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旅人としての自分史(旅の記録)。世界を旅して学んだことや感じたこと。

これまで自分はどんな旅人生を歩んできたのか? ちょっと立ち止まって過去を振り返ってみようと思います。

尚、僕については下記ページで詳しくご紹介頂いています。
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どんな国を旅してきたのか?

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1996年4月から3か月間で7か国、旅の総旅行距離は25500km。2回目のバックパッカーの旅ですが、長期の本格的な放浪の旅はこの旅が初めて。物価が高い国が中心だったのでとことん食費を節約し、宿は初ドミトリー(共同部屋)に挑戦。貧乏旅行の基礎を養いました^^ 見る物全てが目新しくて飛躍的に視野が広がったと同時に、学歴や語学力が無くても異国の地を自力で旅できたと、自分に自信が付いた旅でした。

旅2

3か月間で5か国、旅の総旅行距離は30000km。イタリアを中心に3度目のバックパッカーの旅です。鉄道がメインですが船や長距離バスで国境を越え、初のイスラム圏に踏み入れるなどチャレンジが多かった大冒険(当時、イスラム圏に関する情報が本当に少なかった)。ただ、この旅で語学力の無さを痛感…。中学生レベルの英語力でも問題なく旅は出来た。でも、現地の人やドミトリーで他国の旅人とコミュニケーションが取れなかった…。言葉がわかればもっと素敵な旅になったに違いない…。帰国後に気合い入れて英語を身に付けようと決意した旅でした。帰国後はすぐにアルバイトを朝晩掛け持ちで頑張り資金を貯め、翌年にアメリカ留学。

旅3

アメリカ人の家庭で1年間ホームステイをしながら留学。学校を卒業後、学生ビザが切れるまでの1か月間で北米大周遊。アメリカ-メキシコ間以外は全て長距離バス。1回の移動で最長はバンフからモントリオールまでの3700kmで約60時間、バス車内で3泊乗りっぱなしとかアホです…。っていうか変人ですね。ちなみに、札幌~福岡で約1500km。
貧乏学生だったのでグレイハウンド(長距離バス会社)の乗り放題パスを使いまくりましたが、改めてアメリカの大きさと地域格差、日本で報じられないアメリカの本当の姿を知った旅でした。これによって世界の中でアメリカはどんなポジションにいて世界はどうアメリカを捉えているのかを理解することが出来、世界観が一層広がりました。

そして、自分が外国人として海外で生きるという感覚を体験できたことは多様性を理解するうえで貴重な体験でした。

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3か月間で4か国。インドにはまって40日間かけてインド1周。旅の総旅行距離は40000km。作家 沢木耕太郎の『深夜特急』に憧れて、陸路でアジア横断という大冒険。まだブログが存在せずインターネット上には何も情報が無い時代、旅先で出会った旅人との情報交換や安宿に置いてある情報ノートを見るなど現地で情報収集しながらの旅。これまでの旅人生の中でも特に印象に残っている旅で、パキスタンをはじめとするイスラムの国の人たちの優しさ、そして治安の良さに触れた有意義で濃い旅でした。

“イスラム圏は危険” というイメージはメディアが作り出したものであると確信。「メディアの情報が真実とは限らず、メディアの情報を鵜呑みにしてはいけない」ということをこの旅で悟りました。やはり自分の目で見ないとわからない。

ハッキリ言って、飛行機乗りまくりの弾丸世界一周するくらいなら陸路でアジア横断した方がよっぽど濃い旅が出来ると思います。

P.S. 現在の情勢では残念ながら旅をするのに若干リスクがあります

EU・中東周遊-53000km2

6か月間で21か国、旅の総旅行距離は53000km。ヨーロッパからアフリカ大陸に渡り中東へ。アラブの国々ではアラビア語の数字を読み書き出来るよう練習したり片言のアラビア語を覚えて積極的にコミュニケーションを取りました。本当に親切な人が多くて、地元の人たちとの交流がとても印象に残っています。そして、現地の人にとって日本はとても良いイメージを持たれていることを知り、日本人であることに誇りを感じた旅でした。
そして旅の締めくくりはタイ~シンガポールまでのマレー半島縦断。僕史上最も長い旅でしたが、個人的にはこれ以上長い期間だと旅のモチベーションが保てないと感じましたね。

