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障がい者雇用を考える

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2021年3月の記事一覧

同一労働同一賃金と障がい者雇用

同一労働同一賃金と障がい者雇用

同一労働同一賃金とは同一労働同一賃金の導入は、同一企業・団体における
・正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者)
 と
・非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)の間の不合理な待遇差の解消を目指すものです。

・大企業は既に2020年4月1日より、
・中小企業は2021年4月1日より、
正社員と非正規雇用労働者(短時間労働者・有期雇用労働者)の間の
不合理な待遇差の解

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企業の障がい者採用活動について(職場見学や実習に対する考え方)

企業の障がい者採用活動について(職場見学や実習に対する考え方)

障がい者雇用において「いい人材」の見極めにはどうすればいいのか、
どんな手法があるのかなど、
担当者の方であれば一度は悩まれたことがあるかと思います。

今回は障がい者の採用活動のポイントと、
なぜ実習制度が必要なのかを中心にお伝えします。

障がい者採用の事前ポイント挙げればきりがないですが、今回は3つに絞りご紹介します。

① 障がい者雇用の理解を深める
まずは障がい者の採用に向けて、

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【社長インタビュー】理想像や良い悪いの基準は、まずは要素を細かくして考えてみよう

【社長インタビュー】理想像や良い悪いの基準は、まずは要素を細かくして考えてみよう

私たちは今コロナ禍で、

・正しい選択肢がなかなか見つからない
・何が正しいか分からない
・目標や価値観など、自分で正しいと思っても維持しづらい

そんな時代に今生きているように思います。

ただ、良いことは100%良い、悪いことは100%悪いわけではありません。
その「良いこと」「悪いこと」を細かく分解していくと、
細かい「良いこと」「悪いこと」が混ざっていることに気づきます。

「悪いこと」だ

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【障がい者雇用】就業定着の状況とポイント4つ

【障がい者雇用】就業定着の状況とポイント4つ

障がい者雇用の大きな課題のひとつに、「定着」が挙げられます。

せっかく採用しても、やはりある程度の割合で短期間の退職に至ってしまい、結果として雇用率を上げることができません。
また、障がいをお持ちの方に長く前向きに働いていただく環境づくりには、じっくり時間をかけて取り組まなければなりません。

そこで今回は、障がいをお持ちの方の定着の実態と、定着に向けたポイントをまとめました。

障がい種別の就

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企業は何のために障がい者雇用を行うのか?【無料DLあり】

企業は何のために障がい者雇用を行うのか?【無料DLあり】

企業にとって今何が最優先課題かは異なります。障がい者雇用の目的も企業によって異なります。
ただその中でも、障がい者雇用といえばまずは「法定雇用率」でしょう。
納付金制度がある以上、法定雇用率を避けては通れません。

ただ、法定雇用率だけを目的とすると必ず歪みが出ます。
そこで企業が障がい者雇用を進める意義について、改めて考えてみましょう。

障がい者雇用の現状2021年4月から、2.2%から2.3

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精神障がいをお持ちの方が長く前向きに働くためのポイント 【就業環境について】

精神障がいをお持ちの方が長く前向きに働くためのポイント 【就業環境について】

2021年3月1日、法定雇用率2.3%にアップしたこともあり、
障がい者雇用の人数が増えています。

『令和2年 障がい者雇用状況の集計結果』によると、雇用者のうち、

身体障がい者: 356,069.0人(対前年比0.5%増)
知的障がい者: 134,207.0人(同4.5%増)
精神障がい者: 88,016.0人(同12.7%増)

と、いずれも前年より増加し、特に精神障がい者の伸び率が大きく

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【障がい者雇用】評価制度とキャリアパス

【障がい者雇用】評価制度とキャリアパス

障がい者雇用は拡大していますが、既存の人事評価制度を適用している企業が多い状況です。
障がい者の定着や活躍のためには、個々の意欲や能力にあわせた評価体系を整備し、適切に評価することが大切です。

そこで今回は、障がい者雇用の評価制度とキャリアパスのポイントについてお話しします。

障がい者の評価に対する不満厚生労働省の調査によると、障がい者の離職理由として多いのは、
身体障がい・精神障がいともに「

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