適応障害の原因はHSP気質!?対策は?
最初に
「最近気分が落ち込み気味で体もだるい日が続いているけど、もしかしてHSP気質敏感さが原因で適応障害を発症したのかな…」
そのように感じている人も少なくないでしょう。心身ともに調子が悪いものの、ハッキリとした原因がわからないとつらいですよね。
もしかしたらHSPによる適応障害が不調の原因かもしれません。今回は適応障害になる原因と予防策について解説していきます。
適応障害って?
適応障害とは特定の環境因子における心の負荷による反応として、抑うつ状態や身体症状を生じるものです。
抑うつ状態とは気が滅入って無気力になり、今まで楽しめたことも楽しめなくなったり体が重くなることをいいます。
長引くとうつ病に発展することもあり、そうなると長い期間の通院や投薬が必要となります。
経済的・時間的にも多大な損失となるので、本格的なうつ病になる前に対策をしなければいけません。
なぜHSP繊細さんは適応障害になりやすいのか
他人に共感しすぎてしまう
HSPの人は他人に共感しやすい性質がありストレスが溜まりがちです。
たとえば同僚が上司に叱責されている場面において、あたかも自分が怒られているような感覚を持ち激しいストレスを感じることがあります。
感情豊かで共感性の高さが体調悪化の原因になってしまいます。
緊張が続く
HSPの人はストレス要因が無い場合でも緊張していることが多いものです。
緊張が続くわりにはリラックスが苦手なので、どうしてもストレスが溜まっていきます。
また、五感が敏感なので些細な刺激にも反応してしまうことも消耗する要因となります。
気になることがあり脳疲労を起こします。
気持ちの切り替えが苦手な人も多く、失敗体験や嫌な経験を何度も思い出してストレスをため込むケースも多いです。
一週間以上など長期間嫌なことを考え続けてしまうとやがて脳疲労を起こしてしまいます。
脳疲労を起こすと、一日や二日では回復できない疲労になり適応障害の原因となってしまいます。
適応障害を治す方法
対人距離の確保
HSPの人は様々な刺激に敏感ですが、特に対人関係で疲れやすいものです。
人から言われたことをずっと引きずってしまったり、自分の言動が人を傷つけてしまってないかを延々と考え、疲労とストレスを溜め続けてしまいます。
適応障害の治療に当たっては、自分の苦手な人や環境などと距離を置くことも必要となる場合があります。
リラックスと休養
適応障害は疲労が溜まりすぎた状態とも言えるので、治すにはリラックスと休養が欠かせません。
日ごろから自分のリラックス法を確立しておくとよいでしょう。
マインドフルネスやストレッチや散歩、入浴など自分にマッチしたものを探しましょう。
体を動かしたくないときは、とにかく横になって休養することも有効です。
寝付けなかったとしても横になるだけで体は休まります。
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