第四部 一.「ラマナ・マハルシの恩寵」
少しさかのぼりますが、瞑想を始めて4,5年ほど経ち、長期間のリトリートも心地良く過ごせるようになったころです。
ふと、なにかの存在を感じるようになりました。
そのとき、なぜか直感的に「ラマナ・マハルシがいる」と感じたのです。
実際に目に見えるのではなく、視界の外や死角になったところにいるのを感じます。振り返ったり、探してみましたが見つかりませんでした。
そして、なにか見える形でなにかが現れるのを望むこともありませんでした。
それでも、その存在感は強烈で、それを感じるたびに