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三城俊一/歴史ライター
2021年8月15日 19:54
今日は76回目の終戦記念日です。「あの戦争」をめぐる言説は、年々危うさを増しているように思います。特に、日本軍の外国への加害や、味方に多くの犠牲を出した無能さに目を背けてはなりません。第二次世界大戦(太平洋戦争)についての教養を身に着けるためのお勧めの書籍を紹介します。1.加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(新潮文庫)近代日本が戦った日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・第二
2021年8月12日 17:03
写真=1933年、全権委任法(授権法)成立後のヒトラー。ヒトラーやナチ党については、次のようにイメージしている人が多いのではないかと思う。「ナチ党が選挙によって議会の多数を得たことにより、ヒトラー政権が成立した。ヒトラーはドイツ人の信任を得ていたのだ」「ヒトラー政権の初期には、優れた経済政策で世界恐慌の打撃から立ち直り、失業率も改善した。経済政策だけでみれば有能だ」果たして、この認