観た観た(3502字)
ベルギー、イラン、カタールねえ。
今大会(アジア杯2019)、
3-2、1-0、2-1、1-0、1-0、3-0、1-3。
PK失点は、初戦と決勝。
得点では、2戦と準々決勝と準決勝。
やっぱり大きいっすよね。
初戦のは一点差に詰められ、
決勝では引導を渡された。
1-0(PKが決勝点)は2戦もあるし、
貴重な追加点(イラン戦1-0から2-0に)で
プレッシャーを与えもした。良くも悪くも、
ほぼ一点モノのPKの重さをひしひし感じる。
W杯や強豪国との対戦にて、
PKを与える印象はあるんだけど、
(それも倒しての、)敵の突破・侵入に
上手くやられたなという、そういう
嫌なイメージも付いてくるというか。
このアジア杯では、初戦に許したPKは
微妙だな事故なのか不注意か
(センター付近のボールロストから
スルーパス一発…)やられたのか。
決勝のは前の2失点も最悪だが、
ハンド事故(コーナーキック時)の
PKによって、引導を渡された。
贔屓目だけど、凡ミスも無いけど、
そういう相手が多かったアジア杯だったし、
要は(敵はアジアは…、恐らく対戦国にとっては
日本も…残念ながら)強かなかった。
油断・慢心、不安がやばいくらいに、
自分たちのプレーに緩さあるいは
硬さが出るんだなというのが、
敗戦では今振り返れば分かる。
ベルギーには油断で2-1と2-2。
不安は2-2と2-3。2失点目は
グラデーション(油断+不安)がある。
この試合は、前半締めて0-0で
後半に幸先良くベルギーを差し置いて
2-0になったが、この試合の中でひっくり返された。
イラン戦も前半0-0、後半スタートを耐えると
一挙3ゴール(3-0完封完全勝利!)。
但し、このゲームの勝利が
過信に近い慢心や油断を誘発もした。
イラン戦は最後に乱闘有りも、スコア上では
事なきを得て完勝したはした。カタール戦は、
カタールを侮った面もあっただろう。
油断から2失点を許した。
1試合を勝ちで乗り越えたものの、
チームも(新体制に)変わって、
自信過剰も裏目に出て、上手くいかない
不安の正体と対策を打つことができないで、
2失点を喫して敵を勢い付けて、
与し易さを抱かせた点こそ、最も
憂慮すべきことで、前半は最悪だった。
せめて、1失点か。1-1同点すぐにか、
0-2から1-2へと、蓋を閉める(=ベタ引き)
後半の前に狼煙を上げておきたかったが、
今やタラレバなのか不満か愚痴か。
不安は見当たらなかった、決勝カタール戦は。
失点後の交代カードや戦術チェンジも、
打つ手に窮したかには見えたが、
過信でなく、十分に自信は持っていたし、
1失点ごときでは、負けないと
畳み掛けるべき時に、本当の意味で
挫かれたのが2失点目ではないか。
0-2からも、何か特別に対策を
講じた様には見えなかった。
スタメンがベストの策に尽き、
得点を奪い返す想定はあって、
現に後半も中盤に1-2にしているが、
ここまで初戦を除いて3回も勝利に
繋げてきたPKを、ここぞで
カタールに事故まがいとは言え、
致命的なPKを与えて万事休した。
ミドルとPKを許したトルクメニスタンには
1失点の内に、逆転して3点も奪って辛勝。
同じく、カタール戦でもミドルとPKを
許してしまったが、ミドルは追加点で
0-2、PKで1-3。南野1ゴールを
同点と逆転には繋げられず、
カタールを助け、塩を送ってしまった。
ミドルに関しては、ボールホルダーや
前向き半身のプレー、スペースなど、
自由を与えすぎた(結果的に)。
チャレンジ&カバーのチャレンジ無くして、
阻止やブロックも無いのは明白だ。
気になっていた緩さは、この大会期間中に
幾度も散見されたし、裏突破や一発の
抜け出しをかなりケアいや嫌ったのもある。
ボックス内でのファウルも忌み嫌った結果でもある。
ボールホルダーには潰し(を徹底的)に
トライすべきだったが、芳しくなかった。
抜かれて不利を嫌っても、その分ある程度
壁になって邪魔することも出来なかった。
ベルギー戦では2失点目は巧みな
コントロールからクロスと空中戦、
その前の中での駆け引きで場所取り合戦で負けたが、
ヘッダーの数に不足もあったが、
その中で出来るファーストバトルや
ボールへの反応で対するべきだったが、
これもタラレバ。カタール戦は足元や
1対1でも膿が露見噴出してしまった。
先述通り、初戦から良くない試合続きで、
Bチーム(?)同士の対戦で逆転勝利を収めたものの、
