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【SD】納涼2024年サンディエゴパドレストレードデッドライン総括
早いものでこの納涼トレード期限noteを書き始めて今年で4年目だが、毎年話のマクラに補強を象徴する画像を添付している。
先発投手と外野手が必要だったのに二塁手アダム・フレイジャー、リリーフのダニエル・ハドソン、外野控えジェイス・マリスニックとかを取ってきて、トレード期限数時間後にテキサスのベッドタウンカウボーイことクリス・パダックが鼠径部を痛めため先発不足をジェイク・アリエータやビンス・ベラスケ
【SD】2024年シーズン1/3ちょっと過ぎた頃のパドレス打者編
これが昨年5月最終月曜日のメモリアルデーを過ぎ、パニックボタンを押した直後の様子である。今年も私とあなたと奥様方のサンディエゴ・パドレスがレギュラーシーズン162試合のうち3分の1を消化した。
開幕時に勝率5割ほどの戦力との下馬評だったが驚くなかれ、30勝29敗でほぼ勝率5割である。59試合日中17日が5割である。ここまで5割が多ければもう1割位足されても良さそうなものだがそこは50/50甘い罠
【SD】パドレス、マーリンズからルイス・アラエズをトレード獲得。高打率を支えるものは?
米国5月3日、テイラー・ウェイド率いるサンディエゴ・パドレスはトレードにてマイアミ・マーリンズにマイナー4選手を送り、アメリカンリーグとナショナルリーグで2年連続首位打者の座に輝いたLuis Arraez(ルイス・アラエズ。アラエス、アライズ等の別表記有り)と金銭$7.9Mを獲得した。アラエズは2025年シーズン後にフリーエージェントとなる。
5月に主力級のトレードが行われることは滅多にない。多
【SD】2024年サンディエゴ・パドレス開幕戦力分析
想像してほしい。あなたには意中の女性がいる。
長いことデートに誘うお金がなかったが、幸運にも急に実入りが良くなったので身なりを整え、たまには気の利いたレストランで一緒に食事をしたりしたがあと一歩だった。
今度こそはと借りた金でファッションに更に磨きをかけた。高価な腕時計を3つ手首に着ける一方でシャツは古く襟首がよれているというバランスの悪い出で立ちだったが、豪華なレストランを予約した。クリスチ
【MLB】ドジャースが大谷翔平に続き山本由伸を獲得したことであらためて気になるもう少し別の問題
おことわり:下記のnoteと同様に今回もX/Twitterの連続ポストをまとめた雑記である。テーマが同じなので若干内容に重複があるがご容赦いただきたい。もしまだお読みでない方は先に目を通すことをお勧めする。
ロサンジェルス・ドジャースはNPBのオリックス・バファローズからポスティングされていた山本由伸と12年$325Mの契約を結んだ。大谷翔平の10年$700M(後払いのため現在価値は約$438M
【SD】パドレス、ソトとグリシャムをヤンキースへトレード放出し4投手と捕手獲得
メリー・クリスマット!
米国12月6日、サンディエゴパドレスはフアン・ソトとトレント・グリシャムの2外野手をニューヨーク・ヤンキースにトレードし、マイケル・キング、ドリュー・ソープ、ランディ・バスケス、ジョニー・ブリートの4投手とカイル・ヒガシオカ捕手を獲得した。
昨年の8月に世紀の大トレードでワシントン・ナショナルズから移籍してきた稀代の強打者ソトがパドレスに在籍した期間はプレーオフ含む2か
【MLB】大谷翔平とロサンジェルス・ドジャースの契約が炙り出したもう少し大きな問題
1950年代後半までニューヨークに3球団存在した。
しかし仮に今ドジャースかジャイアンツがブルックリンに戻りたいですと提案したらヤンキースとメッツは猛反対するはず。都市間格差は解消しようがないので、同都市新球団の創設や移転を排除する権利は認めるべきではない。
オークランド・アスレチックスのラスベガス移転であまり語られていない厄介な点は、もし将来オークランドに新球団創設を試みた場合に近隣市場を持
【SD】サンディエゴ・パドレス新監督にマイク・シルト就任
既に日系メディアでも報じられたが、2022年シーズンからサンディエゴ・パドレスの監督を務めたボブ・メルビンが米国10月25日にサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍した。そして11月22日に後任として今年までパドレスの選手育成アドバイザーを務めたセントルイス・カーディナルス前監督のマイク・シルトが監督に就任した。メルビン監督は就任初年度の2022年にはパドレスにとって24年ぶりとなるナショナルリーグ
