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繊細なHSPがなりやすい自律神経失調症の乱れ症状、整え方治し方


最初に

自律神経は、私たちの心身の調子を整えるために大切な役割を果たしている神経です。
最近「気分が優れず不調が続いている」「動悸や息切れがする」など、体の不調が続いていませんか?
慢性的に体の不調が続いている場合は、自律神経失調症になっているかもしれません。
自律神経はストレスとの関わりが大きく、刺激に敏感なHSPさんにとっても関係があります。
今回は自律神経失調症とHSPの関係、自律神経を整えるための習慣について紹介します


HSPと自律神経失調症は関係がある?

HSPとは生まれつき周囲の環境の変化や刺激、他人の気持ちに敏感な気質を持っている人のことをいいます。
以下の項目に複数当てはまるのであれば、HSPの可能性が高いです。

  • 大きな音、眩しい光、強いにおいが苦手

  • 周りの些細な変化に気がつく

  • 空気を読むことが上手く、他人の機嫌に影響されやすい

  • 美術や音楽が好きで感動しやすい

  • 一人になれる時間や空間が好き

  • ストレスが溜まりやすく神経が疲れやすい

HSPは刺激にとても敏感なため、他の人よりもストレスを受けやすい傾向にあります。
ストレスによって常に緊張状態になっていると交感神経が活発に働きます。
この状態が長く続くと、やがて自律神経に影響が現れて不調をきたす可能性があるのです。
したがって、HSPの人は自律神経失調症になりやすいといえるでしょう。




自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経という逆の働きをする2つの自律神経のバランスが崩れることによって起こるさまざまな症状の総称です。原因として、不規則な生活・ストレス・更年期障害・先天的要因などが挙げられ、近年ストレス社会と疾患の認知により患者数が増加しています。

初発の症状として全身倦怠感・不眠・頭痛・動悸・息切れ・めまい・のぼせ・立ちくらみ・下痢や便秘・冷えなど多岐にわたる身体症状があらわれます。そして、長期化することで情緒不安定やイライラ、不安、焦燥、うつなど精神症状も併発し複雑化することが知られています。治療法として、ストレス軽減を目的に生活リズムの改善や体質改善を目的にした漢方治療などが有効とされています。

自律神経失調症とは確立した診断基準がありません。自律神経系の不定愁訴があり、その症状が一般的な西洋医学的な疾患概念にあてはまらない場合、除外診断でこの病名(病態名)となることが多いです。

現在の報告では、好発は思春期から40歳台の女性とされており、疾患にハイリスクな性格について明らかになりつつあるものの、有病率・地域差・罹患期間・死亡率など過去の報告からは明らかではありません。

また、自律神経失調症は自覚症状が収まることで治ったと思えるかもしれません。一方、精神症状の場合には、軽快したかが正直分かりにくく、症状に波があることも少なくありません。日々の病状や身体の状況、気持ちの変化をカレンダーやメモに記録することで、経過を自分自身でも観察することが可能になります。

同じ症状を複数の医療機関で診てもらいまわるドクターショッピングは、自律神経失調症を悪化させるケースも少なくありません。




自律神経失調症チェックリスト

自分自身が自律神経失調症かどうかを以下のチェックリストで調べることができます。


1よく頭痛やめまい、耳鳴りがする
2胸が圧迫される感じや苦しい感じがある
3脈拍が早い、動悸がする
4手足が震える
5便秘や下痢になりやすい、または繰り返している
6全身がだるい
7手足がしびれる
8胃の調子が悪く、食欲がわかない、胸やけや吐き気がする
9肩こりや腰痛が解消しない
10朝、起きるのがつらい
11寝ても寝ても疲れがとれない
12喉に違和感がある
13不安、イライラすることが多い
14気分が憂うつである
15集中力が続かない
16怖い夢を頻繁に見る、金縛りにあう
17風邪でもないのに咳がでる


上記3点以上「はい」なら自律神経失調症が疑われます。



自律神経失調症の原因

自律神経のバランスが乱れる原因には、以下の単一もしくは複数の要因がからみあっていると言われています。


【過度なストレス】

仕事においては、仕事内容・対人関係などによる精神的ストレスがあります。プライベートにおいては、異性同性問わず対人関係のストレスが原因となることが多いです。



【生活のリズムの乱れ】

夜更かしや夜間勤務による生活リズムの乱れ、人体の生理的リズムを無視した空間での生活やライフスタイル、不規則な食生活や嗜好品(過度な飲酒・喫煙)が原因となることが多いです。



