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2023年津村的おもろかった7選

(振り返り) 今年もまもなく終わろうとしてますね。 昨日のお昼に仕事納めしまして、 今は家族と過ごしてます作家の津村だ。 年内最後に、2023年、津村が超個人的に おもろかった!と印象に残ったものを7つ、 挙げさせていただきます。 お暇な方は是非お目通しを。 2023年津村的おもろかった大賞7選 (順不同) ●メンバー ネタ「スキャット」 (8.23 耳心地いい-1グランプリ ほか) →メンバーさん好きなんですよね。 何がすごいって、類稀なるポップセンス! メ

    • 真べぇVSケツに…出ました。

      6月23日、森ノ宮よしもと漫才劇場でおこなわれた 話題沸騰中、衝撃のイベント、『サンクチュアリ〜真べぇVSケツ〜』に、 出演(で)てきました。 え? 出たの? 裏方やのに? そうなんです。 シークレットで、構成作家 津村アキヨシ、 クレジットされてました。 ◆出演の経緯 (以下、多少のネタバレも含みます。ライブをご覧になっておらず、今後ご覧になられる予定の方は、 以降の閲覧は自己責任でお願いします。) 私、津村、現在は作家をしておりますが、元々 はNSC大阪3

      • かっぱのえびせん③

        (小説) 「ほんまなんすね、辞めたって。」 スイカを輪切りする手を止め、 声の方向(さき)へ振り向くと、 そこには2年下の後輩、"さらしくじら"の 更科がいた。 「おん。」 夕刻の八百屋は忙しない。 たとえ後輩がわざわざ、ミナミから8駅も 離れた就職先へ足を運んでくれたとしても、 主婦(てんし)たちの晩飯支度の段取りを止める 資格は無い。 「はいらっしゃい! 今日はシロナの良いのが入ってるよ! さらしな、ちょい待ってや。」 「陽向(ひむかい)さん。 俺ら、こない

        • R-1グランプリ2023〜確かに在る夢 立ちはだかる壁〜

          【作家ツムラのお笑い"知らんけど"論考】 昨晩、ピン芸人日本一を決める大会、 R-1グランプリ2023が幕を閉じ、 あるあるフリップの向こう側を突き抜けた 西の職人、田津原理音が王者の 称号を手にした。 彼はファイナリストの中では まだ露出も少なく、 明らかなダークホース。 昨年末に投げかけられた この大会に対する矢を弾くように、 たしかに夢はそこに在った。 彼の今後の活躍がそれを後押し してくれる事を願いつつ、 今回は、私が大会に感じた、 Rの戦士たちに立ちはだかる

        2023年津村的おもろかった7選

          THE SECONDが呼び寄せた"雷禅の仲間たち"

          【作家ツムラのお笑い"知らんけど"論考】 先日、結成16年以上の漫才賞レース 『THE SECOND』の対戦トーナメントが 発表となり、いよいよ大会は本格的な 熱を帯び始める。 さて、ここで考えたいのは、 "どこまでが狙いか、どこまで計算の上だったのか" という事。 ◆ タイトルに込められた意義、 (おそらく)"セカンドチャンス" の「SECOND」は、当初の企画と 多少ズレ始めたメンバーのはずも、 こちらが功を奏し、かつて見た事のない 大会となり始めている。 つま

          THE SECONDが呼び寄せた"雷禅の仲間たち"

          かっぱのえびせん②

          (小説) 「月島さん、アタシの"がびょびょ〜ん"の時の顔、  こんな感じで合ってる?」 そう言って舞台袖の薄暗灯の中、 舌を出し白目を剥き、全力で妙顔を披露する、 普段は糞が付く程真面目に PTAの会計を務める蜂谷さん。 緊張感と変顔とのコントラストに 思わず吹き出した後、 「合ってます合ってます。 気にせず自由にやってください。」 と背中をポンと押した。 松風保育園のいわゆる"発表会" 「みんなDEステージ」は年2回。 そのうち1回にはなぜか、逆に私たちPTA役員が

          かっぱのえびせん②

          かっぱのえびせん①

          (小説) 「佐倉さん見ましたスローガン? また"ががぁりん"が取ってましたよ、大賞。」 後輩社員の脇田はそう話しかけて、オフィスの後方に2度ほど首を傾けた。 潔い筆字ででかでかと書かれたその文字が、 業務に勤しむ傀儡人形(サラリーマン)を睨むように 佇んでいる。 しかし、文字の迫力に反して 内容は戯けたものだった。 "プレゼン資料の矢印の太さと、アソコのデカさは 比例する!   作:ががぁりん" 「先月のリモート会議がどうとかのやつも ががぁりんでしょ? 最近じゃ

          かっぱのえびせん①

          漫才劇場は笑いの灘高である〜関西若手が育つ理由〜

          【作家ツムラのお笑い"知らんけど"論考】 結論、よしもと漫才劇場は、 お笑い灘高である。 ◆ 2014年12月に開館されたよしもと漫才劇場も、 早いもので9年目に突入している。 作家デビューが2015〜2016年だった私は、 ありがたいことに漫才劇場(マンゲキ)の歴史の 殆どを目の当たりにし、関わることが出来ている。 近年の、関西若手の目覚ましい活躍ぶりを 本当に喜ばしく思うし、 その上で、袖(なか)から視ている人間として "よしもと漫才劇場の何が凄いのか"の 感想

