Googleサービスを活用して社内ラジオを始めたら、授賞された話【社内ラジオの作り方】
つづるです。今日はタイトルどおり、会社の仲間うちでラジオを楽しんでいたら、名誉ある賞を授賞したので綴っていこうと思います☺
1 何が起きたのか
在宅ワーク歴1年半を過ごしたわたしは、2020年4月あたりに「人と話したい欲求」がものすごく高まっていました。
下手すると1日中部屋から出ず、家で仕事をするわたし。日中、あまり人と話せなくても、せめてひとり話でもいいな・・・ラジオしてみたいな、という気持ちが次第に膨らんでいました。
だけどいきなり音声配信をするのは不安。きっかけがほしいな~と思っていた矢先に、ほぼ社員全員がテレワークに切り替えになりました。
新入社員の歓迎会をオンライン飲み会という形で行ってみたのですが、「司会進行役」がいて、よりスムーズに成り立つコミュニケーションスタイルだと理解し、、
「あれ、ラジオいけるんじゃない?」と【自分の願望】と【オンライン飲み会のデメリット】をうまいこと自分の頭の中で組み合わせ、社内ラジオして発展していきました。
どうせラジオをするなら、【必要としている誰か】のための情報を発信出来るものにしたい。ということで、入社1年目の新人向けに先輩社員が「1年目の自分ってこうだったのよ」という語りかけるようなトークテーマに決めました。
そうして約半年ほど月1,2回ペースでラジオ配信を社内の中で続けてきました。
2 ラジオをどう作り込んでいったのか
ラジオをやろうという事になった時に、
「ゲストの社会人1年目だった時の昔話を聞く」ということは決めていたのですが、オンラインだからこそ出来るものを盛り込みたかったので、
「GoogleMeet」を使って画面を共有し、ゲストに提供してもらった「社会人1年目あたりの写真」をGoogleスライドに貼り付けて、公開したりしていました。
ラジオに参加したリスナーさんだけがみることが出来る「秘蔵写真」的な扱いにして、「貴重な写真が見れますよ~!」という具合で社内スタッフに宣伝したりしていました。
あとは「お便りコーナー」も用意し、基本的には「ゲストへ聞きたいこと」と「最近はまっている曲」に質問を絞り募集をしていました。こちらもGoogleフォームを活用しお便り募集のアンケートを作成しました。
あとはGoogleスプレッドシートで、ラジオ当日の流れを記載し台本を構成していきました。19時開始と同時に何を言うか、どんな音楽を流すか、ゲストはだいたいどのくらいのタイミングで呼ぶか、トークテーマはどのタイミングで話題をふっていくか、相槌はどうとっていくか、写真公開とお便りコーナーはどのタイミングでやるか、終了間際のアナウンス、終わりの挨拶は・・・などなど、様々なことを想定しながら基本台本を作りました。
ある程度肩の力を抜いて話をすることが出来るように台本を作り込みすぎないようにもしました。
これらすべて、社内でも一番ラジオに興味を示してくれそうで協力をしてくれそうな後輩と一緒に作っていきました。
ゲストは1回の放送で2人呼び、基本的に新卒入社社員+中途社員の組み合わせ、なるべく部署がばらばらで 普段あまり会話をしないような組み合わせをあえて意識してセッティングをしていきます。
新鮮で普段と違うことが楽しいと感じ取ってもらいたいという気持ちもありました。
あとは なるべく2週間前にはゲストになってほしい方に直接オファーをして、タイムスケジュールや相手のゲストの人が誰かなどを伝えるようにしました。
台本やお便りコーナーも本番が近づいたらデータで送るようにします。
3 ラジオを続けて気づいたこと
ラジオは人の話を聞いて、深堀りをする力を高めることが出来るのでは?と心底感じました。声だけの演出ともなれば、会話もテンポが悪ければリスナーさんを飽きさせてしまいます。
ゲストのこういうところを聴きたい というポイントを引き当てて、リスナーさんに届けられるかというところが重要だと思いました。
あとは単純に遊び力・企画力が身につく気がしました。一見仕事に関係無いようでも、どういうテーマで進めたら喜んでもらえるかというアイディアを試行錯誤しながら試していけるので「全力で遊ぶように楽しむことが、結局試行錯誤してアイディアを出して実行できる力につながる」というところもラジオの特徴かなと思いました。
4 なぜ授賞したのか?
会社の広報担当さんが面白い取り組みだからとコンテストに応募してくださったのがきっかけです。本当に貴重な機会をいただけてありがたいなぁと思います。
また、新しいコミュニケーションツールとしてラジオを受け入れてくれた会社の皆さんにも感謝しかありません。色んな方々のサポートや楽しんでくれる力があったからこその授賞だと思っています。
5 終わりに
今日はわたしのnoteに遊びに来てくださってありがとうございます。
わたしは普段、住宅設計の仕事をしているので、仕事上 ラジオとは無縁の関係性です。ただ、今回の取り組みも思考を少し変えれば「設計のひとつ」として考えることが出来るのではないかなと思っています。
そもそも設計というのは「ある目的を具体化するための企画」とも言われるそうです。
建物の”設計”というと具体化するためには、設計業務をします。
コミュニケーションの”設計”というのは、人と環境の数だけあると思っています。
わたしは、この「コロナ禍」「新入社員入社時期」「自分がラジオしたい」「テレワーク」「オンライン」ということをヒントに”設計”をして、一捻りの工夫で新しいコミュニケーションが取れているなという状態を実現したかったのだと思います。
そういったことから、わたしは「設計士」ですが ただ建物の設計をすることだけが仕事じゃないと考えています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?