【ストレスに弱い性格】

HSP繊細さんに特に当てはまりますが、環境の変化に弱い、感情処理が下手、気持ちの切り替えが下手、人の評価を気にしすぎるなど神経質な性格や、人と信頼関係を結ぶのが苦手、依存心が強いなど、ストレスへの抵抗力が弱い性格もハイリスクです。



【女性ホルモンの影響】

女性ホルモンのリズムが変化にカラダが順応できない時、自律神経失調症に陥りやすいため女性に多い傾向があります。




自律神経失調症の種類

自律神経失調症には、大きく分けて4つのタイプがあります。


【本態性自律神経失調症】

子どもの頃からの、自律神経の調節機能が乱れやすい体質であることが多いです。体力に自信がない虚弱体質の人や、低血圧の人に多く見られます。反面では、日常生活のストレスもあまり関係しないです。

体質を改善するための食事、睡眠、運動、休息などの生活習慣を見直すことが大切です。



【神経症型自律神経失調症】

心理的な影響が強いタイプです。自分の体調の変化に非常に敏感で、少しの精神的ストレスでも体調をくずしてしまいます。
感受性が過敏で、その移り変わりがカラダに症状として現れます。神経症との境界はあいまいです。




【心身症型自律神経失調症】

日常生活のストレスが原因です。身体と精神の両面に症状があらわれます。自律神経失調症の中で、約半数を占めるもっとも多いタイプです。
几帳面で努力家のまじめな性格の人が我慢しているうちに、自律神経に変調をきたします。




【抑うつ型自律神経失調症】

心身症型自律神経失調症がさらに進行してうつ状態を示すようになると、身体的にも、頭痛、微熱、腹痛、食欲不振、不眠などの自律神経症状があらわれます。

身体の症状の影には精神的なうつも隠れていますが、医療機関を受診しても、身体症状を改善するための対症療法しか受けられず、長期的に不快な症状に苦しむ人が多いようです。几帳面な性格や、完全主義のタイプが陥りやすいです。




自律神経失調症の特徴と症状

自律神経失調症に代表的な症状は、頭痛・めまい・腹痛・嘔吐・下痢・全身倦怠感・易疲労感・手足の痺れ・動悸・息切れなどです。また、長期化することで情緒不安定やイライラ、不安、焦燥、うつなど精神症状も併発し複雑化します。

基本的に症状はさまざまで、その人の不調の出やすい部位により異なります。また複数の症状が一度に現れたり、軽快とともに別の症状が現れたりすることがあります。経過の浅いときにコントロールを開始しないと、身体的な症状の悪化や、うつ状態など精神的な状況の悪化などにつながります。



【自律神経失調症の治療と治し方】


【生活習慣の見直し】

睡眠不足や運動不足や嗜好品(過量飲酒・喫煙)などを避け、メリハリのある生活でからだのリズムを取り戻すことで自律神経のバランスを整えます。特に運動療法は、交感神経と副交感神経のバランス良化に特に効果的です。




【薬物療法】

鎮痛剤・整腸剤・睡眠導入剤・抗うつ剤など症状や受診する診療科によってさまざまな薬が処方されますが、それにより主な身体症状が軽減されれば自律神経にも良い影響が期待できます。
しかし、薬の副作用に加えて対症療法なので、根本的な「考え方/認知」を変える必要があります。
また、自律神経系失調症は、東洋医学的に「気の流れ」に例えられることもあります。漢方薬治療は「気の異常」を改善することにより、身体症状や自律神経に良い影響が期待できます。




【カウンセリング】

職場や身近な人との対人関係がストレスの場合、物事を違う視点から見る工夫も大切なことがあります。過去と他人は変えることは容易ではないですが、未来と自分は変更がしやすいです。時にカウンセリングを受けてみることで、ストレス軽減につながり自律神経のバランスをよくすることがあります。

さらに、カウンセリングの中の認知行動療法などで、認知や思考、行動を変えることで、身体面への良い影響を及ぼすことができます。




自律神経失調症について相談する

自律神経失調症の症状は多岐に渡るため、身の周りの人たちだけではなくどの医療機関にかかっても、つらい症状が理解してもらえないといったことも少なくありません。一方、日常的に適切にストレス管理をしておけば、重症のうつ病や神経症に至ることなく、症状が軽快することも多いです。

自律神経失調症の診断には、からだに異常がないこと、明らかな精神的疾患がないことの確認が必要です。辛い症状を長期化させないために、一人で悩まず医療機関の受診やカウンセリングなど相談してみることも大切かもしれません。


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