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心象風景

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記事一覧

前々世の記憶

前世の記憶を蘇らせてみた。
前世か前々世かはわからない。
ただ見えた、風景。

砂浜にいた。
私は「ゆう」のつく、男の子だった。
ゆうたろうだかゆうじろうだかそんな名前だ。

私の前には頭頂部で髪をひとまとめにした、男の人がいた。兄だ。
兄は私の今飼っている猫だ。
兄としばらく砂浜を散歩した。裸足で波が足に当たるのを感じながら。

そのうち歩くのに疲れた私は兄におんぶをしてもらった。
私は5歳くら

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神様が見せてくれた夢

大好きなバンドと一緒にライブを作っている夢を見た。
参加しきれていなかったりしたし足を引っ張ったりもしたけど。
とにかく夢の中でもバンドメンバーは、コーラス隊、カメラを撮る人、PAさんなどをとても大切にしていた。
姿は見えたのかわからないけど、そのバンドがKing Gnuだということはわかった。
昨日はずっと病室でKing Gnuを聴きながら寝ていた。
ありがとう、神様。

パン屋のフランス人のピエロ

パン屋のフランス人のピエロ

私たちの小さなテーブルの周りには、小さな白パンと、彼が手の平から出した特大の薄桃色のラナンキュラスが散らばっていた。
彼の掌は泉のようだった。
なんでも作れそうで・・・、でも胡散臭いから神様ではないだろう。
彼は昼のロマンチックを知り尽くしているような、パリが故郷の男だった。
私は白昼夢のようなこのひと時の証人を作りたかった。

______
新しい幼稚園での勤務に馴染めなかった私はトイレで時間を

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鳥の糞

それは頭を鈍器で殴られた、そのままのような出来事だった。
私は同じ過ちを犯したのだ。
人の価値観とやらに口を出して、その人を『未完成』と名づけた。
それからというもの私は自分が、燃えるタバコの煙や灰に炙られ煤となることを夢見ている。
食べ物を選ぶ。
嗜好品ばかり食べていた昨日までと、とある出来事があった昨日今日の食事は人間と馬のように違っていた。
嗜好品ばかり追いかける胃は膨れ、顔も体も醜くなるば

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12.03の夢

お母さんとエルメスで6万で黒いスーツスカートとジャケットを買って、間違えて着て帰ってしまって、お茶会のレッドカーペットに合わないからと言って返す夢。

北海道の行ったことないところにお母さんと二人で行くことになって旅行に詳しい友人Yを誘う夢。

幼稚園から高校の一貫校の先生として派遣される夢。舞台の上で話すのが上手い他の女性教師(愛されてる)を聞いている。

アートファシリテーションのスキルを活か

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ゆめ

魚のいる大きなプール
そこには大きなウツボがいた。
熱帯魚もたくさん。

大きなプールは風呂とも繋がっていた。

部屋ごとに入る時間の決まった風呂。

私は妹を守ろうとしていた。

一つだけルートのある冒険コース
座席があって作り物の海の中を探検できた。

面白い夢だった。
どこか恐ろしさはあったけれど。

妹と違う家に住んでいて、妹が先におりてそのあとの安全をすごく気にしていた。

アメリカにも

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子豚が列をなして男性の唾のついた鶏肉を食べながら自分が食べられる順番を待っている
場所は中国
私は街を走り回ってそこから逃れようとしていた

今朝

星座の絵画の意味を尋ねていく夢を見た。老いた木の精に話を聞いたりした。庭園のようなところにいてそこでは殺人も起こった。しかしその殺人は恐ろしいものではなく木の精が優しく眠りに誘うようなものだった。私はその物語をひたすら聴いていた。その庭園には季節外れの植物がなった。いちごやりんご。

小さい頃に見た夢と今見る夢どちらの方がユニークか考えたとき、今の方がいろいろな情報が組み合わさって複雑でユニークに

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洋館へのドライブ#2

洋館へのドライブ#2

洋館へのドライブ車は走り出した。
森の中を走る。
霧がかかってライトがそれに反射して目の前は真っ白になっていた。
この周辺には野生の生き物はいないから、前が見えなくても車を走らせることができた。
私はとある館に向かっていた。
そこにはおじいさんが1人で住んでいる。
そのおじいさんは1人で焚き火をしながら本を読むのがすきなおじいさんだ。
私はそのおじいさんと1年前に出会った。
今晩と同じような霧の夜

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青い宇宙に溶け出せたら

青い宇宙に溶け出せたらどんなに良いだろう。

灰色の煙で覆われたこの町では息ができない。

怪物がうごめく、よく喋る怪物だ。

跳びはね、よく鳴き、よくしゃべる、表面の、目の前の人に働き掛ける表面上の感情表現。

人の動きをコントロールしたい、した気でいる、いやらしい怪物。

目は陰っていて身体はやけにでかい。

声もしぐさもでかい。

そんな怪物がこの町にはウジャウジャいるのだ。

この町は貧し

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海にゆきたくなった。

それはエメラルドグリーンの海だった。

もう茶色に染まることを決してしない、透き通ったエメラルドグリーンの海だった。

わたしは何が出来るのだと考えた。

辛い時でも出来ることとは何だ。

文字を書くことだと思った。

海は遠浅で島から少し離れた所でも水が膝のあたりまでにしかこない。

暖かい陽気で、でも暑くもない。

暖かい中でひんやりとした海に脚をつけるのはとても気持ち

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今日の夜ご飯何にしようかな〜

チキン南蛮がいいんじゃない?
好きでしょう?

でも今ダイエットしてるの。

今日豆腐しか食べてない子が何言ってるのよ笑

綺麗になりたいね。

誰のために?

わかんない。誰のためとかないのかもしれない。自分のために。綺麗にいられたらうれしいじゃん。

そうね。ならよし。
誰かのために綺麗になりたいって思ったらそのひとがいなくなったら綺麗でいられなくなるでしょう。

お母さん、チキン南蛮なかった

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今を見つめられないから。

お母さん、疲れちゃった。考えすぎて。
未来のことを考えすぎて疲れちゃった。
人に期待しないって難しい。

そうね、たしかに難しいわね。
未来を考えるのに疲れたら今を見つめる、過去を思い出す。それでいいんじゃない?

過去を思い出すことは出来るけど、上手く今を見つめることが出来ないんだよ。

うーん、なんでだろうね。
だってあなたが生きているのは「今」でしょう?

そうだけどあんまり今を生きてるって

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