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中東・中央アジアの言葉【世界の国の言葉】

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noteにて掲載中の【世界の国の言葉】から中東・中央アジアの言葉を集めています(アジアの境界線は曖昧になっています)。
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記事一覧

紅茶の産地で使われる渦巻き文字【シンハラ語】

紅茶の産地で使われる渦巻き文字【シンハラ語】

【シンハラ語】

インドの南東に位置する島国、スリランカ。
以前はセイロンと呼ばれていました。

スリランカと言えば紅茶の産地、セイロンティーが有名ですね。

そんなスリランカで使われている言葉は【シンハラ語】。
昔からあった言葉ですが、歴史の中で変化を遂げて来たようです。
文法は英語とか違い、何と日本語と同じ語順なのです!

文字は、シンハラ語でのみ使用されているシンハラ文字を使用。
全体的に渦

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二重内陸国 ウズベキスタンで使われる「ウズベク語」

二重内陸国 ウズベキスタンで使われる「ウズベク語」

【ウズベク語】

世界には「二重内陸国」と呼ばれる国があります。

「二重内陸国」というのは、国境を接する全ての国が内陸国である内陸国のことで、海に出るために少なくとも2つの国境を越えなければならない国のこと。

現在、二重内陸国は、「リヒテンシュタイン」と「ウズべキスタン」の二国のみ。

そのひとつ、ウズべキスタンで公用語として使われるのが【ウズベク語】。

ウズベク語は、ウズベキスタンの他にも

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似ているようで違う!ロシア語とウクライナ語

似ているようで違う!ロシア語とウクライナ語

【ロシア語】と【ウクライナ語】

ロシア語もウクライナ語も、同じキリル文字を使用していて、文法もほぼ同じ。
そして、ロシアもウクライナも旧ソ連で隣国同士のため、方言ぐらいの差なのかな~?と思っていましたが・・・

実際、書き比べてみると・・・
意外と違います。

何故こんなに違うのかと言うと・・・
昔々は同じ言語だったようですが(諸説あります)
ウクライナは東ヨーロッパに位置し、ヨーロッパの言語(

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南コーカサスの独立言語「アルメニア語」

南コーカサスの独立言語「アルメニア語」

【アルメニア語】

中央アジアの言葉は、キリル文字やラテン文字を使い隣の国の言葉と似ていることが多いですが、どの言葉とも似ていなく言語として独立しているものもあります。

そのひとつが「アルメニア語」。
アゼルバイジャン、ジョージアとともに「南コーカサス」と呼ばれているアルメニアで使用されている言葉です。

アルメニア語は、インド・ヨーロッパ語族アルメニア語という言語統計の中で独立した地位を持って

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カスピ海を渡る!アゼルバイジャン語とトルクメン語

カスピ海を渡る!アゼルバイジャン語とトルクメン語

【アゼルバイジャン語】【トルクメン語】

ご訪問いただきましてありがとうございます。

【トルコ語】と【アゼルバイジャン語】は相互理解が出来るほど似ているということですが・・・

トルコ語、アゼルバイジャン語と同じオグズ語群に属する言語に【トルクメン語】という言語もあります。

トルクメニスタンの公用語である【トルクメン語】は、トルクメニスタンの他、イランやアフガニスタンの一部でも使われている言語

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独自のキリル文字も!?カザフ語とキルギス語

独自のキリル文字も!?カザフ語とキルギス語

【カザフ語】と【キルギス語】

中央アジアの国は旧ソ連の地域も多く、ロシア語と同じキリル文字を使用している言語も多くあります。

ロシアと国境を接しているカザフスタンの【カザフ語】
カザフスタンと国境を接しているキルギス共和国の【キルギス語】もキリル文字を使用しています。

カザフ語もキルギス語も「キプチャク語群」。
方言があるものの、カザフ語とキルギス語は近い関係にあるようです。

カザフ語は、

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相互理解が可能!?トルコ語とアゼルバイジャン語

相互理解が可能!?トルコ語とアゼルバイジャン語

【トルコ語】と【アゼルバイジャン語】

アジアとヨーロッパの間に位置するトルコで使われているトルコ語は、中央アジアから北アジアで使われている言語を指す「チュルク語族」のひとつ。

特に、近隣のアゼルバイジャンで使われているアゼルバイジャン語とは相互理解が可能な程似ています。

ただし、単語や文法はロシア語やアラビア語の影響が大きく、トルコ語の文法が日本語と似ているのに対してアゼルバイジャン語は英語

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