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娘を怒鳴る、だ!!


作家の〜…津村だ!!


(天使)


先日、初めて娘を怒鳴りつけました。

朝、来月で4歳になる娘が
幼稚園に行く準備をしてた時、
「眠たい」と言ってなかなか動き出さず、
いよいよバスの来る時間になるわけですが、
それでも服もちゃんと着ず、だらだらと
してたもんですから

嫁(爆乳デビルハンター)が
娘を叱るわけです。

でも娘は全然言うことを聞かない。
たしかに最近、お母さんに怒られることに慣れてきて、多少叱ってもむしろ不機嫌になる
ことの方が多くて。

で、いよいよ時間ギリギリになって
まだまだぎゃーぎゃー言ってる娘。
嫁もほとほと疲れて泣きそうになってたので

ちょっと僕がカチンときてしまって…

「おい!!!
お母さん頑張ってるやないか!!
言うこと聞けよ!!!」

と怒鳴ってしまいました。


娘は、おしっこ漏らして泣きました。

そらそうや、
普段あれだけ温厚な津村(お父さん)があんな怒鳴ってくるって。
ビビるよなあ。
嫁も引いてました。

自分も、10年前バイト先の漫画喫茶で
年下のシフトリーダーにタメ口で注意されたのを
キレて以来10年振りの憤怒。
身体がびっくりしてました。


結局、バスはキャンセルして嫁が娘をなだめて
自転車で幼稚園へ送って行ったんですが…

モヤモヤは止まりませんでした。


まだあんな小さな娘に、こんな事で怒鳴ってよかったのか?

そもそも怒鳴って怒ることは正解なのか。


普段、ろくに子育てもせえへんくせに
何を偉そうに

お前だって
仕事行きたくない朝もあるやろ
わかるやろ


でも あの子の父親なんやろ
たまたま家におるだけのめがねのおじさん
じゃないんやろ

あの子の人生のスタッフロールには
ちゃんとお前は載るべきやないんか?
だったら。


うーん…もやもやもや。


その後、僕も仕事に出て
帰ってきたら娘もすでに帰ってきてて。


どきどきしながら、娘に
「朝あんなに怒ってごめんな。」
と言うと


「いいよ。
だっておこるのむずかしいでしょ?」

って。


そうなんだよ、むずかしいの!
なんでそれがわかるの。

たった4年足らずの小さな生命がくれた答えで、
もやもやは一気に晴れました。


きっとこれから僕はこの子に
教える何倍も
いろんなことを教えてもらうんだろうなあ。



家族ってむずかしい。

だけど、そのぶん、すばらしい。




最近娘が、ビスブラにハマって、
「野犬」の原田の髪型を真似て幼稚園に行き、
園庭で「きらきらりん!きらきらりん!」
と言ってるそうです。

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