🌾ポンコツな母親だけれど、子供達に愛だけは伝わりました

いつも薬剤師としての記事、そして最近では、note大学放送部としての記事も書いていますが、
今日は、エッセイというか、少しだけ個人的なことを書こうかなと思います。

私には母親としての顔もあります。

たくさん記事を読んでいると、子育てを頑張っている優しいお母さん方の愛情深い記事を目にすることが多くて、幸せなお子さん達のことを頭に描いては、ほっこり癒されています。

我が身を振り返ると、母親としての自分はどうだろうか？

私には、大学三年の娘と中学三年の息子（2021.2）がいます。

子供が産まれる前から、私は今の仕事をしていました。

珍しい経歴だとは思いますが、薬剤師になってたった２年で自分の薬局を開局したので、仕事を教えてくれる上司も先輩もなく、経営者として、薬剤師として、無我夢中で勉強し、経験を積んできました。

そんな中での妊娠と出産でしたので、出産ギリギリまで働いていましたし、出産当日は、旦那様に仕事を託し、たった一人で病院に行って出産しました。

娘を出産した時は、生まれたばかりの娘を抱いて廊下に出ていった助産師さんが、戻ってきて言いました。

「あのー、、誰もいないんですけど」

家族は夜に来ます^^;

息子の時には、夜中の３時に破水したので、慌ててタクシーを呼んで病院へ。
ボストンバックを持って、たった一人で病院に来た私をみて、看護師さんが言いました。

「望まれて生まれてくる子供なんですよね、、？」

はい！待望の第二子です^^;

その後も仕事第一の生活だったので、ほぼ子供達には何も出来ませんでした。

箸の持ち方は保育園で教えてくださって、いつのまにか持てるようになっていました^^;
保育園の先生方には、子供達を育てていただいて本当に感謝しています。

小学校の入学式には一緒に行きましたが、それ以外は、卒業式も、運動会も、保護者会も、キャンプも、習い事や送り迎えもほとんどノータッチでした。。ごめんね(>_<)
初めて、息子の小学校の先生との面談に行った時には、先生に

「お母さんいらしたんですね。良かった！！」と言われました^^;

どうやら可哀想な父子家庭だと思われていたようです。
存在を知ってもらえてよかった！

息子の運動会の時、休み時間に薬局を抜け出して少しだけ見に行ったことがあります。
やけに周りの視線を感じるなとは思ったのですが、私が帰った後で旦那様が数人のお母様達に、「あの女の人は誰ですか？」と聞かれたそうです。

母親ですけど、何か？^^;

そんな私がしてあげられることは、帰宅後と日曜日に子供達の話を聞くことでした。
毎日ほぼ規則正しく帰宅していたので、夜はいつも一緒にいられました。

子供たちの話をひたすらニコニコ聞いていました。料理をしている時に話しかけられたら、火を止めて話を聞きました。

子供って話し出すと止まらなくなるんですよね^ ^

ある時、娘の話を聞いている最中にトイレに行きたくなったので、

「トイレに行ってきていい？ちょっと待っていてくれる？」と言ったら

「うん。いいよ」

というので、トイレに行くと、娘が話しながらついてきます。
そしてトイレのドアを開けて、入り口でずっと喋っていました。
私は便器に座って「うん。うん。」と聞いていました。

子供たちが幼い頃、寝かしつけるときには毎晩、背中をトントンしたり、頭を撫でながら、

「愛しているよ」
「大好きよ」
「なんて可愛いの」
「みんなが愛しているのよ」

と、しつこいくらい言い続けました。毎晩毎晩、何年も何年もずっと。
一緒にいてあげる時間が少ないので、何とか取り返そうと必死だったんですね^^;

子供達が大きくなった今も、隙あらば「愛してる！」と言っています。
気持ち悪いですね-_-;

朝は、自作の〝朝陽のうた〟を歌って子供たちを起こしました。
これです👇　スルーしてくださって大丈夫です^^

stand.fm

娘が小学生の頃までは、健気に私の仕事の跡を継いでくれると言っていましたが、私が働く背中を見せ過ぎてしまったせいか、

「尊敬はしてるけど、私はそんなに働くのは嫌だ」と別な道を選びました。

私が体を壊した時は、

「患者さんの為、患者さんの為って、体弱いんだから少しは自分のこと考えなよ！」と怒られました(-_-;)私って体弱かったのね？知らなかった、、

「仕事以外はポンコツだよね」と、、散々です-_-;

そんな娘も大学生になり、私の元を離れて九州で一人暮らしをすることになりました。

いきなり一人で、しかも遠いところで暮らすのが心配で、
一人暮らしの心得とか、ボーイフレンドと付き合う時の心得とか、大学生活の心得とか、色々話しておかねばと気を揉んでいる私に、娘が言った言葉は

「子離れしてよね」

「私が帰ってくるまで、三人で頑張るんだよ」

子離れして・・
娘とあまり一緒にいてあげられなかった事に負い目を感じていた私にとって、その言葉は、娘からの〝最高の褒め言葉〟でした。

泣きました💧

一緒にいる時間は短くても、いつも私の心の真ん中には子供達がいることを、娘は知っていました。

ありがたいなと思います。

私はその時のことを一生忘れないだろうな。

〝こんな私ですが、あなたたちの母親にしてくれてありがとう✨〟

ちなみに、娘曰く

父親は《45億年に一人の男》

弟は《神》

そして私は《ポンコツ》です、、

そんな家族が大好きと言ってくれてます。

私も大好きです💖

最後まで読んでくださってありがとうございます✨

もし気に入っていただけたら、スキ、コメント、フォローをいただけると、とても嬉しいです💖

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