          漫才劇場は笑いの灘高である〜関西若手が育つ理由〜

          M-12022決勝で、いったい何が起こったのか〜3つの事件と2つの課題〜

          【作家ツムラのお笑い"知らんけど"論考】 あの饗宴から、はや一カ月が過ぎようとしている。 曰く、 "お笑いに分析は要らない"ー。 王者が張ったバリアーに反して、 (思惑通りか、どうなのか) まんまと、決勝の分析コメントが内外から溢れた このひと月。 私も、お笑いに関わる端くれとして、 この一カ月、様々な意見を参照した上で 自分の頭の中をまとめ置くためにも、 "まんまと"、いち分析を記しておこうと思う。 一番遅く、ひっそりと。 ◆ あの日、六本木のあの地で、 ある3

          M-12022決勝で、いったい何が起こったのか〜3つの事件と2つの課題〜

          みそか2022だ!!

          作家の〜…津村だ!! (振り返り) あと3時間ほどで今年も終わるということで、 津村のおじさんの2022年、振り返ってみようかな と思います。 ということで、スケジュール帳をなんとなく 見返してみたら… 思いのほか良い1年でしたね!!! 「デスラビちゃん」とか、隣人ytv特番とか 夏冬のオールザッツもそうですし、 特番も何本かやらしてもらって いろんな芸人さんのツアーが春頃から こないだまで繋がるようにあったので、 全国様々行かせてもらったし レギュラーの数も今

          みそか2022だ!!

          どうなるM-12022!?だ

          作家の〜…津村だ!! (ライター仕事お待ちしてます) 先日発売された「Number」の最新号では、 「M-1」の特集が組まれている。 「Number」は言わずと知れたスポーツ写真誌。 その表紙にはしっかりと「競技漫才」の文字。 つまりは、これまで一部では言われてきたM-1グランプリの"スポーツ的な側面"が、世間的にも広く 認められたということに他ならない。 M-1グランプリは、スポーツで。 スポーツを観るような感覚で番組を楽しむ 形のエンターテインメントとして 作ら

          どうなるM-12022!?だ

          娘を怒鳴る、だ!!

          作家の〜…津村だ!! (天使) 先日、初めて娘を怒鳴りつけました。 朝、来月で4歳になる娘が 幼稚園に行く準備をしてた時、 「眠たい」と言ってなかなか動き出さず、 いよいよバスの来る時間になるわけですが、 それでも服もちゃんと着ず、だらだらと してたもんですから 嫁(爆乳デビルハンター)が 娘を叱るわけです。 でも娘は全然言うことを聞かない。 たしかに最近、お母さんに怒られることに慣れてきて、多少叱ってもむしろ不機嫌になる ことの方が多くて。 で、いよいよ時間ギリ

          娘を怒鳴る、だ!!

          2022上半期お笑い総まとめだ!!

          作家の〜…津村だ!! (ライター) 今年も今日から8月で、気付けば上半期どころか、下半期もあっという間に1か月ですよ。 今年なんか特に早ないですか!? 気のせいかなぁ。 早いと言えば、先月、誕生日を迎えまして、いよいよ39。 怖いよなぁ。 楽しい40代を送るための今、だと思ってるんですが、 う〜ん。 もっとアグレッシブにいかないかんね。 さて、僕のことはさておき。 2022年も残り数ヶ月。 そこで、今年のお笑い界・バラエティはどうだったのかを振り返り、分析の上、下半

          2022上半期お笑い総まとめだ!!

          同期の桜だ!!

          作家の津村だ!! (デスラビちゃん) 先週金曜深夜に、カンテレさんで 「跳べ!デスラビちゃん」という特別番組 が放送されました。 NMBの渋谷凪咲さんをプレゼンターに、 芸人がお笑いデスゲームに挑戦する ロケバラエティー。 そして、白羽の矢か立てられたのは NSC30期の ダブルアート ツートライブ 令和喜多みな実 の3組。 彼らと同期だということで今回お声掛けいただき、 構成で、隠れ30期としてありがたいことに 入らせていただきました。 オンエア見ましたが、

          同期の桜だ!!

          スムル イズ バックだ!!

          作家の津村だ!! (青春) 本日は、先程まで、 わたくし津村が18年前から追いかけ続けている バンド、"スムルース"の6年ぶりとなる ワンマンライブに、参戦してまいりました。 活動休止前は、毎年大阪のワンマンには必ず 参加してきた津村。 活動休止前のラストライブはたまたま 作家1年目の僕で、 マッスルブラザーズ単独があり、もちろん当時は 配信も無いものですから、 どうしてラストだけ見れないんや! と運命を恨みましたが、 逆に、 今日は配信アーカイブでしか見れないはず

          スムル イズ バックだ!!

          若者とメディアを考える、だ!!

          作家の津村だ!! (コラム) 「若者のテレビ離れ」が叫ばれて久しい昨今。 ようやく自分も少しずつですが、"テレビ"との関わりを持つようになれたので、 自分が数年後に直面(ぶつ)かるであろう 「若者のテレビ離れ」問題を今のうちに考えておきたいと思います。 さて、早速逆説ですが、 「今の10代なんてテレビなんか全然見てないよ」 は、本当に? 事実、一家団欒で、リビングのテレビを家族揃って 笑い合って見ることは、今の家庭では珍しいのかも しれない。 スマホがあるから

          若者とメディアを考える、だ!!