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ポルノグラフィティの故郷・因島へ行って号泣した話

皆さんこんにちは。鼓です。
なぜもう9月なのか訳が分かりませんが、今日は先日の瀬戸内旅行1日目の話です。
タイトル通り、因島へ行き号泣したという情緒大丈夫そ?みたいな話です。

因島って?

軽く因島の説明をすると、因島とは広島県尾道市の瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。しまなみ海道が通っている島の一つでもあるので、サイクリングロードとしても有名だそうです。

何故私が因島へ旅行に行ったかというと、大好きなポルノグラフィティの故郷だからです。デビュー時から故郷である因島の話はよくしていたそうですが、(私は当時赤ちゃんだったので、他のファンから話を聞くと)今でも故郷のことを大切に思うポルノグラフィティに感化されて沢山のファンが聖地巡礼として訪れています。

社会人になってからも行けるとは思うけど、とりあえず時間が確保しやすい学生の間に絶対に一度は訪れると決めていたので、実行しました。

上手く言えないんですが、半日は徒歩で散策して半日サイクリングした限りだと、主な道路が一つしかない(?)から、方向音痴の私でもシンプルにめっちゃ観光しやすかったです。道なりに進んでいけば次の聖地に着くみたいな。あと、人がめっちゃ少ないから、サイクリング中海の音や鳥の鳴き声だけが響く場所が多くて非現実感で最高に心休まりました。

因島全体が家族みたい

因島大橋

私自身地方出身者だと思っていたんですが、やはり「島」という環境は同じ田舎でも全然違うんだなと思いました。単純に私の地元の方がもう少し栄えているっていうのもあると思うけど、島という海に囲われた環境での一体感というか家族感が凄いなと感じました。島の至る所でおじちゃんやおばちゃんが立ち話してるし、バスの運転手さんもレンタサイクルのおじちゃんも凄く優しいし、お好み焼き食べてたら「スーパー行くけぇなんか買って来ようか?」って友達が現れるし、玄関開けっぱなしの家もチラホラ見たし。
レンタサイクルのおじちゃんに「写真館(推しの親族がやってる場所、もはや記念館)行ったら長くなっちゃった」って話したら「わしもいつもはよ帰したれ言うんじゃけど、あの人はほんまに喋りすぎるんよ」とか若くて顔を見たことない女というだけで、ファンってバレるとことか本当にみんな顔見知りなんだろうな。
さすがに私の地元ではここまででは無い。

よく因島行った人たちが、島の人は本当に暖かいって言うのをよく聞いてたけど本当にそうだった。翌日、瀬戸内国際芸術祭(岡山と徳島が主体となって瀬戸内海の島々で行われているトリエンナーレ芸術祭)へ一日だけ行ったんですが、因島の暖かさに触れた後だと・・・ってなってしまった。別に瀬戸芸の悪口が言いたいわけでは無く、瀬戸芸は最高だったんだけど、因島の暖かさが私の中でさらに際立ちました。

「プラザ岡野」の英治おじちゃん

「プラザ岡野」を前から撮った写真が無かった

ファンじゃない方も読んでくださってるかもしれないので、説明すると、ポルノのボーカルの叔父さんがやられてる写真館があって、デビュー当時からの写真やポスター、ファンの写真や手紙、卒業アルバムなどがあるので、そこがもはや歴史記念館みたいになっていてその叔父さんとポルノトークが出来るんです。

リアルマシンガントークじゃないですかこの方。
すみません、ネタみたいに話しちゃったけど、本当に愛溢れる方で、今まで会いに来てくれた子たちやポルノの二人のことを本当に誇らしげに嬉しそうに話してて、こりゃ愛されるわ・・・。

もちろん島も素敵だけど、この英治おじちゃんに会うためだけにでも何度でも因島行きたくなる。いつまでも元気でいてほしいな。

ポルノの二人が通りで温厚な訳だ

ポルノって二人とも「俺たちが!ポルノグラフィティだ!!ドヤ!」みたいな雰囲気1ミリも無いし、それどころか見栄を張るとかいう言葉が辞書に無さそうだけど、確かにここで育ったらそんな性格になるよなぁと。

島全体でマウント取るとかいう雰囲気が無さ過ぎる。みんな家族。
マウント取るとしたら・・釣った魚の大きさとかなのかな・・・?(すみません、ばかにしてないです)

推しの故郷ということを差し置いても、尾道や島って素敵な場所

尾道駅

朝、宿から尾道駅に向かう間も2人から話しかけられたし、夜と早朝に通っただけだったけど商店街がすごく良さげで、今度は尾道の観光したい。

因島で、人生初のサイクリングをしたけど、海と山の間を走ってた時すごく気持ち良くて、通りでしまなみサイクリングが人気な訳だわ。海があって山があって、島という環境が生み出す独特な雰囲気がある島って凄く素敵。
私は徒歩圏内に海がある環境で育ったわけでもないし、そういう場所に住んだことは無いんですけど、海の音って凄く癒されるんですね。海が近いって素敵だなと思いました。

因島から尾道駅へ帰るバスで号泣

ポルノの歌に出てくる土生港。ここから尾道駅へバスで帰れる

もはや土生港に着いた時から泣きそうで、観光会館の人と話してる時も声震えてたんですけど、帰りのバスで思い溢れすぎて周りの方にばれないようしとしと号泣してしまいました。(苦笑)
小学生の頃ポルノに出会って、今年23歳。(99年生まれのポルノと同い年!)今までに何回かあった人生どん底に辛い時はポルノを聞いて頑張ってきたので、冗談抜きでポルノがいなかったら今私はいないかもしれないと思うし、これからもそうだと思うんですが、その思いが改めて強くなったことや、その存在を生み出してくれたこんなに暖かいこの場所が無くなってほしくないなとか色々感極まってしまった。

まさか因島行って泣くとは思っていなかったし、こんなに暖かくてまたすぐ行きたくなるような素敵な場所に出会えて、本当に行ってよかった。

「またいつでも帰ってきんさい」

「プラザおかの」の英治おじちゃんにも言われたし、島全体から「いつでも帰ってきんさい」と言われた気がしました。
オブラートに包まずいうと正直ど田舎ではあるけど、それが凄く良くて都会の喧騒に疲れた時に帰る場所として最高な場所に出会えた。
実家とはまた違う、心の底から休める場所に推しを通して出会えるなんて、人生何があるか分からないしこれからまた辛いことがあってもこうやって乗り越えていく方法があるんだと強く思いました。

また因島へ帰れる日まで、彼らの曲と共に頑張ろう。

ここまで読んでくれてありがとうございます。
では、また。

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