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#フィンランド留学記
フィンランド留学記#20 フィンランドの国民的スポーツといえば
日本において、野球やサッカーは「国民的スポーツ」だといえると思う。広く世間話として、地元の球団やサッカーチームの勝敗の話題が出るし、試合の様子がテレビで放送されることも多い。わたしはどちらのスポーツのファンでもないけれど、日本のプロ野球・Jリーグにどんなチームがあるかは大体知っているし、ルールも一応わかる。
フィンランドにおいて、その「国民的スポーツ」を担っているのがアイスホッケーだ。
アイス
フィンランド留学記#18 フィンランドの夜の遊び方 前編
フィンランドの夜は早い。
とくに冬は、あっという間に暗くなってしまうし、お店も夕方にはだいたい閉まってしまう。大学生が大好きな居酒屋もなければ、飲み放題もない。
さて、夜は何をしよう。
わたしのナイトライフは、この5パターンだった。
1 シティセンターのクラブに行く
2 シティセンターのバーに行く
3 クラブハウスでパーティ
4 宅飲み / ホームパーティ
5 寮でガールズナイト
ひとつひ
フィンランド留学記#13 冬の終わり、春のはじまり
永遠に続くように思われたフィンランドの冬も、終わり始めたらあっという間だった。冬が終わっていくさびしい気持ちは覚えているのに、春がどう始まったかあまり覚えてないなと思っていたら、留学中に書いたみずみずしい文章を見つけたので貼っておく。
雪融けのフィンランド。バスの定期を持っているけれど、自転車に乗りたくなる気分だ!
雪に隠れていた、石ころや、たばこの吸い殻や、犬のウンチやらが地表にあらわれて、
フィンランド留学記#12 寒い国の服は寒い国で買う
物価の高いフィンランドのオウルで、学生のわたしが服を買える店といえば、シティセンターにあるH&Mか、大通りの外れにあるセカンドハンドストアくらいだった。
「寒い国の服は、寒い国で買った方がいいよ!」
との友達の言葉を真に受けて、フィンランド留学にウルトラライトダウンしか持って行かなかったわたし。留学して間もない頃に、このセカンドハンドストアで冬山も耐えられそうなコートとムートンブーツを買った。
フィンランド留学記#11 サバイバルフィンランド語で生き残る
「フィンランド語はuselessだよ。世界で500万人しか話さない言語なんだから」と、フィンランド人の友人に言われたことがある。
「英語力をつけるために留学に来たのだから、英語に専念する」と言って、フィンランド語をまったく勉強しなかった日本人の友人もいる。
わたしはというと、留学中にフィンランド語の授業を数科目とっただけの、まさに「サバイバルフィンランド語」スピーカーだ。挨拶や、カフェで注文す
フィンランド留学記#10 アドベントカレンダーへの執念
フィンランドのクリスマスは早く始まる。11月頃からスーパーには joulukalenteri (ヨウルカレンタリ)が並び、街はクリスマスムードになる。joulukalenteriとは、英語圏ではアドベントカレンダーと呼ばれる、24個の小窓があるカレンダーのこと。12月1日からクリスマスまで、チョコレートの入った小窓を毎日1つずつ空けていくというもの。
2015年11月、優柔不断なわたしは、買い物
フィンランド留学記#8 オウルで外国人として生きたこと
フィンランドは決して外国人の多い国ではない。そして、ヘルシンキに比べて、地方都市オウルにいる外国人はさらに少ない。いわんや、日本人おや。10カ月間、オウルで生活する間、「わたしはいま、ここでは、外国人なんだ」と自覚させられる場面は多くあった。
外見がとにかく目立つフィンランド人の中にも、ダークカラーの髪を持つ人は少なくないけれど、人種的にブロンドヘアーで白い肌を持つ人が多い中、真っ黒な髪でのっぺ
フィンランド留学記#7 楽しい1カ月が過ぎてから、が留学の始まり
留学初期の1カ月間は、きっとアドレナリンが出つづけているのだと思う。新しい場所、新しい人々、何もかもが新しい環境で、ワクワクして、後から思えば大変なこともなぜか頑張れてしまう。心のリミッターがはずれているような感覚。
しかし、1カ月もたてば新しい環境に慣れてくる。家から学校への道も覚え、スーパーでの買い物の仕方も覚え、学校では顔見知りも増える。最低限のことができるようになった一方で、思うとおりに