もっとみる【SD】ピーター・サイドラーの遺産
サンディエゴ出身のメイジャー・ギャレットはCBSのベテラン政治ジャーナリストである以前に、生まれついてのパドレスファンだ。数年前、ギャレットは当時サンディエゴ・パドレス共同オーナーだったロン・ファウラーの計らいでペトコパークのオーナー用スイートルームに足を踏み入れた。
もう一人のオーナーに会えると知らされ招かれていたが、そう見受けられる人物は見当たらない。その代わりに、瀟洒なスイートルームに凡そ
【SD】サンディエゴ・パドレス2023年総括
ハイ皆さん10月の野球といえばもちろんアリゾナ秋季リーグですよね!パドレスがピオリア・ハベリーナスに送り込んだ若手は今年Low-AからAAまで駆け上がり計.308/.393/.539/23HR/22SBという好成績で球団最優秀マイナー選手として表彰されたグラハム・ポーリー二塁/三塁手(MLB Pipeline球団プロスペクトランク12位)、High-A Midwest Leagueのオールスターに
もっとみる【SD】納涼2023年サンディエゴパドレストレードデッドライン総括
当noteではトレードデッドラインの印象を毎年写真や動画で表現している。
2021年はこちらの一枚
先発投手が足りない中でマックス・シャーザーやトレイ・ターナーを取り逃し、何故か二塁で被るアベレージ打者アダム・フレイジャーと外野守備固めジェイス・マリスニック、リリーフのダニエル・ハドソンというニーズとかけ離れた獲得に留まった。8月以降チームは失速しプレーオフ出場を逃した。
2022年はこちら
【SD】今からでも間に合うプレーオフ出場特別講座
今季チーム年俸$249MMという大盤振る舞いにより大型FA補強と契約延長を敢行し、球団55シーズン目の今年こそワールドチャンピオン獲得という悲願達成に十分な戦力が整ったと目された我らがサンディエゴパドレス。
3-4月は15勝14敗だった。ワールドチャンピオン候補としてはやや物足りない成績だが、フェルナンド・タティス・ジュニア(PED出場停止)とジョー・マスグローブ(足指ヒビ)が4月下旬まで欠場。
【SD】2023年サンディエゴ・パドレス開幕戦力分析
♪ハァー ダルが居ねえ ジョー(・マスグローブ)も居ねえ
先発それほど揃って無え
ボイトも無え 胸毛も無え ホズマー打ってたゴーロゴロ
昨年に続く今年も吉幾三「おら東京さ行ぐだ」の替え歌が聴こえてきたら、つかみ男印のサンディエゴ・パドレス開幕戦力分析の季節である。今年は筆の走りが良いので早速始めよう。
Q: 2023年のサンディエゴパドレスの予測は?
A: パドレスは、MLB(メジャーリーグ
【SD】パドレスと36歳のダルビッシュ有が2028年まで契約延長した理由
サンディエゴ・パドレスはダルビッシュ有と2028年まで契約を延長した。伊良部に始まり牧田からパドレス日本人選手の系譜を受け継いだ投手といえばより通りが良いだろうか。カブスと結んだ元契約の最終年である今シーズンから6年$108MM(1億800万ドル)の契約に更新される。
近年の日本人野球選手を代表するだけでなく、日本人野球選手史に名を残す投手なのでNHKや各日系スポーツメディアでも当然ながら報道さ
【SD】2022年サンディエゴパドレス総括(打者編)
メリー・クリスマット!(二年連続二回目)
前回の投手編に続いて、今回は打者編。
21.2 fWAR ナショナルリーグ15球団中7位
102 wRC+7位
月別のwRC+は以下の通り。
この凸凹について触れる前に、ポジション別におさらいしておこう。
捕手
0.4 fWAR ナショナルリーグ15球団中9位
88 wRC+ NL9位
wRC+は打率が.249のため意外に悪くないが、Def指
【SD】クレビンジャー、ARI解説ボブ・ブレンリーの発言に抗議
昨年の6月下旬にMLBファン合同note企画のサンディエゴ・パドレス担当として初めて怪文を投稿してから一年半が経った。
だがこの初投稿と担当就任前にオールスター球団別選手推薦文の依頼を受けており、パドレスの項につき以下の通り寄稿した。
ここでアリゾナ・ダイヤモンドバックス解説者ボブ・ブレンリーをカメムシと同等に取り上げことについて自らの不明を悔やむと共に、本人とファンに訂正とお詫びをしなければ