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2か月間で9か国、旅の総旅行距離は38000km。ここまで英語が通じない地域は初めてで(ワン、ツー、スリーが通じない…)、勉強したことなど1度も無いスペイン語を会話帳を見ながら積極的に話し、旅が終わった頃には旅に必要なスペイン語が身に付いてました。人って必要に迫られると自然と語学は身に付くんですね(笑) また、これまで旅をした地域とは明らかに違い、身に危険が及ぶ治安の悪さを実感した旅でもありました。同時に他の国々とは全く違う文化と景観で、世界にはまだまだ知らない場所があるんだと改めて感じた旅でした。

他にもいろいろ旅をしてきましたがキリが無いのでこの辺にしておきます。
尚、旅については「旅の素晴らしさや旅の魅力」で書いてるのでご興味があればお読みいただけると嬉しいです。

僕のパスポート

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世界75周も旅してるとパスポートも押す場所が無くなってきます。増補(ページを増やすこと)してるので通常のパスポートの2倍の厚さがあるにも関わらず、真っ白なページはあと数ページのみという状況…。大半は仕事での渡航です。

そしてこのパスポートを見た入国審査官から「君は何をしてる人? どこに行くの? 何日間滞在するつもり?」などなど、明らかに疑いの目で質問されることが多いです(笑) 確かに普通のパスポートではないですからね…。

メディアでの露出

海外旅行情報サイトを運営して10年間を振り返ると、やはりアウトプットの重要性を凄く感じます。元々はメディアなど全く意識することは無く、単純に「僕が経験して蓄積してきた旅知識を多くの人に役立ててもらい、一人でも多くの人に良い旅をしてもらえたらいいな」という想いだけでWebサイトを立ち上げたのが始まりです。すると、自然とアクセスは増え続け、50万PV/月に到達。自然と認知されるようになりました。ちなみに、過去に1度も広告を出したことはありません。

そして、自分から情報を出すことによって先方に興味を持って頂けるようになり、先方から声を掛けて頂けるようになりました。おかげさまで営業活動をしたことがありません。感謝です!

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2017年、ラジオ出演。僕史上最も重大事件が起きた旅でのトラブルについてお話をしました。やっぱり旅の話をするのは楽しい!
Youtubeで 収録の様子 を見れますよ。

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20~30代OLに人気の雑誌 steady.5月号(宝島社)「旅のプロが指南! 旅を10倍楽しむテク」というコーナーでパッキングについて取材お受けしました。
裏話ですが、先方からブラのパッキングのコツも聞かれたのには困りました。ブラ付けたことないし(笑) 散々女性の旅仲間にコツを聞きまくって調べたおかげでちょっと旅慣れた女性にも負けない女性下着やサニタリー関連の知識がつきました。 注:変態ではありません

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「旅人オールスター感謝祭」にゲスト出演。海外ノマド、Webサイト運営についてお話ししました。ちなみに僕の右側にいらっしゃるのは俳優の山田孝之さんのお姉さんで女優の椿かおりさん。とっても素敵な方ですよ。

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2冊目の著書となる「完全図解 はじめての海外個人旅行(金風舎)」を出版(電子書籍)。執筆のために自らイタリアに飛んで事細かに撮影取材。納得がいくまでこだわった自信作です。おかげさまで出版して4年経った現在も高評価を頂けており、多くの方のお役に立てられているというのは本当に嬉しいです。一人でも多く自由な旅を楽しんでもらいたいと願っています。