ウズベキスタン戦やサウジアラビア、
快勝予想のベトナムにも、良い攻撃を
許して受けていたシーンも数え切れないほど
あったにはあった。得失点シーンには
ミスも付き物で、だから生まれるし、
その他にも良い攻防も見られるし、
全部洗い出ししたいが、もっともっと
各人それぞれ、勿論監督コーチら首脳陣含めて、
厳しく突き詰めて成長するしかないし、
W杯でも色々分かった中で、その熱を冷ます、
悪弊を忘れさすようななかったことにして、
はい新チーム万歳ではなくて、アジア杯を
中途半端に優勝して、うやむやになるよりも、
と負け惜しみも言いつつ、予選通過して
本大会で、大旋風を巻き起こして、優勝したいのが
一番なのだから、あわよくばでもいいが、
少しでもその為に必要な力をつけたい。
油断と慢心と不安に左右されない、
冷徹冷酷なゲームコントロールや
マネジメントをベルギーの底力と2点先行の
カタール後半戦からね、応用して進化しないと。
ベルギーもブラジル戦で2-0先行して、
1失点ストップで3位進出もあるのだから、
先制許そうが、逆転もすれば良いわけで、
やらせない厳しさと劣勢を顧みぬ粘り強さ、
それを活かす戦術や奇策でも小手先でも技術も、
身に付けるモノもまだまだある。
負けた嘆きと詰りと、未来悲観論も、
あまり意味がないし、完敗なのかカタール戦は、
しかし、次はアジア予選では、
カタールとは当たらないのでね、
カタール開催ですからね2022W杯。
W杯で良い感じにお互い勝ち上がればやり合うし、
今度のコパアメリカでも有り得る。
カタール以外にも成長をどこもしていくし、
そこに離されることのなきよう、
リードを作ればいいし、この一つの負けが、
すごく致命傷にもならないで、寧ろ、
糧として作用させなければならないし、
なるだろう。それは、選手選考か
戦術か交代策か。始まる予選と、W杯の間にある、
もう半年もない南米選手権での勝ち上がりと、
東京五輪も来年に控えており、
森保監督の仕事も多く、手腕を発揮すべき、
評価されるステージも数多く、カタールで
例えばドーハの歓喜なんかで悲劇を
払拭できるかが、問題だ。多様な意見を
戦わせることと、応援と、合わせてやっていこう。
目下のコパアメリカで、地元南米勢を
差し置いて躍進を期待もして、勿論、
その力があること、またウルグアイを破ったり、
チリとは確り相見えて倒すところも見たい。
ここでの成績次第ではポジティヴ視が
傾くこともあり得るかもしれない。
今のところ、あまり心配する必要はない。
今、思いついたというか気づいた。
W杯プレ大会のコンフェデ杯ってどうなるの?
各6大陸王者とW杯前回覇者と開催国が相見える。
2022開催国カタールがアジア杯優勝しちゃってるけど
開催国枠はカタールならアジア枠はもしや、
準優勝の日本がおこぼれラッキーなんて
考えてググったらばですよ、
コンフェデ杯って廃止が決まってたんすね
2017で終わりだってで、冬のクラブW杯も
2018で現体制は廃止で、2021年6月に
開催方向なんですと、チェックしてるはずなんですけどね。
コンフェデ杯もクラブW杯も終わりなんて
悲しいニュースをたった今、知っちゃいました。
そういえば、イラン戦勝利後に
どこのメディアも伝えそうな情報を
言ってなかったもんなと今になって分かりゃしたね。
代表レベルでは、アウェイで強豪とどれだけ
エキシビション組めるか、敵を本気にさせられるか。
直近では、招待参加のコパアメリカと、2020東京は
森保監督が率いるから、代表監督としての国際経験や
自信を深められるか、どれだけA代表へ若手を
引き上げられるかで還元について観るべきだ。
W杯予選や国内でやる親善試合では負けては
ダメだし、外でやる時や強豪と対峙するときにも
如何に勝つか、FIFAランクにもこだわりたいからこそ、
また無敗記録とか続けて欲しい、いや、連勝記録を。
時間は試合数はあるけど、そう見えるけれども、
絡むべき選手、絡まなきゃいけない選手も多くいる。
とにかくクラブシーンで各選手がどれだけ更に
良い選手になって躍動できるか、代表の前後の
日課をどれだけ有意義にできるか、常に各個の
取り組みに資するに尽きる。観る側の目も
肥えさせていかんと、楽しく追いかけよう。
代表、国内、海外サッカーを。
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