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バイスサワーの調べ学習

急にお酒入っちゃってすみません。(私が今飲んでいる訳ではないです。)

みなさんはお酒飲みますか?
私の場合、飲めるが機会がない限り飲まない。という感じです。
家飲みもしないし、「お酒飲みたい!」と思うときも特にありません。
兄が作ってくれるハイボールが好きですが、それも兄がいなければ飲まない。という感じ。種類もよく知らないし、どちらかというと疎い部類に入るのではないかと。

「じゃあなんでお酒の記事書くねん。」
という声が聞こえてきます。きっかけはこのとき。

このイベント、新代田FEVERというライブハウスで行われたのですが、そこに隣接しているpootleというお店でコラボドリンクが売っていたんです。

それが「リバイズドバイスサワー」でした。
(正式名称を忘れてしまったのですが、「再定義=revised」と「バイス」がかけられていたはずなので、おそらくこんな感じ。曖昧ですみません。)
ブルーベリー・キュウリ・ミントがトッピングされていたので、さらにスッキリ!
とても飲みやすくて美味しかったのを覚えています。

その時の写真です。ノンアルを選べたのでノンアルにしました。真昼間だったし。

それでです。
後日、「バイスサワーが美味しかった」という旨をまつげパーマの担当の方に話していたら

「バイスかぁ〜〜。オジのイメージ。」

とおっしゃっていて。(決して嫌味ではなく、世代的に私が飲むのは珍しいというニュアンスでした。)
「あのピンクの見た目といい、味といい、大学生にウケそう」と思っていた私はびっくり。
しかも、「バイスサワーを製造している工場が東京都大田区しかないらしい」という情報をコラボドリンクお知らせのときに聞いたので、ますます謎が深まるバイスサワー。
これで一つ記事書けそうだな、と思ったのでこれから謎解きしていきましょう。

前置きが長くなりましたが、いざいざ〜〜。


バイスの出身地

バイスサワーは、株式会社コダマ飲料が生産する「コダマサワー」シリーズの一つとして、1984年に登場した製品です。
(今年で40周年☺︎)
このシリーズでは、1981(昭和56)年の「レモン」を皮切りに様々なフレーバーが登場しています。
現在は、レモン・うめ・青りんご・ライム・バイス・グレープフルーツ・巨峰・ざくろの全8種類です。(2023/2/17現在)
*過去のフレーバーとしては、ウイスキー・トマト・アロエなどがあったようです!個人的にはアロエが気になる。

製造している株式会社コダマ飲料は、有限会社コダマ飲料として1958(昭和33)年に創業し、最初はラムネメーカーでした。
1975年に株式会社コダマ飲料に社名変更し、割材用炭酸水の製造を始めました。
その後、先述した通り「コダマサワー」シリーズを製造開始するなど、割材メーカーとして様々な製品を世に送り届けています。
全製品を東京都大田区の自社工場で製造しています。つまり、コダマ飲料の製品は「地元東京の味」なのです。


マジックスパイス「しそオイル」の危機

バイスサワーにはしそオイルが使われています。しそオイルはバイスサワーの美味しさの鍵を握る重要なマジックのようなものだそう。
しかし、コダマへしそオイルを卸していたしそ加工工場が2011年の東日本大震災で被災。
北海道産に変更したものの風味がどうしても変わってしまい、「変わらない懐かしの味」を維持するためには頭を悩ませたそうです。

ちなみにしそオイルは1kgあたり10万円以上する、高級品らしいです・・・。ひぇ・・・。

↓製造工程はここから写真付きで見られます。


バイスのリバイブ

発売当初は、バイスサワーはそれほど売れ行きが良い訳ではなかったそう。
ここ数年の大衆居酒屋ブームの到来や、雑誌やSNSを通じて注目されることが多くなり人気が出てきたそうです。特に女性人気が高まってきているとのこと。
そう考えると、私の勘は当たっていたのかも〜〜。なんて。

バイスは「梅酢」ではない

巷では、梅のような味わい・香りがするから「梅酢=バイス」という説が流れているようですが、そうではないよう。
バイスに先行して人気の高かった、ホイスという焼酎の割材にあやかり、「ホイスのように売れてほしい」という思いを込めてバイスと名づけたそうです。
(ホイスを生産している後藤商店に、コダマが炭酸水を卸しているという縁もあるそうで。)


わぁ〜〜。
割材製造会社のことを調べる機会って今までなかったので、とても楽しいです。「東京ローカルのお酒」としてもっと広く知れ渡ってほしいな、と思う次第です。

皆さん、これから居酒屋に行った時はバイスサワー探してみてくださいね!

以下、参考ページです。コダマ飲料社長の池澤さんのインタビューページもあるのでぜひ!


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