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なぜ演奏の調子が悪くなるのか ②


楽器演奏の不調についての続きです。
はじめに前回のお話で、

①軸ができていること


というのを書いてみました。

頭が冴えてなかったり、身体が硬かったり、呼吸が浅かったり...という状態から、リポーズエクササイズを入念に行ってから、楽器練習へ進むと非常にスムーズにウォーミングアップを終え、身体が演奏を助けてくれるのが分かります。

もしリポーズを行わずに楽器を持ってしまったら、不調状態を何とかして治すための、ウォーミングアップをしてしまうかもません(もちろん調子が良いときもあるかもしれません)

そのようなその場しのぎのような練習ってほとんど意味を成さないと思います😅

そうやって身体を酷使して、疲れたら整体・マッサージへ。軽くなったらトレーニングをして...という負のループが年々無理になってくるのは目に見えてますね...
という事で、身体が自然に動いて、筋力に頼らずにパフォーマンスができるように「正しく立ちましょう」という事でした。

②やりすぎないこと

なんでもそうかもしれませんが...
何かしら上手くいかなかった時に「努力が足りなかった」とか「もっと頑張らなきゃ」とか。

楽器演奏でいえば「高い音が出ないのはパワーや息が足りない、もっともっと上げようとしなければ」とか「息のスピードが足りない」とか「もっと練習しなきゃ」とか...

日本人だからなのでしょうか....笑??
上手くできなかった時に「もっと!○○しないと!」という発想になってしまいがちな気がします😓

トランペットで言えば、
今よりもさらに高い音を出したい!
と熱い想いを持っていらっしゃるトランペッターは多いと思います。

実は高い音を出せる実力があるのに、必要以上に力を入れたり、息を吐いてしまって狙っている音が出ないケースに多く出会いました。

つまりは「やりすぎ」「Too much」状態です。

「もっとやってみる」という選択肢のほかに「やりすぎていないか」というアイデアも持っていることは視野を狭くしないためにもとても大切だと感じました。

「練習しすぎ」もありますよね💦
頭がショート寸前状態で練習や勉強に向かっても、それ以上何の効果もないでしょう。

であれば、そこで止める。終える。休むことが、その時のベスト、最高値にいる訳です。

「やりすぎていないか」
自分に問うようになってから、不調になる前に止めれるようになったなと思います。


以上、①②の2点が「不調回避することになった」大きなポイントです。

とは言え、ニンゲンですからホルモンバランスや気圧だったり、浮き沈みはあって当然です。

そんな浮き沈みに逆らわず、沈んでいる時は浮くために必要な時期なんだと考えてみるのもありだと思います。

自分の身体を信じて、身体の声に耳を澄ましていけたらと思う今日この頃でした😊

今回も最後までお読みいただきありがとうございました♪

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