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東洋経済さんから海外出張についての取材をお受けしました。日本最大級のビジネスニュースサイトに取材頂けるとは、一定のビジネススキルを持った方々からも海外渡航に関する評価を頂いているということなので嬉しい限りです。

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海外旅行でのビックリ出来事を特集するにあたって読売新聞さんから取材されました。地方新聞には過去に出たことがありますが、大手新聞紙としてはこれが初です。

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NHK BSの一人旅特集の番組にコメンテーター出演した時の様子。司会にビビる大木さん、ゲストに有吉弘行さん。初のTVデビューだったので、大きなカメラがこっち向くと普段緊張することが無い僕でも緊張しました。なので表情硬いですね…。NHKから出演オファーを頂けたのは旅のプロとして公的機関に認められた証拠でもあるので本当に嬉しかったです。収録は渋谷のNHK放送センターにて。

というわけで、海外旅行の分野では一定の評価と信用を頂けるようになりました。本当にありがたいです^^

時系列で書いてみようと思います

上記と被る部分も多々ありますが、もう少し詳細に時系列でかき出してみようと思います。

■12月、卒業旅行を兼ねて初のバックパッカー10日間ベネルックスの1人旅
 (この時点ではまだ就職するつもりでいた)
■1月、旅への情熱がメラメラと燃え上がる&納得のいかない内定先にこのまま就職してもいいのか悩み始める
■2月、むかつくパワハラ上司がいる会社に無理やり入社しても長続きする自信がないし、今しかできないことをやろう!と決意
■3月、内定を蹴っ飛ばして3か月間ヨーロッパ周遊のバックパッカーの旅
 (新卒で就職するのが当たり前だった96年当時としては結構な異端児)
■上記旅から帰国して2か月後に再度ヨーロッパ周遊の旅へ出発
■1年間がむしゃらにアルバイトしてお金を稼ぎ、アメリカへ1年間留学
■アメリカの学校卒業後は学生ビザが切れるギリギリまで北米大陸を旅する
■アメリカから帰国して2か月後にヨーロッパ~中東諸国を6か月間で大周遊
■大周遊開始した2か月後、ポルトガルで刺されて人生初の救急車。1週間で抜糸し、帰国せずに旅をしながら傷を治す荒業に出る
■帰国後、大手旅行会社の添乗員になり、「総合旅程管理主任者」を取得
■添乗員2年目で3か月間休職。休職願いの理由に「旅に出るため」と記載。無事に?受理され、バンコク~イスタンブールまで陸路でアジア横断
■その1年後、また2か月間休職してグアテマラ~ペルーまで中米縦断の旅。旅をしながら旅に必要な最低限のスペイン語を習得
■中米縦断の途中、キューバの警官の理不尽な態度が気に入らなかったので盾突いたらパスポート没収を食らって拘束される。国家権力が強い国では絶対に役人に逆らってはいけないという世界の常識を学ぶ
■2006年、独学でHTMLとCSSのコーディングを学び、海外旅行情報サイト『トラベラーズカフェ ワールドギャラリー』を開設。添乗員をやりながら手探りでサイト運営が始まる
■サイト開設して半年ほどでマネタイズの道が見えてくる。当時は旅行情報サイトやブログがほぼ無かったためライバルがいなかったのが幸い
■2007年、8年間に渡って勤めた会社を退職。多い時で日本とヨーロッパを月に2往復し、3000人を越える旅行客を海外にお連れした添乗生活に終止符。お客様ツアー満足度 優良表彰を多数受賞、指名を受ける人気添乗員として活躍するなど、現在の僕の基礎は全てこの8年間のおかげです。感謝!
■「Yahoo! JAPAN」の新企画「世界遺産ガイド」に写真770枚及びキャプションの提供。「Yahoo! 世界遺産ガイド」立ち上げに協力する
■ランドオペレーター(現地手配会社)に転職するも、やりたいことと違ったため半年間で退職。だがしかし、現地手配のノウハウを学ぶことができたのは大きな収穫。これによって旅行企画・現地手配から添乗まで一人でやれる実力が身に着く。そして独立を決意
■旅行写真家としての活動開始。カメラ歴は20年以上。テレビ局、Webメディア、出版社などへ世界中で撮り歩いた写真を販売
■2009年、NHK BSの一人旅特集の番組にコメンテーター出演
■2013年、「写真と地図で楽しむ体感トラベルガイド ヴェネツィア(impress)」を出版(電子書籍)。記念すべき初出版となるも、本を書く難しさを痛感
■2014年、個人事業主にも関わらず日本マイクロソフト(株)の協賛を獲得。レイルヨーロッパ、DeNAトラベル(現エアトリ)も協賛に参加。個人事業主への協賛はDeNA初案件とのこと。最終的に7社協賛を獲得、運営サイト初企画「初めての海外個人旅行マニュアル」作成のためイタリアへ取材の旅
■2015年、「完全図解 はじめての海外個人旅行(金風舎)」を出版(電子書籍)。出版して4年経った現在も高評価を保ったまま毎月販売実績を出しており、出版物が軌道に乗る
■スイス政府観光局の協賛を獲得。スイス取材旅行へ
■2015年、運営サイトが月間50万PV、年商1億円を突破し過去最高益を更新。毎日更新される読み物コンテンツとは違う、純粋な海外旅行情報サイトとしては日本有数の規模に成長
■2015年、1組限定のオーダーメイド海外個人旅行のプランニング&同行サービスを開始。2019年現在、9か月先まで依頼で埋まり、1年先の依頼まで入るほどの盛況。現状としてライバル不在
■2019年1月、ZOZO前社長 前澤さんの総額1億円お年玉で僕の想いが前澤さんの目に留まり100万円当選。その資金で2020年3月に海外未経験の若者を対象にした「海外旅行プレゼント企画」を実施予定(コロナのため延期)

