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アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』における「夜/朝」「闇/光」の描写について
概要アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』における「夜/朝」および「闇/光」の描写を整理することで以下の対応関係を確認するとともに、本作品が暗喩的に描いた「後藤ひとりにとってのバンド活動」を考察します。
夜・闇
→ギターヒーローの活動・孤独な創作活動
朝・光
→結束バンドを中心としたバンド活動
「夜」と「朝」アニメ本編において
劇中では夜のシーンは数多くありますが、その中でも後藤ひとりのギター
【ぼっち・ざ・ろっく!】『結束バンド』アルバムレビュー①(青春コンプレックス/ひとりぼっち東京)
まえがきアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の劇中バンド・結束バンドによるアルバム『結束バンド』。セールスチャートにて記録的売り上げを残すとともに、アニメ愛好家/バンド経験者/プロの音楽ライターなど様々な立場からのレビューや批評がポストされており、リリースから2ヶ月以上経過した今日でも「ぼっち・ざ・ろっく!」ファンや邦楽ロックリスナーを魅了し続けています。
当シリーズでは、サウンド面の分析を中心として
【シャニマス】『if(!Straylight)』感想
記憶が新しいうちに、自分のことばで簡単に感想を記します。
書き上げる中でシナリオライターの意図を超越するような深読みに至り、それ故多くの方に賛同されうる内容ではなくなりましたが、ストレイライトのこれまでを肯定して祝福するシナリオであり個人的に大満足でした、という主張だけでも聞いていただけたら嬉しいです。
『if(!Straylight)』──プログラミング言語的に解釈すると「ストレイライトでは
【シャニマス】メモ:浅倉透キリン
【国道沿いに、憶光年】で登場した「キリン」について、いくつか考えたところがあるので走り書きですがメモを残します。
当カードの本題や浅倉透そのものに迫る内容ではないですが、「キリン」という奇妙でファニーなメタファーへの理解の一助となれば幸いです。
結論から述べると、「キリン」はifとしての透の姿、具体的にはアイドルにならなかった透を象徴していると解釈しました。
まずは簡単にコミュ構造の話をしま
【シャニマス】『天檻』感想
記憶が新しいうちに、自分のことばで簡単に感想を書いておきます。
『天檻』読みました。
一番に感動したのは、エンディングでシャニPが本当の意味でようやくノクチルに向き合うことが出来たこと。
予告動画や遊び方はシャニPもとい読者へのストレートな問いかけだったわけだけど、蓋を開けてみればそれは想像以上に本質的で重たいものでした。
『天塵』や透LPに代表されるように、シャニPはノクチル(特に透)のプ
【シャニマス】『モノラル・ダイアローグス』感想
本日実装のシーズイベントコミュ『モノラル・ダイアローグス』を読みました。
記憶の新しいうちに、感想や気づいたことを書き残そうと思います。
すごい素朴な内容になってしまったので、特に学びはないと思います。
シナリオ全体についてクリニックでのレッスンとして取り組んだ「ピアノを知らない異星人になる」ゲームは本当に強烈な比喩でした。
ピアノをピアノにするには鍵盤を叩く必要があって、初めのうちは不協和
【シャニマス】「トーンクラスター」から見るシーズ感謝祭
こんにちは。つげです。
先日、遅ればせながらシーズ感謝祭シナリオを読了しました。
さて、今回は感謝祭シナリオの感想・考察……ではなく、シナリオ中に現れた「トーンクラスター」という聴き慣れない用語に焦点を当てただけの記事です。
概要シーズ感謝祭にて登場しつつもあまり説明されることのなかった「トーンクラスター」の用語について、少し深掘りして説明した後に、その意味を踏まえながらシナリオを簡単に振り返