(合併)に際し、特定の事業体が損をすることのないルールとは~2023年9月議会④~

          水道広域化により合併する企業体の内部留保資金と企業債残高は (斉藤達也) 次に、引継ぎ資金のルール化について、令和5年6月議会における尾島議員の質問に対する答弁の中で、今後の研究会の中での検討事項であり、どこか特定の事業体が損をすることがないようなルールとなるよう検討していくとのことでした。先ほどお伝えしたとおり、大和郡山市は引継ぎ資金の額が大きいため、当初10年間は優先的に投資されることが決まっています。  そこで伺います。1点目として、上田市と広域化を検討している長野

          水道広域化(合併)に際し、特定の事業体が損をすることのないルールとは~2023年9月議会④~

          奈良県大和郡山市が提示した水道広域化の条件とは~2023年9月議会③~

          奈良県大和郡山市が提示した水道広域化の条件とは (斉藤達也) では次に、奈良県大和郡山市は、令和3年1月の広域化に関する覚書締結時には署名を見送っており、その理由は主に3つありました。1つ目は、災害時にも自力で水を確保できる自己水源の廃止が盛り込まれていたこと。2つ目は、大和郡山市の水道事業は貯金が多く、負債は少ないにもかかわらず、広域化で事業統合した場合に持ち寄る貯金や負債のルールが定められていなかったこと。3つ目は、広域化した場合に目標とする管路更新率1.34%では、

          奈良県大和郡山市が提示した水道広域化の条件とは~2023年9月議会③~

          水道料金がまた値上がりするかも!?~2023年9月議会②~

          水道料金はコロナ禍にも値上げしたから当面心配ないはずだよね? (斉藤達也)では次に、上田市は令和3年10月から水道料金の8.3%の値上げを行いました。その背景として、水道施設の多くが更新時期を迎えていること、さらに多発する自然災害に備えた耐震対策等も求められているため、今後年間約15億円を投じて計画的に老朽化した施設の更新等を進めていく必要があること、それに加えて人口減少による料金収入の減少も見込まれ、10年後には内部留保資金が大幅に減少する見込みであるという背景がありま

          水道料金がまた値上がりするかも!?~2023年9月議会②~

          水道広域化説明会の動画が公開へ!若い人の意見はどうすれば吸い上げられる?~2023年9月議会①~

          超重要課題なのに市民に知られていない水道広域化 (斉藤達也)おはようございます。朝一番、元気よく務めてまいります。  我々産業環境委員会は、去る7月19日に奈良県大和郡山市に水道事業広域化に関する行政視察に伺いました。その目的は、大和郡山市は広域化に条件付で参加した自治体であり、その取組を調査研究することで、上田市としても水道事業の広域化への参加可否を検討する中で、クリアすべき条件の整理ができるのではないかと期待したからです。  そこで、本日は大和郡山市の事例等を参考に、

          水道広域化説明会の動画が公開へ!若い人の意見はどうすれば吸い上げられる?~2023年9月議会①~

          民間施設を活用した生ごみリサイクルの提案~2023年6月議会④~

          民間施設を活用した事業系生ごみのリサイクル処理とは? (斉藤達也)次に、民間施設を活用した事業系生ごみのリサイクル処理について伺います。去る5月24日に開催されました、令和5年5月上田地域広域連合議会臨時会における土屋広域連合長挨拶の中で、特に上田クリーンセンターでは事業系ごみが増加していることから、今年度からは上田市と連携して事業系生ごみのリサイクル処理への協力依頼を行い、減量を図っているとのお話がありました。事業系生ごみのリサイクルに関しましては、昨年3月の報道で市内

          民間施設を活用した生ごみリサイクルの提案~2023年6月議会④~

          生ごみ堆肥化処理コストは年間2億2,000万円!?~2023年6月議会③~

          生ごみ堆肥化の処理コストは200円/㎏→2億2,000万円/年!? 斉藤達也)次に、有機物リサイクル施設の施設整備、基本方針の一つに掲げられている効率性と経済性について伺います。まず、生ごみの堆肥化は、できた堆肥をいかに流通させるか、つまり堆肥の質の担保が非常に重要であると言われています。現在検討が進められている有機物リサイクル施設は、上田地域の用途地域及び人口集中地区の自治会等の家庭から出る生ごみ1,100トンに加え、牛ふん772トンが搬入される計画であり、堆肥生産量は

          生ごみ堆肥化処理コストは年間2億2,000万円!?~2023年6月議会③~

          可燃ごみに占める生ごみの割合は4割もあるの?~2023年6月議会②~

          可燃ごみに占める生ごみの割合は本当に4割もあるの? (斉藤達也)次に、有機物リサイクル施設整備の前提となる生ごみの年間焼却量の考え方について伺います。可燃ごみの減量に向けて、なぜ生ごみを減量化しなければならないのかというと、可燃ごみに占める生ごみの割合は4割程度であり、年間約1万3,500トンが焼却処理されていると推計されるためとのことでした。この内訳としては、家庭から約8,500トン、事業系で約5,000トンになっています。しかしながら、可燃ごみに占める生ごみの割合は、

          可燃ごみに占める生ごみの割合は4割もあるの?~2023年6月議会②~

          今までも可燃ごみの減量化をがんばってきたのに、さらに生ごみを減らさなければならない理由とは~2023年6月議会①~

          今までの議員活動を通じて注力してきたこと (斉藤達也)私が今までの議員活動を通じて注力してきたことの一つに、公共施設の適切な維持管理や経営改善、施設再生等の提案があります。なぜそこに注力してきたかというと、公民連携やファシリティマネジメントという手法を用いて公共施設の更新改修コストを極力抑えると同時に、稼げる分は稼ぐインフラとして投資回収し、捻出した予算をより重要な事業に振り向けられる、そんな体制をつくる必要があるからです。この一般質問3日間を通じても、皆さん(議員)のほ

          今までも可燃ごみの減量化をがんばってきたのに、さらに生ごみを減らさなければならない理由とは~2023年6月議会①~

          上田市で学生が安心して勉強できる場所はどこ?~2023年3月議会⑤~

          学生が安心して勉強できる環境を整えられないか (斉藤達也)皆さんは、サントミューゼの休憩スペースなどで勉強している学生を見たり、そういった話を聞いたことはあるでしょうか。また、それに対してどのように感じたでしょうか。中には、市民の方で、ああいった場所で勉強している子供たちの姿を見て、本来そういう場所ではないのではないかというふうに感じられる方もいらっしゃるようですが、私は以前から高校生のお子さんを持つ保護者や一般の市民の方から、学生が勉強できる施設が少ないのではないかとのご

          上田市で学生が安心して勉強できる場所はどこ?~2023年3月議会⑤~

          うえだ子どもシネマクラブの出席扱いはどうなる?~2023年3月議会④~

          (斉藤達也)不登校の児童生徒に対する支援に関連して、指導要録上の出席扱いに係るガイドラインの運用の考え方について質問いたします。昨年、令和4年12月の池上議員の一般質問に対する峯村教育長の答弁において、不登校児童生徒を受け入れる場所が少ないと感じている。NPO等との連携を視野に入れながら多様な学びの場について検討していくとの答弁があり、指導要録上のガイドラインについても今年度中の策定を目指すとのことでした。  令和3年6月の私の一般質問でも触れましたが、学校に行きづらいと感じ

          うえだ子どもシネマクラブの出席扱いはどうなる?~2023年3月議会④~