マガジンのカバー画像

短歌集、時々俳句

80
短歌と俳句を集める
運営しているクリエイター

2023年2月の記事一覧

祈りとは 心(うち)から出てくる 言葉である
宙に舞いて天まで届け

届かない 言葉をあなたが いたころの
ように投げかけて笑って寝る

届かない 言葉を語り続けてる
どこかで誰かに 届くと信じて

いや、アナタのやってることはすごいよ
大丈夫、神様が見ている

2/19 Blue Giantを読んで

歓(よろこ)びの 日ごとの糧が 人質に
瞬間、仕事は苦しみとなる

すき焼きの 最後の小さな 肉、君に
あげてるおれ「あ、父親だなぁ」

空の下 小さな自分を かえりみて 
ああこの雲は 何を語るか

祈りは、何かをすることでもあり、何もしないことでもあるんだって。

午前2時 眠ったはずの 娘がポツリ
「ナッツ もっと ほしいって ゆった」

ゆった?笑 #1歳8ヶ月 #寝言

登りつめ 力があるから できること
立場がないからできること

あいうえお短歌 さ〜そ

あいうえお短歌 さ〜そ

あ〜おはこちら!
か〜こはこちら!!

『さ』
さっきから 何かゴソゴソ してるよねぇ?
私の書斎に 散らかる書類

『し』
しゃーない、しゃーない そんな急に君が
近づいたら猫も びっくりするさ

『す』
すごいねと 言われて歌う 「こぞーりーて」
『もろびとこぞりて』 「こぞりて」部分

『せ』
世界中 どこをさがしても あなたほど
元気に絵本を 指差す子はなし
(「ど・れ・が・す・き?」「こ

もっとみる
短歌28  心

短歌28 心



箴言4章後半から心を見つめることを短歌に
心を殺すな。誰かのも、自分のも。
心から湧いて溢れる喜びを待て。

わたしの子 わたしのことばを 聴きなさい
耳を傾けて見失うな

心の中 それを見出す 者のとり
いのちとなり癒やしとなるのだ

そのほかの 何よるあなたの 心を見張れ
いのちの泉 そこから湧いて

曲がる口 歪んだこと言う くちびるは
あなたからすぐ 遠ざけるがよい

目を前に まぶ

もっとみる
曲短歌『3月9日』

曲短歌『3月9日』

改めて聴くと名曲すぎて、
短歌にしたくなりました。
じっくり味わうために。

卒業する皆さん、おめでとうございます。
これを聴くと自分の卒業式と、1リットルの涙を思い出します。

離れゆく あなたとの日々 忘れない
声を枯らして 3月9日

流れてく せわしく過ぎる 日々の中
私とあなた 夢を描いた

溢れ出す 光の粒が 少しずつ
3月の朝 暖めていく

新たな世界の入り口で気づいた ことは一人じ

もっとみる
短歌27 2/6

短歌27 2/6

27

丁寧に 心を言葉に ひとつずつ
空に浮かべて 心に湧くを待つ
(静かな団地を歩いている。
何かを祈りたいけど、言葉が出てこない。
心に浮かんだ言葉を、ぽつり、ぽつりと、口にする。
そして心に湧いてくる「ことば」を待つのだ)

僕のため 神が造った この世界
隅から隅まで じっくり楽しむ

あなたが まぶたのうらに いることで
どれほど強く なれたでしょう

時にうまくいかないこともあるけれ

もっとみる