大まかなところではこんな感じ。我ながら自由に突っ走ってきましたね。ちなみにこれ、全部一人でやっているのですが、さすがに忙しいです…。ですが、好きで楽しんでやっているのでストレスは全くありません。

仕事のスタンス

基本的に楽しいと思える仕事しかやらないと決めてます。何故なら好きなことを仕事にしているから。嫌々仕事をするのでは良いコンテンツは生み出せないし、割り切って仕事するくらいなら好きなことを仕事にしません。ということで、やりたくない仕事はしませんよと(笑)
その代わり妥協はしない。やりたいことを徹底的に追及して納得がいく仕事をしたいです。例え効率が悪くてもクオリティーを追求するために労力は惜しまない。

もう一つ言うと、スキルと情熱がある人と仕事をしたいです。プロ意識を持った方との仕事は僕にとっても良い刺激で、一層やる気が出ます。
そして、気が合わない方からの依頼はお受けしません。つまり、こちらとしてもお客さんを選びます。これはお互いのためだと思っています。自由人認定。

ちなみに、現状では仕事というより日常生活の一部という感覚があるので、仕事とプライベートは分けていません。分ける必要性を感じないというのが正直なところです。

「好きなこと」を追求しまくると仕事になるんです! よく趣味は仕事にするなと言う人いますけど、それは「好きな事」を妥協して仕事をしてしまうから「好きなことが思ったようにできない」とストレスが溜まって嫌になるわけです。

妥協せずとことんクオリティーを追及し続ければ、その道の専門家になれます! 要はやるかやらないかの違いでしかありません。

僕には最終的な目標というのがありません。次から次へとやりたいことが出てくるので全くゴールが見えないわけですが、とりあえず、旅を通じて多くの人が幸せになるお手伝いが出来れば僕は嬉しいです。

長くなりましたがここまで読んで頂き、そして僕に興味を持って頂きありがとうございました。引き続き、よろしくお願いします!

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