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2022上半期お笑い総まとめだ!!


作家の〜…津村だ!!


(ライター)


今年も今日から8月で、気付けば上半期どころか、下半期もあっという間に1か月ですよ。
今年なんか特に早ないですか!?
気のせいかなぁ。

早いと言えば、先月、誕生日を迎えまして、いよいよ39。
怖いよなぁ。
楽しい40代を送るための今、だと思ってるんですが、
う〜ん。
もっとアグレッシブにいかないかんね。


さて、僕のことはさておき。

2022年も残り数ヶ月。
そこで、今年のお笑い界・バラエティはどうだったのかを振り返り、分析の上、下半期、またはそれ以降一体どうなるか、を予想してみようと思います。

あくまで個人的見解なので、ご理解ください。


↓↓↓以下、敬称略↓↓↓


・戦乱は終わり"天下泰平"…城周りを固めるのは?

2022年のお笑いでの出来事、大きな動きで言うなら。
僕は、一つの注目は、「ラヴィット!」だと思う。

2021年春にスタートした、「ニュースを扱わない朝のワイドショー」。
同年10月に、「水曜日のダウンタウン」とのコラボが放送され、「情報番組の皮を被った大喜利バラエティ」という、ある種の"取説"が流布されたことにより、瞬く間にお笑い畑でも話題となった。

特に暗いニュースばかりの昨今だからこそ、こういった番組がハネる、というロジックもあるとはいえ、
バラエティとして奇跡的とも言える攻め方に、学ぶ点は多い。

また、今年、上半期のブレイク芸人といえば、
1番はやはり、モノマネ芸人「JP」氏。
ワイドナショー、濃厚接触で休みからの、SNSのノリから始まる本人の代打出演、という、まさに
令和ならではのブレイク・ルートは興味深い。

そして、もうひと方挙げるとするなら、
しずるの"KAZMA"(Zはストローク付表記)氏。
ブレイク、というには元々の知名度が高いので、こちらはモア・ブレイク、に当たるのだろうか。
この方はこの方で、非常に読めない、
不思議なブレイクの過程を踏んでいる。



といった状況を踏まえつつ、
下半期を、そして、それ以降を予測してみる。


世は、千鳥・かまいたち時代。
5、6年前に明けた"お笑い不況"から
一気に押し寄せた世代交代の波も、
気がつけば一旦落ち着いて、
天下は治められつつ。

ここから行われるのはおそらく、
2000年代後半から10年ほどの不景気の
間に、"もっと売れるべきだった人々"が
見直され、評価される作業ではないかと思われる。

時代のキーマンである
千鳥・かまいたち、そして麒麟・川島氏。
ここから連想されるのは
約15年前の"baseよしもと"。

つまり、かつてbase(もしくはかまいたちに合わせるならむしろ5upよしもと)で活躍していた
芸人が再評価される流れが来るのではないか。

なぜなら、
かつての戦友で、関係値も深く、
実力もあるなら、彼らの番組に使おう
という流れはあまりに自然で合理的だ。

メディアバラエティで、
15年前のbaseが規模を大きくして再現される、
というのがひとつ言える予測。

これに準じて、
藤崎マーケットのお二方は、
近く、爆発的なモア・ブレイクを果たすのではないかと踏んでいる。


その一方で、
コロナで、配信やネットといったツールや方法論が
拡大し、さらに間口が広がったお笑いに
特に若い世代が参入しやすい(そして作り手の大人たちもそれに価値を見い出しニーズがある)状況下で、
下半期以後、
ルーキーが思わぬところから出てくる、
というパターンが増えるのではないかと考える。

実際に、YouTubeでかなり稼いでいる若手がいたり、
TikTokもそう、20年ほど続いた賞レース至上主義が
この先揺らぐ場面もあるんではないか。
もちろん、僕はその世代の人間なので、ネタで殴り合って強いの決めよう、の発想が正義ではあるけども。


そういう意味では、YouTube-1みたいのもできるんだろうね。
「ネタ力」というより、映像を作る上での「企画力」と「発信力」が競われる時代が来るかもしれない。
「企画力」の部分で、必要とされる備えをしておかないとな。



それからもう一つ。
先に書いた「ラヴィット」じゃないけど、
"大喜利"に改めて注目が集まってる気がしませんか。
元々は、この国に大喜利を広めた松本人志イズム
ではあるんですが、ダウンタウンチルドレン
だけでなく、その孫世代が大喜利を好きなのを
見ると、新たなフェーズに突入しているんだなと。

大喜利ってネタにコクを出すから
若手にこそ必要な要素だと思うんですよね。
ショートレンジでサクッと面白いって
今の時代にも合ってるんじゃないか。
大喜利自体が、昔よりもメジャーになってきてるし。

大喜利強い若手は出やすい世の中なんじゃないですか。
大喜利番組ももっと増えそうやなあ。


色々と御託を並べて来ましたが、
正直どうなるかはわかりません。
その分、年末に向けて慌ただしくなるこの感じに
胸が踊ります。


たとえばマユリカだってそう。
カベポスターだってそうだけど
沸々と来てる感じが物凄く健全で良い。

おもろい奴がおもろい順に率先して
売れないと。


今年あと5ヶ月…津村も頑張ります。



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