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#子どもたち
【roots】青年期 《九章》僕にとっても ルビーにとっても
「コーヒーの良い香りが部屋に漂ってホッとする」マグカップを鼻に近づけてボソッと呟いた。
3人でこの部屋にいる事を考えると不思議過ぎて笑い出してしまいそうだ。
「歳取ったな」とオーウェンが言った。
「君はライオンっぽいよ」と僕が言うとハハハと笑って「俺と君は親友なんだ。もうずっとずっとね」とオーウェンが優しい顔で僕を見て言った。
僕が頷くと。オーウェンは
「で、俺とルビーも友達だ」な!とルビーに言っ