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計画運休

情報提供とか発信に
課題を残した、
この台風24号接近による、
計画運休という対策の判断は
英断だと考えている。
確かに、
まあネガティヴな意見もある。
平日でもやるのか、
日曜は行楽日だとか、
そもそもの必要性を
突っ込む意見も、
周知の他に
文句なのか恨み節なのか、
批判も賞賛もある。

関東は首都圏で、
それも一部ではなく、
首都圏の大交通網である
JR東日本の在来線全てが
20時以降に順次
運転を取りやめた。
実施した先月30日から
3日後の会見で、
今後も計画運休の実施と
周知法と運休の是非について、
検証検討するということが
明らかになった。

八王子でも
観測一位の暴風となる
約50mの最大瞬間を
記録していたし、
沖縄奄美の離島は
台風の通り道の
代名詞も持つし、
今号のコースも
コースではあったが、
関東直撃だったり
近年の首都圏の天災知らずは、
根拠もない単なる
平和ボケ的楽観論であって、
関東北部豪雨が栃木茨城で
線状降水帯による
大雨被害をもたらしたり、
東日本大震災では
液状化や風評被害や
停電等のインフラ
ダメージは経験したものの、
やはり真に被害者に
なっていないことからか、
何処か舐めたところがあって、
近日起こった関西大阪など
中心に猛威をふるった
台風被害も何処か他人事で、
リスクオフや予防策を取る
必要が無いなどと
タカをくくってる節がある。

この24号も、非常に強い、
猛烈と、強さが尋常でなく
コースも列島縦断と、
危機意識を持つには準備期間は
今号が列島南沖で発生した
当初からして随分あったはずで、
列島縦断のコースが
判明してからは、
精度の高い予想が
出るようになって、
接近後上陸してからは
進行速度を上げることで、
台風の中心から南東サイドは
風の勢いが凄まじい
という予想もなされ、
注意喚起も盛んだった。
それを如実に示すのが、
沿岸部でなくとも首都圏
最接近時に計測された
八王子での記録だろう。

最接近の時間帯は
計画運休20時ではなく、
24時頃とこのギャップから、
計画運休開始時刻にも
いちゃもんが
付けられている格好だ。
全く関係ないが、
西日本豪雨の中、
ひっきりなしに続報を
伝え続けたNHKは、
台風24号接近に伴い、
首都圏では大河ドラマ
西郷どんを放送延期にして、
台風関連のニュースを
一日中貫いた。
やはり、
それだけの規模の、
非常に強い台風だったし、
被害が出る前に予めの
重要性を噛み締めることで、
今回の一連の動きを
評価しては
良いのではないだろうか。
この強さを誇る台風の中で、
不要不急の外出をするなり、
無謀な挑戦かどうかも、
一人ひとりが
各々時々に応じて、考えて
リスクを回避する決断を
下していかなければならない
とも言えるだろう。

計画運休の実施を含め、
その可能性について、
当日内ではなくとも、
更に予め
発信され報道されて、
より多くの人で
共有されていて良い
タイミングに配慮を
更に努めることが出来れば、
これほど盛り上がらず、
今よりも非難少なめの
評価多しの声が
集まったかもしれないが、
初物に議論が止まないことで、
こうして連日良くも悪くも、
活発な状況は
悪くないのかもしれない。
台風の影響や爪痕も鑑みて、
翌朝始発からも点検を
兼ねた見合わせも続いた。
午前一杯の運休というのも、
選択肢に取り入れるべき
だったかもしれないし、
結局日曜の日中から
翌月曜の朝と午前にも
大きく及んだ訳で、
その時の台風など
天災の状況に応じて、
社会インフラとして
人の動きの調整弁として、
より広義に深く大きく、
困難でも英断を決して
いかなければならないことを
思い知らされた、それは
一機関や企業や国だけではなく、
皆に一人ひとりそれぞれに
問いかけている。

この御時世に、
異常気象や天変地異を
侮ることとは決別して、
大きく予防策を張って備えよう。

計画運休と計画再開、
ということらしい。

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