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目標予算は1000円!?釧路和商市場で勝手丼ならぬ「勝手おむすび」作っちゃうぞ

【929むすび】和商市場(釧路)勝手おむすび?

「こんな人見たことないよ」ってお店の方から言われてしまった。笑


ここは、釧路にある和商市場。
札幌の二条市場、函館の朝市と並ぶ北海道三大市場の一つとして名前が知られている場所だ。 



この和商市場に来たら、一度はやってみたいこと。

それは、勝手丼!


テレビのグルメ番組とかで見たことがある人もいるかと思うけれど、どんぶりに白飯だけよそって、いろいろな店を周りながら自分だけの海鮮丼を作っていくという夢のような丼だ。

そのルールは、こんな感じらしい。
(和商市場の公式ページより)

なるほど。
北海道の釧路で、新鮮な魚介類を自分のお気に入りの分だけ乗せて作るのか!
これは、ぜひチャレンジしてみたいぞ。



あっ、でも。

おむすび食べないと…

そうなのだ。
自分はおむすびの食リポートを毎日noteにアップする「1000日おむすびチャレンジ」の最中なのだ。



丼も食べたいけれど、やっぱりおむすびを食べないといけない。

丼…

おむすび…

丼…

おむすび…

迷う…



ええい、こうなったら、おむすびで勝手丼を作ってやる。
そう。世界で唯一の「勝手おむすび」を作るのだ!



(市場の見取り図)
結構広い!全体の約6割ぐらいが鮮魚店かな。



まずは、おむすびを探さないと。


市場の中をぐるぐる周ってみる。

勝手丼のごはんをよそって販売してくれているお店は、何軒かあるな。
でも、おむすびはさすがに売っていない。


お店の人からは「どんぶりじゃなくて、おむすびを作る人なんて見たことないよ」って、言われてしまった。

たしかに、ホカホカのごはんがあって、どんぶり用の入れ物も用意されているのに、わざわざおむすびにする人がいるとは思えない。笑


うーん。
勝手おむすびチャレンジは、ここで断念しようかと諦めそうになったその時…


あった!


あったよ。


おむすびを見つけたよ!


市場やその周りで働いている人向けかな。
お惣菜を売っているお店で、おむすびを発見!

しかも、都合よくトレイにも入っている。

よし、このおむすびを使って勝手おむすびを作っちゃうぞ!




他の人がどんぶりを持って市場を周っている中、なぜか一人だけ、おむすびを持ってウロウロ。

いいのだ。いいのだ。

そんなことは気にしない。

最高の勝手おむすびを作るのだ!



周りを見渡すと。

ひゃあ。
美味しそうな海鮮だらけ…

そうそう。
勝手おむすびを作るうえで自分ルールを設けたいと思う。
それは、予算だ。

ネットの口コミを見ていると、美味しそうなものに囲まれたときに人は財布の紐が緩くなってしまうらしい。
この和商市場でも、勢いにのって必要以上に盛り付けてしまい結構な金額になってしまうこともあるらしいのだ。


自分もオススメに弱いタイプ。
なので、予算の目標を1000円として挑みたいと思う。


まず目に入ったのが、数量限定のコーナーにあった「まぐろの中落ち 200円」
脂の乗ったトロトロの中落ち。
これは、ぜひとも入れておきたいぞ。




続いて、目に入ったのが高級で知られる鮭の「ときしらず 200円」だ。
お店の人に聞くと、普通の鮭よりも脂のノリがよく、口の中でとろけるような味わいが楽しめるらしい。
しかもこの道東が名産地。
これは、絶対に入れるべき!




この辺りでビジュアルを意識したものをチョイスしたいところ。
やっぱり、写真のインパクトも欲しいし。

おっ、かに足というものがあるのか!
でも、値段は1000円…
これは、さすがに予算オーバーだ。

その横に大きな大きなエビの姿が。
「ぼたんえび 300円」

アンタに決定!




最後に魚卵も乗せてみたいところだ。
いくら、すじこ、生ウニ…

どれも美味しそうだ。

ちょっと待てよ。
冷静になってみる。

ここまでの合計をいったん計算してみないと。

鮭おむすび   140円
まぐろの中おち 200円
ときしらず   200円
ぼたんえび   300円

なんとすでに、840円になってしまっている。
いくらや生ウニを乗せると、あきらかに予算オーバーだ。

どうしよう。

頭の中では、ギョランドゥの歌詞がぐるぐる回っている。

くやしいけれど お前に夢中 

ギョランドゥ   ギョランドゥ 


その熟れた肌 うるんだ瞳 

ギョランドゥ   ギョランドゥ  



あぁ。もう絶対、魚卵を入れなくては…

そんな時、こんなものを見つけた!



「ししゃもの子醤油漬け 100円」!

道東の名物であるししゃも。
その卵を醤油漬けにしたものが売られていたのだ。
これは珍しいし、嬉しい!


助かった!

鮭おむすび   140円
まぐろの中おち 200円
ときしらず   200円
ぼたんえび   300円
ししゃもの子  100円

合計      940円!


これに決定!ギョランドゥ!
予算内に収まったぞ。



よしよし。モリモリに盛り付けちゃおう。

よいしょ。
よいしょ。


できた!





世界で唯一の自分だけの勝手おむすび!!


圧倒的なビジュアルだ。笑

鮭おむすびの上に「ときしらず」「マグロの中落ち」「ぼたんえび」そして「ししゃもの子醤油漬け」

なんて、贅沢なおむすびなんだろう。




(ししゃもの子醤油漬け)

まずは、ししゃもの卵から食べてみよう。
プチプチプチプチ!
しっかりとしたプチプチ感だ。
自分が知っているようなししゃもの中にある卵と違い、もっと大きく粒もしっかりしているのだ。
しっかりと味付けもされていて、これだけでも十分満足できてしまう。


(まぐろの中おち)

そして、脂のたっぷり乗った中落ち。
北の地方の冬を乗り越えるために、まるまると育ったまぐろの中おちだ。

うますぎる。
噛まなくても、口の中で溶けていってしまう。


(ときしらず)

大きなときしらずの切り身だ。
ずっと眺めていたいような美しいオレンジ色。

このオレンジの身を食べるときの、とろりとした弾力感がたまらない。脂のノリが普通の鮭と全然違うよ。
これは、ハマってしまう人が多いはずだ。


(ぼたんえび)

いよいよ大将のお出まし、ぼたんえび!
とにかく大きいし、鮮度の良さも素人目でもわかる。
おおっ。
とろりとした甘みが舌の上で踊り出すようだ。



おむすびのごはんと一緒に食べると、さらに魚介類の旨さを感じられるみたい!
しかも、おむすびの中から鮭も登場。

最高のランチになったぞ!




そうそう。

勝手おむすびのいいところ。
どんぶりに比べて魚介類を乗せる面積が少ないので、リーズナブルに仕上がる。
お財布に優しい!!



世界の中で、自分だけしか味わっていない特別なおむすび。
機会があれば、みなさんもぜひ。


ご馳走たまでした!


あと71日。



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