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スカートを履いた。また履きたくなった。
生存報告。
死にかけていた私も無事に社会人となり半年ほどが経ちました。ネガティブの種は今でも胸の中にありますが、理想とはかけ離れた現実を生きられるくらいにはポジティブでいます。
最近、私は男性用のスカートについて考えています。世間ではLGBTQ+やダイバーシティなんて言葉が念仏のように唱えられています。理解はあっても嫌悪感というものは消えませんし、社会に染まってしまった人間にとっては権威が与
人生までインスタントにしたくはないよね。
近年、インスタントなものが流行っていることを肌で感じる。それは食品だけにはとどまらず、小説や音楽のような趣味やレジャーのような体験なども含めてだ。テレビではSNSでバズった音楽のワンフレーズが繰り返され、1ヶ月もすれば別の音楽がその椅子に座っている。一時期の日本の内閣総理大臣を思い出させるくらい、気づけば別のものがそこにある。
これは昔からあるものではあるけれど、現金が当たるキャンペーンをよ
私はどこにいますか。
私は死にたがりです。
死にたいと思うことが多く、高いところに上れば飛び降りることを考え、駅のホームでは飛び込むことを考えます。
しかし、実行することはありません。あくまで頭の中で思っているだけで行動することはありません。ただし自分が納得のいくような飛び込みたい風景を目の前にしたのなら飛び込まない自信はありません。
私は綺麗な風景のなかで死にたいと思っています。どこまでも青空が広がっている日、街の
客寄せパンダになりたい。
先日、動物園に行った。
そこには白黒の可愛いパンダはいなかった。別に特段パンダが好きなわけではなかったけれど、なんとなく動物園は「キリン・ゾウ・パンダ」のイメージがあった。思い出してみると、ゾウもいなかった。
鉄格子ごしにいろいろな動物を見ていた。猿や山羊、狐やライオンがいた。何気ない仕草が可愛いと思ってスマートフォンで写真を撮ろうとした。その瞬間に背筋がぞくりとした。
僕は写真を撮って
ロボットに支配されたい。
今の世の中は人が人を支配している。格差とか差別とか、環境や年齢の違いによって人の間には壁が築かれていて、僕らは何とかして壁の向こう側へとよじ登ろうとしているけれどなかなうまくはいかない。
AIの進歩は凄まじいと素人の僕でさえわかっている。ビッグデータとかディープラーニングとか詳しくは知らないけれど、AIは便利という手土産を渡したことで警戒心を抱かれることなく人々の生活に忍び込んでいる。夢のよ
認めたくないけれど、僕は特別じゃない。
歳を取ったというほど、年齢を重ねたわけじゃないけれど、子供でいられる時間はもう過ぎてしまった。
子供の頃は自分が特別なことを疑わなかった。人より優秀で、勉強ができたからなおさらそう思っていた。しかし、次第に自分がテレビで見るような人とは違うことをなんとなく理解していった。それでも自分にはエンターテインメントとは違う、何らかの才能があって幸せに生きていけるのだと感じていた。きっと夢は小さな形で
逃げる。思考と社会と自分自身から。そして海。
今日は嫌になるくらい書いてしまっている。逃げる場所がここしかないんだろうと実感する。何から逃げているのか、もちろん社会から。
ふと海を見たくなる時がある。今まで僕は海が見たくなるのは海から遠い場所で育ったからだと思っていた。だから海というものに憧れがあってそれを見たいと願っていると。しかし、最近になってそれは間違いではないけれど正解ではないということに気づいた。
どうして海を見たかったの
ただ、生きていたいんだ。
生きていたいからこれを書いています。生存本能だけがぼくを生かしています。
子どもの頃は普通の人、くらい簡単になれると思っていました。それどころか自分がいかに特別な人間で、まだ見つかっていない才能があるんだと疑いもせずに日々を過ごしていました。
実際、ぼくは身体的障害や精神的障害のない、健常な人間です。視力が低いので眼鏡をかけていますし、多少色覚に問題があり細かなグラデーションの違いがわから
死にたい病と生存本能
鬱っぽいことばかり考える。前向きとは程遠い毎日。秋と称するには随分と暑い。ニュースで政治家が声高に言葉を並べている。日本を良くするんだと数字ばかり話し合っている。誰が選ばれたとて私は変わることができない。私の生活は変わらない。どんな言葉も政策も万能ではないから届かない。届いていないことさえ気づかれない。嘆いても唸っても喘いでも声は誰にも伝わらず、死者になって初めて届くデータに変化する。批判ばかり
もっとみる時計とわたし 9月7日
時計を見ると昨日と同じくらいの時間を指している。また今日も昨日と同じで何もできなかった。本当に何もできなかったわけではない。朝、元気を出して市内のマクドナルドに行って、月見マフィンを買った。初めてマクドナルドで月見のメニューを買った。昔、エッグのメニューを買った時にあまり美味しくないと思っていたから時期が来ても食べたいと思うことはなかった。
テイクアウトをして初めて食べた月見マフィンはとても美
校舎も教室もない学校
いま、ぼくの通う学校には、学校がない。
パソコンの中の学校にぼくは転校した。
ぼくは学校が大嫌いだった。毎日朝早くに起きて、あんまり仲良くもない同級生と一緒に同じ色ののランドセルを背負って、蟻の行進みたいに通学路を歩くのはとにかく嫌いだった。ちくちくする木製の椅子に座るのも、キュッキュッと鳴る廊下も嫌いだった。
友達はいた。ユウジ、ショーマ、他にもたくさん。親友なんて呼ぶようなやつはいな
聞きたくない言葉なんて聞かなくていい
世の中にはたくさんの言葉があふれている。友達と遊ぶ子どもの楽しそうな言葉も、店員さんに文句をつける悲しい言葉も、コンビニエンスストアの入り口で孤独を呟く寂しそうな言葉も、たくさん。
聞きたい言葉だけ聞いて生きればいい。だから私は言葉にすることをやめない。言葉の価値は私が決めることだから。
人間の生活はどんどんと豊かになっている。インターネットやスマートフォンの普及によって私たちはどこまでも
成功するって、なんだろう。
成功する、っていったいなんだろう。
世の中には「成功」した人がいる。テレビの中でインタビュアから真剣な眼差しを向けられながら質問に答えている。髪の毛はちゃんと整えているし、破れたりほつれたりしていない服を着ている。生活に満足したような顔をしていて、とても楽しそうに生きている、ように見える。たいてい、名の知れた大学に入学していて、ビジネスで大きなお金を手にすることができた人だ。ほかにも、芸術の